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「アパートに車のナンバーが捨ててあります」

珍しい連絡ですが、車が捨ててあるよりマシなんだと思います。

BlogPaint現地へ行ってみたら乗用車のナンバーが同じ番号で2枚、階段の下に隠すように置かれていました。
盗まれた車のナンバーだったりニセのナンバーを取り付けて犯罪に使ったりとか何となく事件性があるような感じですので、交番に持って行きました。


 

クマ  「すみません、車のナンバーがアパートに捨てられていたんですけど」

警官  「落し物って事ですね?」

クマ  「階段の下に隠すように置いてあったので落としたって事は無いと思います」

警官  「盗難照会してみますけど事件性が無ければ落し物として扱いますね」


何か余計なものを持ってきてしまったような雰囲気です

お巡りさんが電話で照会したところ、盗難届けは出ておらず、該当者無しとの事で廃車された車のものだと判明しました。

事件性が無いので、落し物を拾った手続きをするように言われ連絡先を教えました。

警官  「もし、落とし主から報労金がもらえる場合は受け取りますか?」

クマ  「え? こんなの届けてお金なんてくれないでしょ・・・」

警官  「でしょうねぇ でも決まりなので聞きますけど報労金欲しいですか?」

クマ  「くれるならもらいますけど、こんなのゴミ置き場に捨てられなくて隠したんだと思いますよ」

警官  「そう言う話しじゃなくて、報労金の権利を放棄するかどうかなんですよね」

権利放棄拾得者は遺失者から物件価格の5%から20%の報労金をもらう権利があるそうです。

ナンバープレートの物件価格なんていくらにもならない事でしょうし、お巡りさんも忙しそうだったので空気を察しました。







クマ  「いらないです」

警官  「では、落とし主が現れなかったり、返還を放棄した場合の所有権に関してはどうしますか?」

BlogPaintクマ  「ナンバーもらって自分の車に付けるとかできないですよね・・・」

警官  「できません」

クマ  「所有権もいりませんよ」

警官  「では、報労金と所有権を放棄するってサインして下さい」


手続きが大変なんですね・・・

お巡りさんが楽しそうじゃない理由がわかりました

こちらはゴミを捨てる手間が省けた気分ですが、お巡りさんにしてみればゴミなんて持ってくるなよ的な気分だったのでしょう。

この仕組みはグレーな放置動産を処分する際の所有権ロンダリングとして有効なのかと思えてきましたが・・・

夜逃げ部屋の残置物は落し物では無いのでしょうから今度室外に放置されている物があったら試してみようかと思います。

ではまた明日


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