昨日の午前中は都内へ行って土地の売主Aさん(80歳 女性)の集金をしてきました。

先週、土地の確定測量をする費用を振り込んで頂く為に、わかりやすいお手紙を送って振込してくれるように頼んだのですが、郵便局の職員さんに怪しまれて振り込めなかったのです。

しかたなく会社から往復3時間かけて集金へ行ってきました。


写真 (54)Aさんはカードを持っていないので払い出し伝票を書いて通帳と印鑑でお金を引き出します。

今回は、窓口に自分が同行して金額の指示何かをしましたが、職員さんに怪しまれることはありませんでした。

年配の方が被害に遭う事件が多いので、多少厳しいくらいが良いのでしょうね・・・






用件はすぐに終わり、帰りの電車に乗ったら「不発弾処理」でかなり迂回させられました。


未だに70年も前の不発弾が出てくるなんて怖い話です・・・



会社に戻ってからは、3月末に決済した土地の売主さん宅を訪問してきました。


土地の件では無く、売主さんのご自宅を浄化槽から本下水直結に工事したついでに、和式トイレから洋式トイレにリフォームさせてもらった件です。


事前の電話では、「トイレが使えないので、再度改造工事をして欲しい」と、かなり深刻な内容でした。


ここ最近、高齢者のお客様が多く、読者の皆様も混乱してしまうと思いますが、この売主さんも70代後半で女性です。

ご主人様がかなり昔に亡くなって以来、ずっと独り暮らしで、お子様もいらっしゃいません。


AさんBさんCさんと使ってしまいましたのでDさんとします・・・


Dさん  「せっかく工事してもらったんだけど和式に戻して欲しいんです」


クマ  「え〜 何でですか?」


Dさん  「狭すぎて用をたしてペーパーで拭けないから脱衣所に行って拭いてる状況なんですよ」


写真-2-(8)1クマ  「壁まで近いですけど自分だって普通に使えますよ」

Dさん  「え? ちょっと座ってみて」








Dさん宅のトイレは便器から壁までが近いのですが、足を開けば問題ないです。


Dさん  「聞きにくいんだけど、どうやって拭いてるの?」


一瞬何でそんな事を言うのかわかりませんでしたが、わざわざ脱衣所に行って拭いているとか言うのでピンときました。


クマ  「こうやって、片足うかせば手を入れられるでしょ」


Dさん  「なるほど〜 でも私は前から拭きたいんだけど壁と近いから無理でしょ?」


クマ  「足を開けば前からでも手が入れられますよ」


かなり間抜けな感じで便座に座りながら洋式便器の使い方を実演・・・


Dさん  「そんな後ろに座ったら汚物が便器に入らないんじゃないかしら?」


クマ  「いや〜 Dさん座る場所が前すぎるから壁に膝が当たるんですよ」


聞けば、Dさん、和式便器での生活が長く、ホテルや病院などで数回洋式トイレを使った事があるそうですが、ご自宅よりも広いトイレだったので壁に当たらず拭けたそうです。


Dさん  「なるほどねぇ もっと後ろに座れば良いだけだったのね」


クマ  「都会のアパートなんてもっと狭いトイレもありますから」


トイレの工事が終わって1週間。

脱衣所に出てきて拭きとっているのが苦痛だったそうで、トイレに行く回数が減って体調が悪くなったと言ってましたのでDさんにとっては大問題だったのだと思います。


Dさん  「いまさらトイレの使い方なんて人に聞けなかったから助かりましたよ」


クマ  「使い方なんて自己流なので、もっと正しいのがあるかも知れませんけど・・・」


Dさん  「いえいえ、私はクマさんに教わった方法で残された人生を過ごします」



この仕事してきて色んなことに遭遇してますが、この案件はかなり思い出に残る出来事になりました



さて、本日は定休日です。


予定的には読書と、97歳Aさんの所に行って第2弾の写真まとめの進み具合を確認してくる予定です。

ではまた