先日、自主管理大家さんの貸家に住んでいる入居者さんが「相談したいことがある」とワープロ打ちした書面を持って来店されました。
築30年の建物に新築の頃から居住されていて、当社は当時客付けした事がご縁で更新契約を担当しています。
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入居者のご主人さん(70代)は凄く真面目そうな方で、「大家さんに連絡する前に意見を聞きたい」とのことで、申し出たい内容を書面にして持参された感じです。
クマ 「ご自宅の浄化槽の排水が流れないってことですか?」
入居者 「はい、先日浄化槽業者さんに汲み取ってもらったのですが、敷地のどこかで詰まっている個所があるので、近いうちにあふれて来ると言われたんです」
クマ 「それはいけませんね、浄化槽屋さんは修理の見積もりを出してくれました?」
入居者 「それがですね、重症すぎて対応出来ないって言われちゃったんですけど、驚くほどの大金が掛かるって言われまして・・・」
クマ 「たぶん大家さんに伝えると知り合いの水道屋さんか、うちの会社で見積もりを取って欲しいと言われると思いますけどね」
入居者 「その金額を私が負担すると言う事では納得できないので、大家さんにお支払いをお願いしたいと思ってます」
何か準備書面的にいろいろ書かれていましたが、「大家さんが負担するべき」と言う事を伝えて欲しかったようです。
クマ 「自主管理の大家さんなので、当社は特に何も言う筋合いじゃないんですけど、入居者さんが通常の使い方してて老朽化したり何らかの自然現象で壊れたって話なら理解されると思いますよ」
入居者 「そうですか、何百万円も掛かるとかになりそうですけど私は負担無しですよね?」
クマ 「え・・・ 何百万円も掛かるって言われたんですか? 」
入居者 「そのくらい掛かるんじゃないかと・・・」
クマ 「いずれにしても正確な金額を見積もらないと大家さんも答えようが無いと思いますよ」
入居者 「では、この手紙を大家さんへ郵送して大丈夫ですかね?」
と、言われてアドバイスを求められましたが、何か簡単な話を難しく書いてあり、たぶん大家さんが読んだら変な方向に行きそうな予感がしました。
大家さんメールでやり取りできる方なので、自分がその手紙をスキャンして概要をわかりやすくまとめて送信してあげました。
結論的に、当社で工事の見積もりを出して欲しいとの事になり昨日、大規模工事まで対応できる水道屋さんに確認に行ってもらいました。
「何百万円も掛かる訳ないでしょ?」
と、水道屋さんに牽制していたのですが、旗竿敷地の長い配管と今では設置禁止の単独槽だった状態と、市の道路部分の側溝が地中奥深くにあるとの事で難易度が高く、最終的に市役所の道路課を呼んで本下水側から確認したところ市の側に責任が無い詰まりだと判明しました。
業者 「浄化槽と配管内の水が地中でせき止められてますので、応急処置で汲み取りが必要です」
クマ 「わかりました、その後に詰まりを除去する感じですね」
業者 「いやいや、今回3時間も掛けて調査して市役所にも見てもらったところ地中奥深くで配管が潰れてると推定されましたので、敷地内だけでなく市の道路を掘削許可取って対応しないと直りません」
クマ 「じゃぁ穴掘って詰まってる部分を直すようにする見積もりをお願いします」
業者 「本下水の最終桝があるので、浄化槽やめて本下水に接続した方が絶対に良いですよ」
クマ 「金額が全然違うでしょ? 単純な修理と本下水化の見積もり頂いて大家さんに判断してもらいますよ」
業者 「ごめんなさい、年度末で道路掘れる業者さんとかすぐに見積もりくれませんので、しばらく答えられません」
クマ 「そうなんですか・・・ でも排水があふれそうなら早くOKもらって工事しないとダメですよね?」
業者 「はい、数日持たないかと思います、土日にあふれないことを祈ります」
クマ 「いやいや、何か概算の見積もりでも良いので教えて下さいよ、そうしないと大家さんも判断できませんから」
何か凄く切迫している状態で金額不明では困るので聞いてみました。
業者 「勘弁してください、今回のは安く言えませんよ・・・」
クマ 「後で安くなる分にはOKなので感覚で良いので教えて下さい」
真面目な業者さんで、なかなか金額を言ってくれなかったのですが、200万円で伝えておけば大丈夫だろうとの事になりました。
自分、他のことやってたので現地へ行ってませんが、道路をいじって通行止めにするとかアスファルトをやり直すとか大変みたいです。
結局、大家さんからは「わかった」との返事が来たのですが、作業を進めて途中で正式な見積もりを提出することになりました。
大幅に減額になると良いのですが、しばらくはドキドキが続きそうです。
さて本日は朝からバタバタしていてブログの投稿が遅れました。
やはり年度末は忙しいものですね・・・
ではまた明日
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入居者 「はい、先日浄化槽業者さんに汲み取ってもらったのですが、敷地のどこかで詰まっている個所があるので、近いうちにあふれて来ると言われたんです」
クマ 「それはいけませんね、浄化槽屋さんは修理の見積もりを出してくれました?」
入居者 「それがですね、重症すぎて対応出来ないって言われちゃったんですけど、驚くほどの大金が掛かるって言われまして・・・」
クマ 「たぶん大家さんに伝えると知り合いの水道屋さんか、うちの会社で見積もりを取って欲しいと言われると思いますけどね」
入居者 「その金額を私が負担すると言う事では納得できないので、大家さんにお支払いをお願いしたいと思ってます」
何か準備書面的にいろいろ書かれていましたが、「大家さんが負担するべき」と言う事を伝えて欲しかったようです。
クマ 「自主管理の大家さんなので、当社は特に何も言う筋合いじゃないんですけど、入居者さんが通常の使い方してて老朽化したり何らかの自然現象で壊れたって話なら理解されると思いますよ」
入居者 「そうですか、何百万円も掛かるとかになりそうですけど私は負担無しですよね?」
クマ 「え・・・ 何百万円も掛かるって言われたんですか? 」
入居者 「そのくらい掛かるんじゃないかと・・・」
クマ 「いずれにしても正確な金額を見積もらないと大家さんも答えようが無いと思いますよ」
入居者 「では、この手紙を大家さんへ郵送して大丈夫ですかね?」
と、言われてアドバイスを求められましたが、何か簡単な話を難しく書いてあり、たぶん大家さんが読んだら変な方向に行きそうな予感がしました。
大家さんメールでやり取りできる方なので、自分がその手紙をスキャンして概要をわかりやすくまとめて送信してあげました。
結論的に、当社で工事の見積もりを出して欲しいとの事になり昨日、大規模工事まで対応できる水道屋さんに確認に行ってもらいました。
「何百万円も掛かる訳ないでしょ?」
と、水道屋さんに牽制していたのですが、旗竿敷地の長い配管と今では設置禁止の単独槽だった状態と、市の道路部分の側溝が地中奥深くにあるとの事で難易度が高く、最終的に市役所の道路課を呼んで本下水側から確認したところ市の側に責任が無い詰まりだと判明しました。
業者 「浄化槽と配管内の水が地中でせき止められてますので、応急処置で汲み取りが必要です」
クマ 「わかりました、その後に詰まりを除去する感じですね」
業者 「いやいや、今回3時間も掛けて調査して市役所にも見てもらったところ地中奥深くで配管が潰れてると推定されましたので、敷地内だけでなく市の道路を掘削許可取って対応しないと直りません」
クマ 「じゃぁ穴掘って詰まってる部分を直すようにする見積もりをお願いします」
業者 「本下水の最終桝があるので、浄化槽やめて本下水に接続した方が絶対に良いですよ」
クマ 「金額が全然違うでしょ? 単純な修理と本下水化の見積もり頂いて大家さんに判断してもらいますよ」
業者 「ごめんなさい、年度末で道路掘れる業者さんとかすぐに見積もりくれませんので、しばらく答えられません」
クマ 「そうなんですか・・・ でも排水があふれそうなら早くOKもらって工事しないとダメですよね?」
業者 「はい、数日持たないかと思います、土日にあふれないことを祈ります」
クマ 「いやいや、何か概算の見積もりでも良いので教えて下さいよ、そうしないと大家さんも判断できませんから」
何か凄く切迫している状態で金額不明では困るので聞いてみました。
業者 「勘弁してください、今回のは安く言えませんよ・・・」
クマ 「後で安くなる分にはOKなので感覚で良いので教えて下さい」
真面目な業者さんで、なかなか金額を言ってくれなかったのですが、200万円で伝えておけば大丈夫だろうとの事になりました。
自分、他のことやってたので現地へ行ってませんが、道路をいじって通行止めにするとかアスファルトをやり直すとか大変みたいです。
結局、大家さんからは「わかった」との返事が来たのですが、作業を進めて途中で正式な見積もりを提出することになりました。
大幅に減額になると良いのですが、しばらくはドキドキが続きそうです。
さて本日は朝からバタバタしていてブログの投稿が遅れました。
やはり年度末は忙しいものですね・・・
ではまた明日