きのうはお世話になってるアパートの大家Aさん(80歳)宅に訪問してきました。

Aさんは病気で2年前に歩けなくなってしまったのですが、最近はご自宅の敷地内の草むしりができるくらいに回復されました。

Aさんの所有するアパートが満室になり、リフォーム代の集金で訪問したのですが、いつもアパートの話が10%程度で残りは昔話とご自分が亡くなられた後の心配話となります。



写真 (50)長いと2時間かかる事もあるのですが、昨日は自分が忙しかったので30分で切り上げさせてもらいました。

そんな中で出てきたのが車の話です。

田舎なので車が無いと生活できないので、病気になった後もしばらく運転していて医者に怒られて運転をやめたそうです。






Aさん  「車の運転をやめたのはちょうど今くらいの時期だったんだよ」


クマ  「もう2年くらい経ちますよね」


Aさん  「最近、体調が良くなったから運転できるような気がするんだよね」


クマ  「えっ でも買い物とかヘルパーさんがやってくれるんだから運転しないほうがいいですよ」


Aさん  「だよねぇ わかってるんだけど運転したいんだよね」



Aさんは、ドライブが大好きで普段は作業用の軽ワゴンに乗っていましたが、人を乗せる為にサニーを買って2台所有されていました。

でもサニーにはほとんど乗らず、10年くらい農機具小屋に入れっぱなしだったそうです。


運転しないことを決意して、軽ワゴンとサニーを売却したそうですが、サニーは10年間屋根付きの車庫に入れっぱなしで走行距離が3000kmだったそうです。


クマ  「え〜 3000kmなんて新車に近いじゃないですか」


Aさん  「小屋の中で保管してたからきれいなものだったよ」


クマ  「いい値段で買い取ってくれました?」


Aさん  「いや、それがねぇ古いからって10万円だって言われちゃってね」


クマ  「なんかガッカリですねぇ」


Aさん  「もうちょっと高く買ってよって言ったら14万円になったんだけどね」


Aさん、残念な話を思い出して悲しい顔つきになってきました。


クマ  「まぁ 運転なんかして人身事故でも起こしちゃったら大変ですから売って良かったんですよ」


Aさん  「そうだねぇ  車を引き取ってもらう前の日はガソリン満タンにして最後のドライブしてきたんだよ」


ツツジが満開な今の時期に思い出の場所を周ってきたそうです。


Aさん  「若い頃から運転していたんだから運転できなくなるってのは辛いものだよ」


クマ  「そうですか〜 あまり考えた事が無かったけど運転できなくなる日がくるんですね」


Aさん  「そうだよ、クマさんだってあと20年位したら最後の日がくるんだから」


確かに運転をやめる日って誰にでもくるのだと思います。

自分の事よりも他人様を巻き込んで事故を起こす事がある訳ですから高齢になったら免許の返上とかした方が良いのでしょうね。



それより「あと20年くらいしたら」ってAさん言いましたけど・・・

自分の事を何歳だと思われているのでしょうか?


ちょっとショックです


さて、本日は仕事が終わってから都内で飲み会に参加してきます。

連休が終わったばかりですが、明日は定休日で休みなので楽しんできますね