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きのう(水曜日)は久しぶりに96歳のAさん宅に訪問してきました。

Aさんは自分の地元で貸家、アパート、マンション、店舗、駐車場等の経営を長年に渡り安定して行なっている大家さんです。

8月で97歳になりますが、記憶力も体力も抜群で不動産の管理法人の社長業務も現役で行なっています。


自分の住んでいる場所もAさんが数十年前に区画整理を推進して開発された住宅地なので不動産業者以上にいろいろ詳しいのですが、自分が定休日にAさんと会う理由は不動産とは関係ありません。


自分、人の歴史をまとめる仕事に興味があっていろいろ試行錯誤して形を作りたいと考えています。


その第一号として経験と資料の豊富なAさんの歴史がまとめられれば、本格的に取り組む基礎になると確信してます。


と、この話書くと長くなりそうなので、過去記事をご参照下さい。


70年前の26歳

始めます!



写真 3で、前回からいろいろあって間が空きましたが、昨日もスキャナを使っての写真や手帳の取り込みを行いました。











写真 1途中、PCとテレビをケーブルで繋いで拡大して写真を映しだしたところ、「虫眼鏡がいらない」と大感激されて作業が中断しちゃったりしましたが、その都度昔の思い出を詳細に語る記憶力には驚きます。









image正味2時間ちょっとで121ファイルをスキャナで取り込みましたが、量的に多いのか少ないのか微妙です。

写真を4枚並べると4つのファイルに自動仕分けしてくれるのですが、写真の取り外せないノリ付けしてあるアルバムでは効率が落ちます。








まぁそう言う検証は追々していきますが、Aさんは写真だけでなく、いろんな物を取ってあります。




軍隊手帳_0002終戦時に、焼き捨てた人が多い軍隊手帳や、有名な恩賜のたばこの箱なんかもありました。

たばこ本体は吸っちゃたので無いです。







軍隊手帳_0004軍隊手帳の方は、40ページ以上あるのですが、前半は勅諭が書かれていて全て暗記していたそうです。

武士の時代から精神を受け継いでいると感じましたが、この時代の人達の精神力は半端じゃないですね。

後半は、どこに派遣されたとかの履歴が詳細に記載されていて、この期間の歴史は手帳があれば詳細にわかります。









昭和13・14年 入隊中_0002かなり傷んでいる写真も多いのですが、デジタル化すれば永久に残せます。

何より大切だと思ったのは「記録する」ことです。






Aさんに聞いてみました。


クマ  「昔ってカメラとか持ち歩くなんて珍しいと思うんですけど何でこんなに写真が残ってるんですかね?」


Aさん  「そうなんだよ、戦場でカメラを持ち歩いて現像するとか普通じゃできないけど写真班がいたんだよ」


クマ  「写真班が撮ってくれたんですか?」


Aさん  「それだけじゃなくて写真機好きな上官がいて、写真をたくさん撮ってくれて買ったんだよ」


クマ  「それにしてもまだ昭和15年までしか取り込んでませんけど、戦後の写真は膨大な枚数になりそうですね」


Aさん  「戦前のは全部貴重だけど戦後のはちゃんと残したいの選ぶよ」


クマ  「写真が撮ってあって良かったですね」


Aさん  「人生の記録だから珍しい場面を残そうと思ってたんだよ」



過去に戻って写真を撮る事は出来ませんので、頭の中にイメージを残すだけではなく普段から写真を撮ったり日記をつける習慣が大切だと思います。


今は携帯電話に高性能なデジカメが付いていて動画まで撮れるし、フィルムの現像もいらない時代ですから、残せる情報の量は昔の比じゃないです。


何気なくブログやFacebookに載せてる写真も数十年後に見れば昔の写真になる訳です。


放っておいてもこれから先の時代は様々なデータが大量に残る時代です。

そんな時代に、放おって置くと無くなってしまう記録を後世に残す事は、本人の自己満足だけに留まらない大きな意義があると確信しました。


そして70年前の記録をご本人から解説を聞きながらまとめているなんて事にもやり甲斐を強く感じます。


あと、70年分の記録がまとめ終わるまでにテクニックの向上とスピードアップを図りたいところです。





さて、昨日は夕方からイオンレイクタウンに遊びに行ってきました。

写真 5よく考えたら子供が小さいうちの記録を残すのは親の仕事でもありますね。

奥さんや上の兄貴達は写真を撮られるのを嫌がりますが、三男(小2)は嫌がるまで撮ってあげようと思います





ではまた


 
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