きのう少し触れたペット部屋の原状回復の件ですが、退去者と大家さんで吊り合った金額で合意することができました。

安易にペット可にするとホント危険です。

写真 (2)うちの扱っている物件では最初からペット専用で設計して腰高までクッションフロアになっていたり大型の空気清浄機やペットスルー(出入口)が付いていたりします。







ところが一時期空室対策で流行った、普通の物件をペット飼育可にした物件は物理的に何の工夫もありません・・・

今回の案件は、猫を3匹飼育していて建具系はボロボロで、臭いが半端でありませんでした。

ペットを飼っても良いけど、ボロボロにしていいって訳じゃないです。

と、いう事で多額の原状回復費用を請求することになりますが、今回の物件は、他社の管理物件を自主管理の大家さんが買い取って、解約立会だけ当社にお任せされた案件でした。

幸い、客付した不動産屋さんの契約書には「退去時には自然損耗・経年変化に関わらず、借主の負担で壁紙を張り替えること」との条文が入っていました。

まぁ いろいろご意見があるかも知れませんが、こういう場合は「契約書の通りご請求させて頂きます」となります。

敷金を大幅に超過しますので、退去者さんからは抵抗がある訳ですが、大家さんとしても譲れない部分となります。

写真 2 (5)大家さんが一番納得できないと言っていたのが、玄関ドアの下部のサビによる穴・・・

「ネコがオシッコかけてなったに決まってる」




との事でドアの修復費用も請求して欲しいとの事でしたが・・・



写真 3 (5)入居者さんは、「こんなところにオシッコしません!」と言い張っています。
この件に関しては老朽化によってなったけど報告も無く放置していたとの事で、複合的な交渉材料となりました。

このレベルだと修理は無理で交換となります。

ハムスターならペットスルーになりますが・・・





どっちにしろ、早く原状回復して貸しに出す事が重要ですので、退去者が負担してもしなくても工事発注して頂きたいところです。

管理物件では、解約立会がメニューに含まれていますが、自主管理大家さんからの依頼は有料で承っています。

ですので、ご自分でできなそうな案件の対応が増えてしまう訳なのですが・・・

ちょっと考えてしまいます

さて、本日も繁忙期明けの事務処理系が溜まっているので進めていきたいと思います。

ではまた