きのうは埼玉の東から西へ結構な距離を車で移動しました。

自分、埼玉に住んで20年近く経ちますが、生まれ育った千葉県だと、運転免許を取った直後くらいにドライブしまくった時期があり土地勘があるのですが、埼玉は行ったことない地域がたくさんあります。

特に、普段使っている電車の沿線と違う場所は何となく地名を知っている程度ですので時間に余裕があれば観光気分になるものです。


で、きのうの移動の目的は先日売買契約を締結した75歳Bさんの建物相続登記を司法書士の先生への委任です。

事前に説明されたBさん関係者の戸籍謄本や印鑑証明等を届けに行きました。


Bさんが住んでいる建物は昭和30年代に建てられて、昭和の時代に亡くなったBさんのお父様名義になっています。

土地に対しては遺産分割協議に基いて相続登記を行なっていましたが、建物は相続登記をしていませんでした。


先月の終わりに売買契約が済み、7月末までに決済を行うにあたって、建物を取り壊す滅失登記に協力すればいいと考えていましたが、買主さんの都合で取り壊し時期が未定となったので、建物も所有権移転登記をしないといけなくなりました。


となると昭和の時代のままの登記では所有権移転ができないので今更ながら遺産分割協議書を作成して名義を変えることにしたのです。


ここからは登場人物が多くてすみません


お父様は昭和50年代に亡くなられていて当時の相続人はBさんとBさんの母親Aさん(99歳)、そしてBさんの弟(a)さんとBさんの弟(b)さん。

そして今から10年ちょっと前に弟(a)さんが亡くなり、奥様のCさん(60代)が弟(a)さんの土地持分を相続。

昨年弟(b)さんが亡くなられてしまい結構な複雑さとなってしまいました。


今回の建物に関しては、本来であればBさんのお父様の配偶者であるAさん(99歳)と子供のBさん、そして亡くなられたBさんの弟(a・b)さんが相続するのですが、取り決めが無ければ弟(a)さんは奥様のCさんに相続するのでは無くその下の代の弟(a)さんの息子さんと娘さんに相続となります。



こんな感じで相続登記しないで時間が経過すると複雑になってしまいますが、今回は新たに遺産分割協議書を作成して土地の持分と同じ内容で建物の相続登記を行うことにしました。


BlogPaintで、昭和の時代に土地の登記をした司法書士の先生が、事情を良く知っているとのBさんの勧めで携わった司法書士の先生へ当時の遺産分割協議書を送り、必要書類を教えてもらって届けたのでした。

この先生、昭和の時代に関わっていただけあって、見た感じBさんより年上のような感じがします

まぁ大ベテランなのだと思いますので心配はしていませんが・・・





以前、別の案件で契約して決済までの間に共有者が亡くなったことがあったのですが、その経験から書類も分割協議の内容も整っていれば2週間もあれば相続登記が終わると思っていました。


クマ  「これで言われた書類全部揃ったので今月中で終わりますかね?」


先生  「う〜ん 何があるかわからないので1ヶ月くらい見てちょうだいよ」


クマ  「前回の協議書も戸籍も印鑑証明も全部揃えたし問題になりそうな事がありますか?」


先生  「見落としがあったり間違えがあるかも知れないよ」


クマ  「法務局がですか?」


先生  「相続は大変だから何があるかわからないものだよ



何だか、手続きの問題ではなく見落としとか気にされてましたが・・・



先生  「ところで、今日はずいぶん遠いとこから来たんですね」


クマ  「はい、渋滞してたんで1時間半もかかりましたよ」


先生  「同じ埼玉でも東の方は昔1度行った事があるけど凄いとこだよね」


クマ  「どんな感じで凄いですか?」


先生  「電車が1時間に2本しか無いから決済に遅刻した事があったんだよ」


クマ  「え〜 今時は10分に1本は電車ありますよ」


先生  「そうなんだ、なんか田舎のイメージしか無いよ」



先生はいつの時代の事を言われているのでしょうか・・・


なんか今回登場人物の平均年齢が高すぎて、高齢化社会を感じますが廃業せずに現役でお仕事されているのですから大ベテランなのだと思って安心してお任せしたいと思います。




さて本日(15日)の関東地方は大雨になりそうだとの情報があります。

また雨漏りのシーズンになっちゃった感じですね。

被害が発生しないことを祈ります。


ではまた