しばらく前より動いていた150坪の土地ですが、本日会社が買主となり契約してきます。

ガラが出てこようと隣地と境界で揉めようとこちらの負担で現況有姿で買い取るのですが、1点だけ「土壌汚染されていた場合は白紙解約」の条件を入れさせて頂きました。


売主さんは、「大丈夫だよ」と自信をもっていますが、ガラ程度であれば撤去代を見込んでいるので想定内でカバーできますが、土壌汚染に関しては撤去費用の問題よりレベルが高そうなので勘弁してもらいます。


で、あれば先に土壌汚染の調査やってから契約すれば良いのですが、150坪の敷地に約30坪の建物が建っていて、撤去しないと調査ができません。


と、言うことで「契約締結」→「建物解体」→「土壌汚染調査」→「決済」の流れで進めることになりました。


クマ  「建物解体費用は当社で持ちますけど、万が一土壌汚染が発見されたら白紙解約になっちゃうんですよ」


売主  「大丈夫だって、そんなのは出てきっこないって」


クマ  「ですよね・・・ で、もし建物解体した後に白紙解約したら解体費用ご負担頂く特約付けたいんですけど」


売主  「う〜ん 大丈夫だと思うけど、そんな事になったら踏んだり蹴ったりだよねぇ」


解体費用は100万円程度なのですが、契約が白紙になって他人様の建物をお金払って壊してあげるってのは、お人好しすぎます。


売主  「俺も売れないってわかって建物の撤去代払うってのは嫌だけど・・・」


クマ  「お互い嫌ですよね・・・」


売主  「しょうがない、その条件でいいから契約するよ」


と、売主さんが譲歩してくれて契約することになったのですが、こちらもいろいろ考えて変なやり方することにしました。



とりあえず「建物が建っていない部分の土壌汚染を調査して、問題無かったら建物を取り壊す」

約20%分の調査ができないのですが、建物解体は80%の調査が終わってから実行すればリスクが減ります。


写真 1 (5)と、言うことで昨日大急ぎで土壌汚染の調査会社に土を採取してもらいました。

超特急で検査しても結果が出るのが18日になるそうなので決済は19日にしました。







検査費用が、10万ちょっと掛かりますが、建物の解体費用でトラブルになるよりはマシです。


多分、大丈夫だと思うのですが、あまり一方的にやり過ぎると話が無くなっちゃうかも知れないし、今後も長くお付き合いさせてもらいたい大地主さんなので・・・


万が一の事ばかり考えるのは疲れますが、こう言う仕事なんですね。





さて、本日の午前中は昨日発生した雨漏りの貸家へ大工さんと一緒に行ってきます。


春になったと思ったら梅雨の季節の心配をする時期になっちゃうなんて1年が早すぎます。



そして夕方は、土地の契約でオーナーさんの勤務先へ訪問です。


相変わらず管理と売買のミックス業務が続きます。


ではまた