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先日「詳細は別の機会に」と書いた隣地とのトラブル案件ですが、忘れないうちに書いておきます。
この案件の発端は、管理しているアパートの脇に所在する、オーナーさんも所有地だと気が付かなかった2m×30mの地目畑の土地の件でした。
管轄している消防署から「火災予防の観点から問題があるので除草作業をするように」と言われて、「その土地は隣地所有者の敷地なので当方は関係ありません」と返答したところ、消防署より隣地所有者さんに連絡が行き、隣地所有者さんが怒って抗議してきたのでした。
所有しているのがアパートのオーナーだと判明して急いで除草作業をしました。
この物件、去年の秋に現在のオーナーが競売で取得して、他県に所在するにも関わらず当社に管理委託してくれた物件で、地元でもないので隣地の方とは全く接点がありません。
今後草が伸びて揉めないように、ブロック塀を境界に設置しようとの事になり、今回のお詫びを兼ねて菓子折り持って隣地所有者宅へ説明訪問したのでした。
隣地の所有者さんは、80歳くらいのお母様と50歳くらいの息子さん。
クマ 「この度は、草の件でご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
息子さん 「あの畑は全く使ってないんだけど、草取りだけは業者に頼んでやってもらってるから、消防署から言われてビックリしたんですよ」
クマ 「うちも大家さんもアパートのブロックが境界だとばかり思ってましてホント失礼しました」
お母様 「実はね、うちの畑って周りを他人の土地に囲まれてるから困ってるのよ」
クマ 「そうなんですか」
お母様 「これね、前の所有者との間で交わした誓約書なんだけど、お宅の土地を通行しても良いってなってるでしょ」
クマ 「? これって物件の所在も特定してないし今の所有者とは関係ないですよ」
何かすごく簡単な誓約書で、前の前の所有者が適当に書いた感じです。
息子さん 「あの畑、通行できないと入れもしないって事になっちゃうんです」
クマ 「それは残念な話ですけど、トラクター入れるとかだったら隣の畑のほうが、入れやすいでしょ」
お母様 「いや、だったらアパートの北側の道路まで通行できるように土地を買わせてもらうから」
何か、冗談だと思い笑いながら聞いていましたが、お母さん本気で言ってるようです。
クマ 「もうアパートが建ってますから有り得ない話ですよ」
お母様 「亡くなった主人はそう言う約束を前の地主さんとしてたんですから」
頼むから大家さんに伝えて欲しいと言ってましたが、お母さんの話は、アパートの入口前の土地を2m幅で売って欲しいとの事ですので・・・
クマ 「通路用に土地買ったとしたら畑やる予定なんですか?」
息子さん 「いえいえ、もうやる予定はありません」
クマ 「だったら買っても意味ないですよね?」
お母さん 「接道すれば家が建てられるって聞いたから畑が売れるでしょ?」
クマ 「そんな簡単じゃないですよ、調整区域の農地で許可下りないでしょ」
息子さん 「やっぱり、ダメですか・・・ じゃぁ大家さんにうちの畑を買い取ってくれるように言って下さいよ」
クマ 「申し訳ないけど、大家さん投資でアパート運営している方なので畑は買わないですね」
お母さん 「じゃぁ お金いらないからもらってよ」
息子さん 「固定資産税と除草費用だけ払う土地なんだから、それでもいいですよ」
クマ 「畑やってる隣接地の地主さんに売った方が良いんじゃないですか?」
お母さん 「西隣の○○さんに言ったら、いらないって言われたんですよ」
クマ 「北側と南側の地主さんは?」
お母さん 「会った事無いからわからないのよ」
クマ 「法務局で謄本あげれば所有者がわかるでしょ」
お母さん 「素人には良くわからないから、あなたやってもらえないかしら?」
クマ 「え〜 自分忙しいから無理です」
お母さん 「暇な時でいいから頼みますよ」
息子さん 「手数料ってどのくらいでしょうか?」
クマ 「売買だったら200万円以下だと5%ですけど、他に農地法の申請とか測量業者さんに払う実費がかかりますよ」
通常仲介手数料は3%+6万円なのですが、またしても200万円以下の手数料の話題が出てしまいました。
無料で譲渡しても良いとか言ってるのですが、こう言う場合の手数料ってコンサル料とかの名目で頂くしか無いのでしょうかね・・・
さて、本日水曜日は定休日です。
午前中に家のテレビの修理屋さんが来て、午後はインターネット回線乗り換えの続き工事がありますので家にいます。
夕方からは三男(小5)と遊びに行く約束をしていますが、多分バッティングセンターだと思います。
ではまた明日
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先日「詳細は別の機会に」と書いた隣地とのトラブル案件ですが、忘れないうちに書いておきます。
この案件の発端は、管理しているアパートの脇に所在する、オーナーさんも所有地だと気が付かなかった2m×30mの地目畑の土地の件でした。


この物件、去年の秋に現在のオーナーが競売で取得して、他県に所在するにも関わらず当社に管理委託してくれた物件で、地元でもないので隣地の方とは全く接点がありません。
今後草が伸びて揉めないように、ブロック塀を境界に設置しようとの事になり、今回のお詫びを兼ねて菓子折り持って隣地所有者宅へ説明訪問したのでした。
隣地の所有者さんは、80歳くらいのお母様と50歳くらいの息子さん。
クマ 「この度は、草の件でご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
息子さん 「あの畑は全く使ってないんだけど、草取りだけは業者に頼んでやってもらってるから、消防署から言われてビックリしたんですよ」
クマ 「うちも大家さんもアパートのブロックが境界だとばかり思ってましてホント失礼しました」
お母様 「実はね、うちの畑って周りを他人の土地に囲まれてるから困ってるのよ」
クマ 「そうなんですか」

クマ 「? これって物件の所在も特定してないし今の所有者とは関係ないですよ」
何かすごく簡単な誓約書で、前の前の所有者が適当に書いた感じです。
息子さん 「あの畑、通行できないと入れもしないって事になっちゃうんです」
クマ 「それは残念な話ですけど、トラクター入れるとかだったら隣の畑のほうが、入れやすいでしょ」
お母様 「いや、だったらアパートの北側の道路まで通行できるように土地を買わせてもらうから」

クマ 「もうアパートが建ってますから有り得ない話ですよ」
お母様 「亡くなった主人はそう言う約束を前の地主さんとしてたんですから」

クマ 「通路用に土地買ったとしたら畑やる予定なんですか?」
息子さん 「いえいえ、もうやる予定はありません」
クマ 「だったら買っても意味ないですよね?」
お母さん 「接道すれば家が建てられるって聞いたから畑が売れるでしょ?」
クマ 「そんな簡単じゃないですよ、調整区域の農地で許可下りないでしょ」
息子さん 「やっぱり、ダメですか・・・ じゃぁ大家さんにうちの畑を買い取ってくれるように言って下さいよ」
クマ 「申し訳ないけど、大家さん投資でアパート運営している方なので畑は買わないですね」
お母さん 「じゃぁ お金いらないからもらってよ」
息子さん 「固定資産税と除草費用だけ払う土地なんだから、それでもいいですよ」
クマ 「畑やってる隣接地の地主さんに売った方が良いんじゃないですか?」
お母さん 「西隣の○○さんに言ったら、いらないって言われたんですよ」
クマ 「北側と南側の地主さんは?」
お母さん 「会った事無いからわからないのよ」
クマ 「法務局で謄本あげれば所有者がわかるでしょ」
お母さん 「素人には良くわからないから、あなたやってもらえないかしら?」
クマ 「え〜 自分忙しいから無理です」
お母さん 「暇な時でいいから頼みますよ」
息子さん 「手数料ってどのくらいでしょうか?」
クマ 「売買だったら200万円以下だと5%ですけど、他に農地法の申請とか測量業者さんに払う実費がかかりますよ」
通常仲介手数料は3%+6万円なのですが、またしても200万円以下の手数料の話題が出てしまいました。
無料で譲渡しても良いとか言ってるのですが、こう言う場合の手数料ってコンサル料とかの名目で頂くしか無いのでしょうかね・・・
さて、本日水曜日は定休日です。
午前中に家のテレビの修理屋さんが来て、午後はインターネット回線乗り換えの続き工事がありますので家にいます。
夕方からは三男(小5)と遊びに行く約束をしていますが、多分バッティングセンターだと思います。
ではまた明日


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先日お世話になったお客様が「群馬の山奥にある土地を持っていても税金かかるから、隣のケアホームにあげたんだよ。」とおっしゃっていました。その方は埼玉に自宅があり、都内の一等地にマンションの部屋をお持ちの方で、なかなか群馬までは行けないとのことでした。でもこの一言の裏には、一つの物語があったのでしょうね。クマさんのブログを拝見して思いました(^。^)。
今日は夕方になって雨が上がりましたね。明日も忙しい定休日だと思いますが、ゆっくりしてください!