頂き物に学ぶ

先日、仲良しの地主さん（８０代女性）宅を訪問した際に、「これ何だと思う？」と、クイズを出されました。


自分は、植物や木の種類に疎いのですが、結構常識を知らない事も多く、この地主さん、出したクイズに自分が答えられなかったり間違えたりすると嬉しくなるみたいです・・・






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クマ　「見たことないなぁインゲンとかピーマンの仲間でしょ？」

地主　「そうね、インゲンは近いけどピーマンは違うわよ」

クマ　「そういう系、なかなか覚えられなくて結構恥かくタイプなんですよ」

地主　「まぁ野菜とか植物の話よりも仕事の話を知ってればいいんだからしょうが無いよ」


答えは、琉球四角豆との事で、自分は初めて見ました。

この地主さん、所有していた賃貸物件で苦労した事で疲れてしまい、賃貸物件だけでなく結構な面積で数カ所に所有していた市街化区域内の畑も処分して大家さん業をやめています。


ご本人は「庭で小ぢんまりと家庭菜園してる」とか言ってますが、自宅の敷地が１８０坪もあるので、いろいろな種類の野菜が採れるのです。

地主　「これはわかるわよね？」

クマ　「わかりますよ、唐辛子でしょ」

地主　「だよねぇ　知らなかったらビックリだったんだけどね」






何か、自分が「知らなかった」と、言うような質問をしたいようなのですが、さすがに唐辛子くらいはわかりました。

ものすごく赤色がハッキリしていてしばらく眺めていましたよ。






地主　「これは知ってる？」

クマ　「何ですか・・・巨大な豆？」

地主　「バターナッツかぼちゃなのよ」

クマ　「へぇ〜　何だかいろいろ変わった種類が多いですね」






地主　「これは何だかわかる？」

クマ　「・・・　カボチャの仲間ですか？」

地主　「これね、宇宙イモって言うのよ」




クマ　「宇宙で採れたんですかって言わせたいかと思いますけど、そこまで疎く無いです」

地主　「土の中で育つんじゃ無くて、空中で育つイモなのよ」

クマ　「へ〜　それは珍しいですねぇ」


地主　「この棚に巻き付いてるんだけど、イモの部分が葉っぱの先にあるのよ」

クマ　「ホントだ、珍しいもの作ってますねぇ」








地主　「そうでしょ、珍しい方が人にあげる時に話が弾むでしょ」

クマ　「なるほどね、ご自分で食べるのが楽しみじゃ無くて人にあげるのが楽しいんですね」

地主　「そうなの、普通にあげても食べたら終わっちゃうから、少し変わってた方が心に残るでしょ」

クマ　「確かに何かしらの物語を聞いた方が心に残りますよね」

地主　「食べ物もそうだけど、心以外の物は消えて無くなっちゃうものだから、心に残ってくれれば嬉しいのよ」


と、言うことで上記の珍しい物の他に、里芋、ゴーヤ、ホタテの缶詰まで頂いてしまいました。

「心に残ってくれると嬉しい」とは、実に深い言葉だと感じましたので忘れないようにブログにも残しておきます。




いろいろ学ぶことが多い仕事です。


ではまた明日

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