来週行われる決済の前に、売主さんに権利証を持ってきてもらい、確認させてもらいました。

自分、何度か権利証(登記識別情報)を無くした人の対応をしたので、けっこう敏感です。


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営業の新人君に対応を任せたところ、変な事に気がついてくれました。

新人君 「あれ? が一つ増えてますよ?」

クマ 「全部で6筆だよね、 隣接地と共同担保調べてるんだろ?」

新人君 「間違いなく調べてます・・・ この地番町名が違いますよ」

クマ 「ホントだ、でもこの物件、町名が入り組んでるエリアだから、隣接してるんじゃないかな?」


BlogPaint問題の土地は、最近相続で作られた登記識別情報と一緒にセットされていました。

久喜市◯◯町660番12と書いてあり面積は9.9平米ですが、その所在地が見つかりません。

現在の登記情報を見ると確かに売主さんの所有となっていますが、場所がわからないなんて・・・



売主さんに心当たりを聞いてみても全く知らないとのことです。

9.9平米とは言え、売り残しになったり隣接している場所なのに見落としてしまうと面倒な事になってしまいますので、必ず探し出さないと売主にも買主にも迷惑が掛かってしまいます。

この土地、登記情報はネットで取れたのですが、なぜか公図(地図)が出てきません。


クマ 「とりあえずこの地番に近い番号で公図を出して地形から探って見よう」

忙しい中、パズルのような作業をすること30分。

まったく手がかりが掴めないので、法務局で調べてもらう事にしました。

ちょっと長くなるので途中を省略します・・・


登記官 「この土地は存在していない土地ですね」

クマ 「え〜 登記簿には載ってるし所有権移転した権利証もありますよ」


一時間程かかって登記官が調べてくれた結果は以下の通りでした。

BlogPaint現在の公図だと売却物件の隣接地に△△町660番3の筆があります。

この筆、現在は県が所有者となっている公衆用道路で、明治時代に合筆されて353平米になっているのですが、なぜか公図上には現在も合筆前の小さな三角形の土地として表示されているのです。






2角度補正現在の公図この小さな三角形の土地660番3が売買する物件に隣接していて、ちょうど面積的にピッタリ・・・

登記官の話しによると、明治時代に作られた和紙の旧公図にヒントがあったそうです。







2和紙の公図和紙の旧公図には、漢数字で660番の後の数字が「三」と書いてありました。

これを昔の登記官が、現在の公図に直す過程で「一と二」に分けて考えて「12」と読んでしまったとの推定なのだそうです。






透明合体図法務局では、バサッと渡されたので、ピンと来ませんでしたが、会社に帰ってパソコンで旧公図と、現在の公図をスキャンして透明化して角度と大きさを昔からある道路と川に合わせてみたら見事に一致しました





で、こんな3坪しか無い土地なのに、評価額が付いていて、少なからず固定資産税が掛かっていたのは問題です。

クマ 「この土地って、合筆されて存在してないのに所有権があるってダメですよね?」

登記官 「ですね、仮に第三者に所有権を移転する事が出来ても存在していませんから」

新しい公図を作る過程で、間違いがある事が稀にあるそうですが、発見される度に修正しているとのことです。

クマ 「では、職権で消して頂けますか?」

登記官 「それがですねぇ、他に影響が出る土地があったりしますので申請をして頂いて、調査して問題が無いと判明したら消せる感じなんです」


何か、すごくレア物の土地だったのですが、実に迷惑な話です。

その後、決済に立ち会ってもらう司法書士さんにその事を説明しに行ったり、売主さんと買主さんに説明したりで、トータル3時間掛かりましたが、こんなのが、決済当日に発覚しなくて良かったのでしょう。


パズル好きな人にはたまりませんね。


さて、本日は重たい系の打ち合わせが3連発です。

その内の1件は、入居者さんからの交渉事らしいのですが、「話が長くなるから御社へ訪問します」と予告されている案件で、来社するまでどんな内容かわかりません。

まぁ 良い話では無いのでしょう・・・

ではまた明日



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