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付き合いのあるオーナーさん所有の築46年の古貸家。

他社から「買主がいるから」と言って買い付けを入れてきました。


他社と言ってもオーナーさんの義理の弟さんの友達で75歳のベテラン社長一人が経営している業者さんで古い付き合いなんだそうです。


オーナーさんは80才近い年齢なので古い付き合いを大事にしながら新しい付き合いである自分の事も気にかけてくれてます。



買い付けが入った事を報告してきた時も「悪かったねぇ」と言っていました。


が、この売却予定の貸家には80歳超えのおじいさん(
Aさん)が住んでいます。


借家人を退去させる買い付け条件だったのですが、おじいさんの入居を断る大家さんがほとんどで、引越し交渉が難航していました。


しかも、
Aさんは元不動産業者だそうでいろいろと立ち退きについての知識があるそうです。


で、たまたま時点空室率75%のアパートを同じオーナーさんが所有しているので、そのアパートに引越しを持ちかける依頼を受けてきました。



・過去20年間滞納が無かったので賃料は安くなるけど空けとくよりはいい

・引っ越してくれれば貸家が売れる



とのメリットと


・そろそろお迎えがきそうな雰囲気


なデメリットがあります。


まぁオーナーさんはじっくり考えて所有アパートへの引越しを依頼してきましたので交渉を請け負いました。



さっそく、借家人のおじいさん(Aさん)宅を訪問しました。


クマ  「大家さんから話を頂いてるクマです」


Aさん 「あぁ 電話があったよ・・・  まぁ上がりなさい」


クマ  「これからアパートをご案内しますので大丈夫ですか?」


Aさん  「いいけど 歩くのに時間がかかるんだよねぇ」


クマ  「いえいえ 車で行きますからご安心下さい」


Aさん  「そうじゃなくて 車まで歩くのに時間がかかるんだよ」


足が悪いそうで、家の中を移動するのがやっとの状態です。
家の目の前に車を止めましたが、着替えたり靴を履いたりするのが大変で玄関出て車に乗り込むまで5分以上かかりました。


クマ  「生活するのに困りますでしょ?」


Aさん  「ヘルパーさんが週に2回来てくれるんで大丈夫だよ」


クマ  「そうですか、じゃぁちょっと安心ですね」


Aさん  「施設に入れてくれるように申し込んであるから多分2年もしないで施設に移れると思うんだけどね」


なんとかサポートしながらアパートまでお連れしました。

いままで気になりませんでしたが段差がたくさんあります。

車椅子で移動するとしてもサポートが必要になったりします・・・


Aさん  「いろいろありがとう」


クマ  「いえいえ、 どうでしょうか今お住まいの貸家に比べたら新築みたいな感じでしょ?」


Aさん  「うん 、そうだね新築みたいな感じがするけど違うの?」


クマ  「中はきれいですけど昭和63年築なんですよ」


Aさん  「そうか、まだまだ新しいねぇ」


・・・


Aさん気に入ってくれたので早速本日契約締結します。


引越しの手配等も自分がすることになっているので手間が掛かりますが、
Aさんにしてみればすきま風が入る貸家より快適な暮らしができると思います。

今回の案件、登場人物の平均年齢が高いですが、皆さん人生の先輩です。

きっと何か学ぶことがあることでしょう。


ではまた

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