写真 1昨日は埼玉県暴力追放センターが開催している「不当要求防止責任者講習」を受講してきました。

こちらの講習は、警察や弁護士会が絡んで作っている財団法人が主催されているのですが、各都道府県に必ずありますので、HPを参考にして頂ければと思います。







自分は3年前に初任者講習を受講したので、今回は更新講習でした。

ちょうど3年前は、右腕を骨折してギブスして参加したので何となく暴力団にやられた人みたいな雰囲気だったかと思います

県内の暴力団の勢力とか3年前よりも詳しく解説してくれたのですが、暴力団の世界でも大手の組織が勢力を伸ばしていることが良くわかりました。

「みなさんが住んでいる地域のおおよその勢力図は」とか解説してもらったのですが、自分のところは昔からあった組織が大手の傘下になって活躍中との事でした。

まぁ全国で7万人くらい反社会的勢力と言われる人達がいて、その内9割が暴力団関係者ってことですので仕事上だけでなく普通に生活していても気を抜けない感じです。

警察が強制力を持つ中止命令や、再発防止命令を出せる根拠に新たに宅建業の取引に関する条項も追加されました。

こちらのHPの赤く囲ってある項目が追加条項ですが、指定暴力団員」や一般人でも「指定暴力団の威力を利用して」不当要求すると暴力団対策法での処罰対象となります。


まぁ自分もいろいろ経験ありますが、本物の場合は「◯◯組」とか簡単には言いません。

逆に最初から組織の名前を出してきたら録音しながら話を聞いておきましょう。


写真 3講習では、ドラマとして作られたDVDを見たりするのですが、これがまた見事に暴力団がビジネスに入り込んでくる過程を再現してくれています。

正直、手口が巧妙になっていますし、ビジネス上の取引であれば、暴力団側も弁護士を立てて争ってくるので暴力団排除条項の徹底が必要です。







ラストの1時間くらいが弁護士会で民事介入暴力委員をされているお若い先生の講義でしたが、暴力団との交渉を現役でやられているだけあって生々しい話がたくさん聞けました。

特にヤミ金との対決話が面白かったのですが、電話でのやりとりだとヤミ金側が言いたい放題の暴言をぶつけて来るそうです。

長々と脅迫的な言動を言われた後に「今回は手を引いてやるが、あんたに伝えておく事が3つある」と言われたそうです。

1.埼玉県内を何事も無く歩けると思うな

2.ヤミ金をナメるな


やっぱり電話口で名前もバレない状態だと脅迫するなんて普通にやってるんだなと驚きました。

で、この先生3つ目に言われた言葉がショックでトラウマになったそうです。

どれだけ怖いことを言われたのかドキドキ状態で3つ目の言葉を聞きました。



3.あんた滑舌(かつぜつ)悪すぎ


思いっきり笑わせてもらいましたが、それ以来早口を直してわかりやすく話をするようになったそうです・・・


写真 4実に有意義で楽しい講義が無料で受けられて、教本やシール、手帳、修了証等もらえますのでオススメの講習会です!








会社(事業所)やお店で不当要求の窓口になりそうな方は各都道府県で実施しているので確認してみて下さい。



さて本日は、滞納者Bさん(70代女性)の明け渡し期限です。

昨晩いろいろ大家さんと話をして、誤解している部分もあったので最後まで対応することにしました。

無事に終わる見込みですが、年配者にいろいろ言うのは嫌なものですよ・・・

ではまた