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きのうの行方不明&積ゴミ80cmの入居者さんですが、その後連絡がありません。

このままいなくなってしまうと、大量のゴミを残置しての夜逃げとなりそうです。

以前にも同じような経験がありますが、秘密がバレて開き直るタイプと、本当に逃げてしまうタイプの人がいます。

普通の生活をしている人が、世間から逃げるって言うのは難しいもので、住民票に関連する保険や年金、運転免許等、全ての公的な事を捨てる覚悟が必要となります。

もし、自分が全てを捨てて逃げようと思ったら、運転免許から不動産の資格等、一切使えませんし、住民票の無い人には融資も行政のサポートも無いでしょうから、どうやって食べて行けば良いのか想像もつかない感じです。

ですので、今回行方不明になったのは一時的な事だと思います。

汚部屋の件は、ゴミの撤去屋さんに頼んでお金で解決できる話なのですが、恐らく入居者さんには、解決法が見えないのだと思います。

覚悟を決めた本当の失踪の場合、最悪はこの世からいなくなりますので、その前に「汚部屋のゴミはお金で解決できますよ」と伝えてあげるのが、自分の役割なのでしょう。

幸い、大きな会社にお勤めですので、お金が無い訳ではなさそうだし、保証人である親御さんとも下話ができているのが救いです。

実は、先日の室内確認後、会社の総務担当の方に、「見なかった事にしてくれませんか?」と、言われたのですが、「見ちゃった以上無理です」と、答えました。

総務の方も極度の汚部屋を見てショックだったのと、入居者さんが今まで秘密にしていた事を見てしまった罪悪感があったのかと思います。

見なかった事にできれば楽なのですがね・・・

本日は日曜日で、家に帰ってきているかも知れませんので、家庭訪問してみようと思います。

DSC_0316昨日の夜は、岸辺の旅と言う映画を観てきました。
3年間失踪した後に死んだ夫が、生きている妻に3年間何をしていたのか旅をしながら伝える変わった内容なので、レビーでの評価が割れていますが、自分は結構引き込まれました。




人生はドラマと言うか、誰でも生きていればいろいろある訳です。

失踪している間に考えていた事、やっていた事を幽霊となった夫が見せてくれるのですが、本当は生きているうちに伝えたかったのでしょう。

結局死んじゃった時に後悔する事が多いと成仏できなくてさまようのかと思います。

でも、普通の人は幽霊が伝えようとしている事など感じ取れませんので、この映画の様にはいかないでしょう。

生きているうちに伝えたいことは伝えるべきなのですね。

と、言う事で、今回の汚部屋入居者の行方が心配なのですが、生きているうちにするべきは「ゴミ片付けと原状回復」だと言う事を伝えたいと思います。

ではまた明日。


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