1721e63a先日、支払督促から訴訟に移行した案件で顧問弁護士の事務所を大家さん(60代女性)と一緒に訪問してきました。

滞納額も3ヶ月分の請求だし、明渡しも完了しているので弁護士先生の出番では無いのですが、大家さんとしては今まで管理会社が督促とか追い出しその他全般を手がけていたのに裁判関係は自分でやることになっちゃったから苦痛なのだそうです。





先生のところへはアドバイスをもらいに行くことと、大家さんの不安を取り除く事が目的で訪問しました。

自分の方で経緯書をまとめてあったので、ちょっと改造して準備書面として事前に書記官に提出すればいい程度の話で終わったのですが、やっぱり大家さん的には、原告となって法廷にでると言うことが不安だと何度も言ってます。

多分、テレビで見るような裁判所の大きな法廷シーンが頭に浮かんでいるのでしょう・・・

参考までに聞いてみました。


クマ  「先生、参考までにお聞きしますけどこの件先生に任せるとおいくらかかります?」

先生  「着手金の最低額が10万円なんです」

大家  「え〜 それって訴訟費用として被告に請求できるんでしょうか?」

先生  「滞納金請求じゃ裁判所に納めた費用しか請求できないんですよ」

大家  「滞納金が取れたとしても大損しちゃいますね・・・」

先生  「ですねぇ 明渡しも済んでるしお金の請求だけですから頑張ってください」

クマ  「何も悪いことして無いし負ける事も無いですから良い経験になりますよ」

大家  「そうですよね・・・」




滞納されて得する事なんか無いですし、上手く回収できても本来入るべきお金が回収できただけなんです。

「良い経験になります」

なんとも理不尽な出来事ですが、「良い経験」と思って頂くことでプラス思考になれるような気がしますので、自分がよく使う言葉です


と、言うか自分自身、面倒な案件が舞い込んできたりトラブルが泥沼化してきた時に、この言葉で自己暗示をかけて乗り切ってきた言葉だったりします・・・



さて、本日は1日研修を受けに行ってきます。

今回は不動産コンサルティング技能資格の5年に1度の更新研修なのですが、何か名前が変わって「公認 不動産コンサルティングマスター」となったそうです。

自分、2回目の更新なのですが、前回5年前の更新時には「借地・借家」の講義を受けてきたので今回は「相続」を選択しました。

年配者と接する事が多いのでちょうどいいですね

そして同じ年に取得したマンション管理士の資格も来月更新研修となります。

不動産系の資格って更新研修が必要なので面倒ですが、頭のメンテナンスも必要ですので寝ないように頑張ります