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「5年も滞納してるから取り壊しても文句ないでしょ」


・・・


去年の9月に、借地上に建てられている築50年の長屋を「壊す」と、普段仲良くお付き合いしているアパートの大家さんから言われました。


「更地返還する期限が平成23年8月末なので早く壊したい」



「ずっと家賃払って無いんだから壊したって問題ないよ」



冗談で言ってるんだと思い笑いながら聞いていましたが本気でした



しかも物件の場所は埼玉の地元では無く神奈川県横須賀市の山の中・・・


14世帯ある長屋は、数年前に2件の滞納者宅を除き、12室が退去完了してました。


大家さんは70代後半なのですが、地主では無くサラリーマン大家で資産を拡大された方です。


20年前に横須賀に住んでいた事があり、当時築30年の借地上の長屋2棟を買って、問題なく運用していました。


ところが、7年くらい前に管理を任せていた地元不動産会社の社長が亡くなり、まじめな入居者だけが「家賃の振込」&「古いから更新できません」のお願いを聞いてくれて無事に退去まで完了したそうです。


で、問題なのが滞納者Aと滞納者B


物件が近所にあれば管理を受けて間に入れるのですが、さすがに横須賀の奥だと管理費もらった程度ではやってられません。


大家さんは本気で解体屋さんに頼んで住んでいるままで取り壊すつもりでしたので、ちゃんと手順を踏んで適法に追い出してから取り壊しするように説得しました。


まぁ、ホントに解体頼んだらどうなるか見てみたかった気もしますが、滞納者に訴えられたりしたら大家さん悔しすぎます。



結局、滞納者Aに関しては内容証明郵便を本人と保証人(実家)に送ったところ、実家のお姉さんから連絡があり、自分がいろいろ話したら「賃料5年分の支払い」+「明渡し」にみごと応じてくれました。



5年分の賃料と言っても家賃が2万円なので120万円ですが・・・



そして、問題だったのが滞納者B


内容証明を受け取らなかったので、もしかしたら退去しているのかもと思ったので、シーエフネッツの督促セミナーやってる伊藤君に部屋の使用確認をお願いしました。


「同じ横須賀に住んでるから会社の帰りに見てきます」と、言ってくれましたが有料でお願いしました。


ちょうど、伊藤君が見に行ったところ帰宅した滞納者Bと鉢合せ。


滞納者Bに、大家さんから室内の確認を頼まれた事を説明したところ「俺の事を追い出すなら出るとこ出てやる」と、かなり挑戦的な態度をされたそうです。



「出るとこ出てやる」 



5年以上の滞納者で開き直ってるタイプなので立ち退き料がもらえるとか勘違いしてるんだと思います。


本人訴訟で裁判をするにもオーナーさんは70代後半で、足腰が弱ってしまってるのと、面倒なのは嫌だと言う事で地元の弁護士さんに明渡訴訟をお願いしました


その後、半年かかって今日が強制執行の断行日です。




「出るとこ出てやる」と言っておきながら滞納者Bは1度も裁判所に出てきませんでした


もう、部屋から出て行っている事はわかっていますが、形的に完全な明け渡しをする必要があります。


弁護士さんに任せていますから立会いする必要は無いのですが・・・



解体屋さんと現地で見積もりをするので、これから出発して立ち会ってきます。


井戸があったり完全な汲み取り便所だったり興味深い築50年の貸家。


思い出の写真をたくさん撮ってきますね




実は、強制執行立会いの後は、全くの別件で浦和の弁護士さんと会ってきます。

任意売却案件で債務者(所有者)の引越が終わったので鍵を渡してくれるのですが、自分は債務者との接触禁止を債務者についてる弁護士さんから警告されていて、抵当権者側の弁護士事務所に鍵を渡すそうです。


そこまで嫌われる事をした覚えはありませんが・・・



更にその後は、夜8時の約束で別件の土地売買契約の打ち合わせでお客様宅訪問です。


ではまた

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