先月、管理物件で汚部屋を発見して対応に着手することになったとの記事を書いていました。
汚部屋を認めさせることも苦労するのですが、発見した以上は不衛生な状態になっている現状をゴミ撤去で改善する必要があります。
いろいろ調整があって5月の対応となりましたが、専門業者さんに払うゴミの撤去費用も無事に振り込まれたので本日午前中にゴミ撤去作業開始となります。
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自分的には過去にゴミを残置したまま行方不明になった思い出がありますので、最優先順位は入居者の費用でゴミを撤去することだと思っているので、丁寧に調整をしている訳ですが、本当に大切なのは撤去後にどうするのかなのです。
ゴミを撤去して一件落着では無く、更に賃貸を継続するか、退去頂くかの問題が出てきます。
こんな時に定期借家契約だったら期限が来たら終わりと出来るのですが、今回は普通賃貸借の契約なので、生活態度を直してもらうか相手の非を突つきまくる対応が必要となります。
基本的に汚部屋にしたことで貸主との信頼関係が無くなり賃貸借契約を解除と言うことは賃貸借契約書の条文があったとしても難易度が高く、「部屋の中で何しようと勝手だろ!」なんて反抗的な相手は別として「以後気をつけます」と言ってゴミの撤去に応じた入居者さんには本当に正しい分別を徹底してもらうことが無難な解決法となります。
が、現実問題として長年ゴミを溜めてしまう習性がある人が指導した程度で変わってくれるものなのか?
実に微妙なのですが、管理会社としては相手が更生の意思を示しているのであれば支援する姿勢を見せて様子見をします。
今回は、入居者側に以後ゴミの分別を徹底しますとの強力な念書を差し入れてもらい、約束が守れない場合は契約解除と誓ってもらうことから始まります。
そしてゴミ分別アプリをQRコードでスマホに入れてもらってから分別方法を説明。
ゴミの仕分けを簡単にするスタンドと各種ゴミ袋をプレゼント(撤去費用に込みですが)します。
ここまで指導を徹底しているにも関わらず改善されなければ信頼関係が破壊されたと契約解除する日が来ると言う駆け引き段階でもあるのです。
そして、ゴミが撤去された段階での床への損害を確認する訳ですが、生ゴミやトイレ系がダメダメな入居者さんの場合は床張り替えの請求書を送ることになると伝えます。
今回の入居者さん、生ゴミは無さそうなのですが、今まで見えないものが見えると言う記念すべき日になると言う事でもありますね・・・
と、言うことでそろそろ出陣の時間となりましたので、これからゴミ撤去の最前線へ行って来ます!
ではまた明日