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きのうは、朝一番で中古住宅の買付FAXが入っていました。


自分の場合、9割以上売主側の仲介業者になります。


土曜日に大手仲介会社さんが案内してくれて買主さんが気に入ってくれたそうです。


指値も無く、30日に契約が決定しました。


何か、朝から調子がいいなぁと思って、先日から手掛けている土地売買の交渉をしてみると、こちらも見事に話がまとまり30日に契約決定。


何とも調子の良い午前中でした。


お陰で30日が忙しくなりましたが、こう言う忙しさは嬉しいものです。


ここまではラッキーな1日になったと喜んでいましたが・・・



午後3時、1週間前に管理受託したアパートの旧所有者宅を訪問しました。


このアパートは競売で新オーナーが取得したのですが、「部屋の鍵」「賃貸借契約書」が手に入らなかったと新オーナーから言われていますので回収しようと思っていました。



ピンポ〜ン


クマ   「こんにちはAさん、鍵と契約書を引き取りに伺いました」


Aさん  「その前に会って欲しい人がいるんだけど、まぁ上がってください」


Aさん宅は江戸時代から続く旧家ですごく大きな家です。


奥の和室には政治家の亀井静香さんをスマートにさせたような60代と思われる男性(B氏)が座っていました。


そして、名刺を渡されました。


名刺の表面には大きな字で名前だけが書いてあります。


B氏  「以前からAさんの不動産の件で親しくしているBです。名刺の裏面に仕事内容が書いてあるんでみて下さい」


日本〇〇〜連合会 理事  〇〇〇〇再生事業協同組合 理事  株式会社 〇〇 代表


クマ   「そうですか、新しくアパートの管理をする事になったクマと申します」


B氏   「早速だが、お宅は管理受託をしてAさんに挨拶一つなく入居者に新家賃振込先の案内を出したね」


クマ  「そうですね、管理を受託したのでご案内したまでですが、何か問題ありますか?」


B氏  「問題あるか?  今までどんな思いでAさんと私がこのアパートを守ってきたか関係ないって事か?」


クマ  「何度も、Aさん宅訪問しましたがご不在だったんですよ」


B氏  「登記が新所有者に移った後に管理変更文書を配布した訳じゃないだろ」


クマ  「競売の場合、残代金納付書を確認すれば問題ないです、現在の登記情報も持ってきましたので確認して下さいよ」


B氏  「だから! 所有権移転前に管理変更通知を出したのかと聞いているんだ


クマ  「Bさん、何が言いたいんですか? 所有者の変更に異議があるなら裁判所に」


B氏  「そう言うやり方はおかしいだろといってるんだ!」


クマ  「何がおかしいんですか? その次に言いたい事を早く言って下さいよ!」



どうも自分は、恫喝されたり怒鳴られると即座に反撃する習性みたいです、かなり険悪な雰囲気になりました・・・



B氏  「手順の問題だけじゃなく、いろいろ問題のある土地を苦労して莫大な費用もかけて整理していた矢先に競売実行された訳なんだよ」


クマ  「そうですか、結論を話して下さいよ」



B氏  「せめて7月分までAさんに賃料を渡してあげてくれないかな」


クマ  「なんで渡すのか理由が無いですね」


B氏  「建築確認の書類、契約書、鍵、その他関連するものは全部渡しましょう」



クマ  「それって、お金払わないと渡さないって言ってるんですか?」



B氏  「違う! 渡さないなんて言ってないよ、クマさんで判断しないで新しい大家さんに提案して欲しいんだよ」


クマ  「なんか新しい大家さん何もメリット無いんじゃ難しいと思いますね」



B氏  「このアパートAさんの土地に囲まれてる訳だし将来的に売買する時の測量とか、まだ言えないけどいろんな問題がある訳だよ」



クマ  「なんか意地悪されるって事ですか?」


B氏  「そうじゃない、提案を受け入れてくれればこれから円満な関係で行けるって話だって事を大家さんに伝えてくれればいいから」



なんか、お前じゃ話にならないから新オーナーと交渉したいって感じが見え見えになってきました。
自分も負けじとAさんと話すようにしてみました。



クマ  「ところでAさん、入居者の敷金は新しい大家さんに渡して頂けますよね?」


Aさん  「敷金ですか・・・」


クマ  「敷金はAさんのお金では無く入居者のお金ですから使っちゃったとか無しですよ」


Bさん  「あなたねぇ 何が言いたいんだ?」


クマ  「新しいオーナーは競売で手に入れて前の所有者から敷金を引き継いでませんで済む法律だから原状回復で揉めて敷金返せとかなったらAさんのところに苦情が行くと思いますよ」


Aさん  「それはまずいです・・・ 7月分と相殺するってできないでしょうか?」


クマ  「敷金は各部屋2か月だから仮に新オーナーが7月分譲歩してもAさんから1カ月分支払ってもらいますけど」


Bさん  「もう今日は時間切れ、これから都内に行くから、この話また次回話しましょうよ」


クマ  「鍵と契約書頂ければ次回で結構ですよ」


Bさん  「それは、新しい大家さんの回答を聞いてからにしてよ」


クマ  「人の家の鍵を持ちっぱなしっておかしい話ですよね」


Aさん  「鍵はいつでも貸し出しますから、今日のところはお引き取り頂けますかね」



なぜか時間切れで終了しました。


想像していた管理会社の担当と違ってやりにくかったのでしょうか


突然時間切れにされたのが引っかかるところです・・・



その後、新オーナーさんに報告。

嫌な予感がするのでBさんからの要求の1カ月分を飲むとの事。

但し、敷金で相殺するからAさんから1カ月分振込んでもらうと言う話になりました。

今日の午前中、Aさんに連絡しますが、どうなるでしょうか?



さて、今日は先週のガラ撤去の本番と木曜日の契約書類の作成でバタバタな1日になりそうです。


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