「やっぱり納得できないの!」

5月に和式トイレを洋式トイレにリフォーム工事したAさん(80歳・女性)から相談の電話が来ました。

工事をした後に、洋式トイレの使い方に慣れていないのが問題だと思って、自己流の使い方を伝授してきたのですが、お盆でAさんのお姉様が遊びに来た時に「こんな狭いトイレなら和式の方が良かった」と言ってくださったそうで、我慢して使っていることに限界を感じたそうです。


cb9fed7b確かに狭いのですが、古いUR賃貸の団地や、都会のワンルーム並みの狭さですので使えない事はありません。

元々狭いスペースしか無いのでトイレ部分だけ増築でもしないと広げる事はできないのですが・・・




やっぱり80年和式に慣れた方が洋式に変更するだけでも違和感があるのかも知れませんが、トイレの部分だけでも増築しないと解決できないと思います。

やるんだったら最初からやりたかったのですが、そこまでは必要無いと言われていたので・・・

当初から関わっていた自分の上司Sが使い方を再度説明してみるとの事でAさん宅を二人で訪問しました。

写真 5 (3)狭いトイレに入っていろいろ説明したのですが、ちょうど西日が窓から当ってサウナ並みの暑さになっています

「狭いから暑くてホント嫌なの!」







暑さには怒りを増幅させる効果があります。


写真 3 (4)上司S  「私が座ってもちゃんと使えますよ」

Aさん  「じゃぁ私の使い方が悪いって事?」

上司S  「確かに狭いのは間違いないですけど」

Aさん  「ズボンとスカートの違いもあるのよ」







さすがに上司Sも自分もスカートの経験が無いので何も言えなくなりました。


クマ  「工事業者さんもギリギリの位置で設置してるからこれ以上は増築のレベルになっちゃいますよ」

Aさん  「そう・・・私先行き短いんだから我慢するしかないのね」


「先行き短い」
とか「どうせすぐ死んじゃうんだから」なんて言われると「そうですよね」何て絶対に言えなくなります

上司S  「いや、もう一度業者さん呼んで考えてもらいましょう」


と、言うことで火曜日に施工した業者さんと再度検討会を開くことにしました。

今回、狭いのを承知してもらったつもりになっていましたが、実際に狭いトイレを体験してもらって納得してもらってからやった方が良かった感じです。

年配の方の対応は勉強になりますね・・・


で、昨日はもう一件変なクレーム対応がありました。

こちらは子供のイタズラかと思うのですが、とても面倒くさいことしてくれましたよ・・・


2LDK 4世帯の木造アパートで、「ガスの元栓が何者かに閉められた」との連絡が入りガス会社さんに点検してもらったのですが、ガス器具の方は異常が無かったのですが、4世帯中3世帯の「止水栓が砂利で埋まっている」との事・・・

お子さんの多いアパートなので注意文書を配布する事にしました。

現地に到着して止水栓を見てみると

写真 2 (3)実にやる気が無くなる光景です

暑い中怒りが増大されます。

しかも砂利が詰められている止水栓は全部で3ヶ所










写真 3 (3)スコップで掻き出そうと思ったのですが、手で取った方が早いので、軍手して砂利を掘り出しました。

多分、子供にしてみると楽しい遊びだったのでしょうね・・・

砂利が細かいので時間が掛かりましたが、ホント迷惑です








写真 1 (3)水栓が出てくるまで40センチくらい掘りました。

これを3回ほど繰り返したので結構な時間が掛かってしまいましたよ








ホントいろんな事が経験できる仕事です



さて、本日は先日自社物件の土地を購入頂く事が決定した太陽光発電用地を探している社長さんが、2件目を探すとの事で物件確認の旅をしてきます。

まずは机上で検討して良さそうだったら現地へ行くのですが、ジャングル探検することになったら虫除けスプレーを絶対に忘れないようにします。


ではまた