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きのうは、自主管理大家さんのアパートに入っている長期滞納者の解約立会がありました。

自主管理にもいろいろあって、今回の大家さんは無管理に近い自主管理の方なので、過去に多くの物語を提供してくれています。

地主さん系なので物件数も多く、多少滞納者がいても影響が無いのでしょうけど、管理を任せて頂ければ結構な件数の滞納者が炙り出され収入が増える事でしょう。

大家さん自身が管理法人を作り管理料を自分の会社に払い込んでいると言う理由で、なかなか管理させて頂けなかったのですが、2年前くらいから困り事解決型の管理取得を続けています。

その意味では無管理な物件に関わると管理が増える可能性が高いと言う事ですから自分的にはラッキーな話だと思えるようになってきましたよ。
 

で、昨日の滞納入居者さんですが、自主管理の大家さんが一度も督促をした事が無いので、解約立会に来た不動産会社も知らないだろうと思っている様子です。

もっとも当社も「退去する前に確認しておいて下さい」と大家さんに伝えて調査の結果滞納している事を把握したのが1週間前の話ですので・・・
 

事前に入居者にその事を伝えた場合、夜逃げされるかも知れないので立ち合いまで言わないでおく事にしました。

立会は、新人君と一緒に行いました。

物件に向かう車の中で新人君と作戦会議

クマ  「入居者に引っ越し先の住所書いてもらうまで滞納の件は話さないから」

新人君  「わかりました、普通に立会して最後に鍵返してもらったらバトンタッチしますね」

クマ  「一番最後に滞納の件を問い詰められたらビックリするだろうな」


ドッキリカメラ(古い?)的な場面がみられるかも知れないので、ちょっとトキメキながら現場に到着


IMG_0029一通り部屋のチェックが始まりました。

入居者Aさん(30代・男性)はタバコも吸わず、7年住んでいたにしては、きれいな感じでした。

解約立会リストに引っ越し先を書いた事を確認して自分とバトンタッチ。


 

クマ  「Aさん、ご転勤ですか?」

Aさん  「いえ、職場は変わりません、結婚したのでワンルームって訳にはいきませんので」

クマ  「そうでしたか〜 おめでとうございます」

Aさん  「ありがとうございます

クマ  「ところで  大家さんがAさんの家賃が5年ほど入って無いと言ってるんですけど」

Aさん  「え・・・       そんなはずは無いですよ(小さい声で)」

クマ  「そんなはず無いって事は、お支払頂いてると言う事ですか?」

Aさん  「はい、 振込で払っていました」

クマ  「振込先は大家さんの口座ですよね?」

Aさん  「はい、契約書に書いてある大家さんの口座です」

クマ  「大家さん、徹底的に調べたら入って無かったって言われてるんですけどね」

Aさん  「・・・」

クマ  「振込されているって事だと話が変わってきますねぇ」

Aさん  「もし振込んでなければ申し訳ない話です・・・」

クマ  「振込証とか通帳記帳で確認できますよね?」

Aさん  「確認してみます」

クマ  「こちらも大家さんに再度調べてもらいますけど、明日には記帳できるでしょうから連絡頂けますか?」

Aさん  「わかりました・・・ 」

クマ  「連絡頂けないと、ご自宅か勤務先に訪問させて頂きますので」

Aさん 「・・・はい もし払って無い場合は分割払いとかできますか?」

クマ  「回数によってご相談に応じます。あとは連絡頂けないと法的手続きになるので気を付けて下さいね」


と、 丁寧に決めつけて解約を終えましたが、もし本当に振込んでいるのであれば、もっと怒るのが普通の反応だと思います・・・


結果はすぐにわかる事でしょう。

この方の場合、勤務先がしっかりしているのと、結婚されて新居に引っ越したばかりですので簡単には逃げられないと思っています。


近いうちに話し合いになると思いますが、こう言う話は全国的にもレアケースなのでしょうね。


さて、本日12月14日は天赦日と一粒万倍日が重なる大変縁起の良い日です。

何かを始める方には最良の日となる事でしょう。


自分、悪い暦は気にしないタイプなのですが、良い暦は気にしても損は無いんじゃ無いかと考えてます。


ではまた明日
 

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