「お宅に作ってもらった査定書がホント良かったです」

と、お礼を言われた直後に衝撃の一言が・・・


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ここ最近、物件売却の査定を頼まれる事が多くなっています。

売主側から「いくら位で売れるかな?」と、サラッと聞かれればサラッと答えますが、実際に売りに出す場合には周辺の成約事例や売出事例だけでなく、契約する際に問題が発覚するような事が無いように土地の境界、建物の状況、埋設配管、その他重要事項説明書を完成させるレベルで役所で調査して売却査定書を作ります。

まぁ 世の中もっと詳細で立派な報告書を作る業者さんもいるので、自分の査定書作成などは大した苦労では無いのかも知れませんが、結構神経つかうものなのです。

今回の物件は、平成初期に大手ハウスメーカーで建築した立派な中古住宅です。

a1a7d413延床面積が45坪もありますので、相当な建築費だったと思いますが建物が傾斜しており、その旨を告知して売却するべきだと伝えました。
検討してもらった結果、隣地に売主さんの兄弟が住んでいる事もあり「ハンパな状態で売るのは買った方に対して申し訳ない」と、解体する結論で落ち着いたのです。


 

その後、解体屋さんに現地を見てもらい、おおよその見積もりが出たのですが、設計図書に書いていない地盤補強の状態により、解体価格が変動する感じでした。

将来的に傾斜しないようにと地盤工事をハウスメーカーがしたのですから、ホントは早い段階で指摘していたら良かったのでしょうけど徐々に傾くと住んでいる人は感じないものなのかも知れませんね。

売主 「あの後、ハウスメーカーにどんな地盤工事をしたのか確認したんですよ」

クマ 「設計図書に書いていなかった部分ですね」

売主 「そうしたら、担当さんがすぐに来てくれて、良いこと言ってくれたんです」

クマ 「アフターサービスとして傾斜を直してくれるとか言いましたか

売主 「いえ、壊して売るなら更地で買いますって言ってくれたんですよ」

クマ 「えっ ハウスメーカーさんがですか?」

売主 「メーカーさんじゃ無くて建てる人が決まってるので、その方が買ってくれる事になったんです」

クマ 「・・・   そうなんですか」

売主 「それで、先方が出して来た金額がクマさんに出してもらった査定書とほぼ同じ金額だったので、OKしたんです」

クマ 「・・・ 良かったですね」

売主 「で、気になったのがクマさんのところにお支払する手数料ってどうなるんですかね?」

クマ 「媒介契約締結する前なので、何も発生しませんので」

売主 「え? それでは申し訳ないので謄本代とか調査に掛かった実費を払いますよ」
 
クマ 「いやぁ・・・ また何かあったら呼んで頂ければ結構ですよ」

売主 「そうですか、何か時間使わせちゃって悪かったですね」

クマ 「いえいえ、成功報酬なのでこう言う事もあります」


今後の繋がりを考えて、引きつり笑顔で対応しておきましたよ。


査定無料と言うのが一般的だと思いますがホントに無料で終わると悲しいものですね。

ではまた明日


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