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「別荘地の件で変な書類が届いたので見に来て」

と、某地主さん(70代男性)から連絡がありました。

BlogPaintこの地主さん、他県に昭和40年代に購入した別荘地を持っていて、今まで1度しか現地へ行ったことが無く、かなりの傾斜地を買ってしまった事もあって放置状態でした。

バタバタなスケジュールの合間にご自宅を訪問してみると弁護士名の入った仰々しい感じの通知書が届いていました。






地主  「今月中に管理費を払うか、この承諾書に署名捺印して送り返せって言うんだよ」

クマ  「最近、いろんなタイプの詐欺がありますから怪しいですね」

地主  「でも、弁護士の名前が入ってるから詐欺じゃないでしょ?」

クマ  「そうやって、騙されちゃうんですよ

地主  「そっか・・・ 確かにこんなの偽物かもしれないね」

クマ  「何か枚数が多いですけど読んでみました?」

地主  「いや、面倒だからクマさんに読んでもらおうと思って電話したんだよ」


読ませてもらったところ、「管理費を滞納中だから払え」・「管理費を払わないなら建物を建築する際に坪あたり7万円の整備費用を払う事を認めろ」と、書いてあります。

枚数の多い資料は、何を根拠にこの請求ができるか説明する書類のようです。

クマ  「管理費を払うか、家を建築する際に350万円払うか返事しろって事ですね」

地主  「俺が土地を買った時には管理費なんて無かったんだし、後から一方的に払えってのは変でしょ?」

クマ  「普通は管理する契約を締結するものですけど、この書類で締結しようとしてるのかな?」

何とも、怪しい感じがしますが、恐らくは実際にこの別荘地(大規模分譲地)の管理権限を取得した会社が分譲地内のインフラ利用権利を盾にして管理費の支払いを迫っているのでしょう。

地主  「月末までに何とかしないとダメなのかな?」

クマ  「いや、一方的な話だし、ちゃんと確認しないとダメですよ」

地主  「でも法的措置とか書いてあるから怖いよ」

クマ  「大丈夫でしょ、今まで契約して無いんですから」

地主  「・・・ クマさんちょっと確認してみて」



と、いう事で相手方に確認する事になりましたが、恐らく詐欺では無く、別荘地の管理委託契約を締結していない区画所有者への管理拡大ビジネスの一環での通知かと思います。

地主さんは別荘地を全く利用していないし、今後も利用しないと思います。

管理費は年間4万円程度なのですが、払ってしまうと永久に支払う事になります。

土地に関しては評価が低くて固定資産税が発生しないので、「買わなかったもの」として諦めていたそうですが、正直言ってこの通知書を切っ掛けに管理費を払い出す所有者もいることでしょう。

実際に区画を使用して建物を建てて生活する人には必要なシステムなのかと思いますが、管理契約していないのに「長年に渡り管理費を滞納している状態です」と書かれてしまうと気分が悪いものです。

一応、電話して確認してみますが、世の中いろいろあるものですね。


今日も土地の売買契約やオーナーさんとの打ち合わせ等々予定が詰まっています。

ブログをゆっくり書けないのはストレスですが、仕事が一番ですね。

ではまた明日



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