きのう(9日)は、神経使っている隣地境界関連の調整業務の日でした。
この件をまとめて塀を撤去しないと決済が出来ない状態なので朝から気が重かった感じです。
ここ最近では、かなり大きな取引案件なので、失敗するといろんな方面に迷惑が掛かってしまいます。
そんな感じなので数ヶ月前より根回しをしてきたのですが、いろいろあって気の抜けない状態になっています。
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前回、解体業者さん及び買主(建売業者)さんを連れて行った打ち合わせの際には、隣地地主さんより新たな条件が出てきた事によって、買主さん側の社内調整が複雑になり、非常にピンチな状態だったのですが、何とか乗り切り、後は隣地所有者さんに伝えた通りの日程で、工事を進めさせてもらうだけとなっていました。
午前10時30分に解体業者さんと一緒に隣地所有者さん宅に訪問して、「本日は雨なので予定を1日ずらして10日からの工事よろしくお願い致します」と、伝えるだけなのですが、隣地の地主さん(70代後半男性)は、曲がった事が嫌いで、礼儀を大切にする人なのです。
もしかすると、何か言われちゃう?
出発直前のドキドキ状態になっている所で携帯が鳴りました。
相手は、雨漏りの件で5年以上迷惑を掛けている戸建て入居者さん(40代後半男性)です。
何度も何度も修理を繰り返し、去年8月の台風で、怒りがMAX状態となった事で、大家さんの親戚である大工さんが、足場を組んで大規模に壁面のサイディング上張り工事をしたのです。
その際には、「これで雨漏りしたら知り合いの弁護士通じて損害賠償請求させてもらう」と、宣告されていました。
入居者 「もしもし、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」
クマ 「あっ はい、こちらこそよろしくお願いします」
入居者 「早速なんですけど、今すぐ来て下さい」
クマ 「もしかして雨漏りですか?」
入居者 「そうなんだよ、全く同じ場所から」
クマ 「え〜 台風でも無いのに・・・ 」
入居者 「昨晩は北側からの風が強かったみたいだけど、もう6年目だよ」
クマ 「秋に、足場組んで大規模に直してから雨も降ったし何でだろ・・・」
入居者 「それはこっちのセリフでしょ 今すぐ対応してくれないと昼には出かける事になるから」
クマ 「自分これから予定が入っていて、話が長い方の訪問予定なので大工さんと工事業者さんに連絡してみますけど、祝日なので動いてくれるかわかりません」
入居者 「忙しいならいいよ、大工も本当に直せる人自分で探して請求しようか」
クマ 「いえいえ、ご存知の通り、親戚の大工さんで無いと大家さんダメなんです」
入居者 「前にもこれで最後だって言った通り、我慢の限界越えたよ」
クマ 「すぐに、大工さんに連絡して、自分の方はなるべく早めに予定を切り上げて向かいますから」
入居者さん、かなりイライラしている様子が電話口で伝わってきました。
大工さんに事情を話したところ、工事した板金業者さんを連れて11時には訪問できるとの事でしたので、お任せする事にしたのですが、この大工さんには過去の経緯から入居者さんに厳しい言葉をブツケられるのが辛いので必ず自分にも同席して欲しいと言われている状態です。
そんなやり取りをしている間に、予定していた地主さん宅の訪問時間となり急いで移動して地主さん宅へ
クマ 「新年明けましておめでとうございます、早速で恐縮なんですが、本日はお天気も悪いので、作業開始を明日からに延期する事になりご報告と思い訪問させて頂きました」
地主 「そう、この天気じゃ大変だよね、わかりました」
クマ 「ありがとうございます、では明日以降ブロック塀を解体して、16日以降で新しい塀を買主さん側で建てさせて頂きますね」
地主 「それとね・・・」
ここで何か一言出てくるかと思い、時間が止まった感覚になりましたが、何と地主さん、敷地内に置いてあった解体時に移動しないといけない大量の建築資材をどかしておいてくれたそうです。
当初、解体屋さんの方で半日掛けて作業する予定であった工程が一つ省けました。
クマ 「え〜 そうだったんですか、ホント助かりますありがとうございました」
地主 「いえいえ、では明日からよろしくお願いしますよ」
何とも実に良い流れで地主さんとの挨拶終了。
ここですぐに、雨漏りしている貸家へ直行しました。
入居者 「前と全く同じ場所だよ」
クマ 「外壁からじゃ無かったってことですね」
入居者 「屋根だと思うよ」
クマ 「でも、2階は何とも無いのが変ですよね」
大工 「外壁は全面貼り替えてあるから2階の窓かなぁ・・・」
入居者 「大工さんさぁ こう言うのキッチリ直せる大工さん紹介してよ」
大工 「・・・ 」
入居者 「もう6年もやってるんだから雨の度に嫌な思いするなんて限界だよ」
クマ 「申し訳ないです。 雨漏りは可能性が高いところから対処してダメだったら別の個所だって感じなのでホント難しいです」
入居者 「もう6年前から聞いてるよ・・・」
板金屋 「昨晩は雨戸閉めてましたか?」
入居者 「いや、この部屋は閉めて無かったよ」
板金屋 「けっこう窓枠が濡れてるのが気になるなぁ」
クマ 「ホントだ、何か怪しいですね」
入居者 「昼には出かけるんだけど室内で作業するんだったらやっちゃって」
窓枠の隙間から建物内部に水が入るようには見えませんが、雨漏り個所の真上である事、強い北風と雨が降っていると窓枠に水が溜まる事、昔の窓枠はコーナーに隙間ができる可能性が有る事、そんな感じなのでコーキングで応急処置しておきました。
この件、後日再確認等行いますが、多分ですが自分がその場に行かなかったら大工さんと喧嘩になっていたような気がします。
引き続き継続となりましたが、引越先の物件を探すようにも言われましたので、どうなりますでしょうかね。
本日もいろいろ予定が入っていてバタバタしますが、何気に火曜日で明日が定休日なんですよね。
かなり疲れた一週間でしたので、明日は仕事休んで宿題やって初詣に行きたいと思っています。
ではまた明日
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もしかすると、何か言われちゃう?
出発直前のドキドキ状態になっている所で携帯が鳴りました。
相手は、雨漏りの件で5年以上迷惑を掛けている戸建て入居者さん(40代後半男性)です。

その際には、「これで雨漏りしたら知り合いの弁護士通じて損害賠償請求させてもらう」と、宣告されていました。
入居者 「もしもし、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」
クマ 「あっ はい、こちらこそよろしくお願いします」
入居者 「早速なんですけど、今すぐ来て下さい」
クマ 「もしかして雨漏りですか?」
入居者 「そうなんだよ、全く同じ場所から」
クマ 「え〜 台風でも無いのに・・・ 」
入居者 「昨晩は北側からの風が強かったみたいだけど、もう6年目だよ」
クマ 「秋に、足場組んで大規模に直してから雨も降ったし何でだろ・・・」
入居者 「それはこっちのセリフでしょ 今すぐ対応してくれないと昼には出かける事になるから」
クマ 「自分これから予定が入っていて、話が長い方の訪問予定なので大工さんと工事業者さんに連絡してみますけど、祝日なので動いてくれるかわかりません」
入居者 「忙しいならいいよ、大工も本当に直せる人自分で探して請求しようか」
クマ 「いえいえ、ご存知の通り、親戚の大工さんで無いと大家さんダメなんです」
入居者 「前にもこれで最後だって言った通り、我慢の限界越えたよ」
クマ 「すぐに、大工さんに連絡して、自分の方はなるべく早めに予定を切り上げて向かいますから」
入居者さん、かなりイライラしている様子が電話口で伝わってきました。
大工さんに事情を話したところ、工事した板金業者さんを連れて11時には訪問できるとの事でしたので、お任せする事にしたのですが、この大工さんには過去の経緯から入居者さんに厳しい言葉をブツケられるのが辛いので必ず自分にも同席して欲しいと言われている状態です。
そんなやり取りをしている間に、予定していた地主さん宅の訪問時間となり急いで移動して地主さん宅へ
クマ 「新年明けましておめでとうございます、早速で恐縮なんですが、本日はお天気も悪いので、作業開始を明日からに延期する事になりご報告と思い訪問させて頂きました」
地主 「そう、この天気じゃ大変だよね、わかりました」
クマ 「ありがとうございます、では明日以降ブロック塀を解体して、16日以降で新しい塀を買主さん側で建てさせて頂きますね」
地主 「それとね・・・」
ここで何か一言出てくるかと思い、時間が止まった感覚になりましたが、何と地主さん、敷地内に置いてあった解体時に移動しないといけない大量の建築資材をどかしておいてくれたそうです。
当初、解体屋さんの方で半日掛けて作業する予定であった工程が一つ省けました。
クマ 「え〜 そうだったんですか、ホント助かりますありがとうございました」
地主 「いえいえ、では明日からよろしくお願いしますよ」
何とも実に良い流れで地主さんとの挨拶終了。
ここですぐに、雨漏りしている貸家へ直行しました。

クマ 「外壁からじゃ無かったってことですね」
入居者 「屋根だと思うよ」
クマ 「でも、2階は何とも無いのが変ですよね」

入居者 「大工さんさぁ こう言うのキッチリ直せる大工さん紹介してよ」
大工 「・・・ 」
入居者 「もう6年もやってるんだから雨の度に嫌な思いするなんて限界だよ」
クマ 「申し訳ないです。 雨漏りは可能性が高いところから対処してダメだったら別の個所だって感じなのでホント難しいです」
入居者 「もう6年前から聞いてるよ・・・」

入居者 「いや、この部屋は閉めて無かったよ」
板金屋 「けっこう窓枠が濡れてるのが気になるなぁ」
クマ 「ホントだ、何か怪しいですね」

窓枠の隙間から建物内部に水が入るようには見えませんが、雨漏り個所の真上である事、強い北風と雨が降っていると窓枠に水が溜まる事、昔の窓枠はコーナーに隙間ができる可能性が有る事、そんな感じなのでコーキングで応急処置しておきました。
この件、後日再確認等行いますが、多分ですが自分がその場に行かなかったら大工さんと喧嘩になっていたような気がします。
引き続き継続となりましたが、引越先の物件を探すようにも言われましたので、どうなりますでしょうかね。
本日もいろいろ予定が入っていてバタバタしますが、何気に火曜日で明日が定休日なんですよね。
かなり疲れた一週間でしたので、明日は仕事休んで宿題やって初詣に行きたいと思っています。
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地主さんの挨拶は滞りなく終わって良かったですね。
…雨漏りの方は現場での緊張するやりとりが伝わってきます。雨漏り補修の大変さがわかっているので、この人が良い大工さんがキツイことを言われて気の毒ですが、入居者さんも我慢しているのですよね…。直した結果がすぐにわからないのも雨漏り補修の辛いところですが、今回こそ雨漏りが止まると良いですね!。
明日のお休みは宿題もあるとは思いますが、どうか気分転換してくださいね(⑉︎• •⑉︎)。