「自宅前の土地が売り出されてるから検討したいんだけど」

きのうは、隣の隣の市にある土地の購入相談がありました。


人気ブログランキング←追いつけなくなってきました・・・


土地を売る時に隣家とか奥の家の所有者に声を掛ける事があります。

特に、駐車場スペースが無いとか陽当りが悪いなんて場合には交渉に乗ってくれる事があるものです。

売ろうとする土地に力があれば、「売ってあげましょうか」になって、使い道が無いような土地だと「買ってもらえませんか」になる訳ですが、何れにしても誰もが欲しがるような立地でない場合は隣に声をかけてみるものです。

まぁ 今回は珍しく「買い側」からのご要望でした。

相談のお客さん(60代男性・昔からの知り合い)が言うには、「自分の実家を登記所で調べたら道路に面していない事になっていた」との事で、隣地を買って接道義務を果たしたいとの事・・・

クマ 「えっ? 区画整理された住宅地なのに接道されて無いんですか?」

ご主人 「区画整理が昭和42年に終わったんだけど、家が建ったのはもっと前なんだよね」

クマ 「区画整理で接道しなくなるなんて初めて聞きましたけど・・・」


ご主人 「敷地入口には2m幅で斜めに境界杭があるんだよ」

クマ 「それで接道してるって事じゃ無いんですか?」



現況図ご主人 「法務局で調べた公図だと市が所有する道路にうちの土地の角部分しか接点が無いから隣の家の敷地を通って道路に出る感じなんだよね」


クマ 「何か変ですね・・・ 自分が市役所行って確認してきますよ」

ご主人 「いや、さんざん調べたし、隣の土地が売出し中だって看板が付いたから値切って欲しいんだよ」


このご主人さんの所有地、昭和40年頃に建てた戸建てに80代のお母様が一人でお住まいです。

いずれは相続する事になるとの事ですが、その後住む予定も無いので売りやすくする為に隣地を買っておこうと言う話しでした。


BlogPaint現地に行ってみましたが、ご主人さんの言う通り、斜め2点の境界杭が敷地内有ったものの、土地の形は公図の通りなので、境界杭は区画整理以前に付けられた可能性が高いです。

と、すると公図の通りで接道無し?




・・・

行政が行った区画整理事業で既存所有者の接道を無くしてしまうなんて事をするのでしょうか?

クマ 「これ、何か理由があるのか間違いだと思うので調べて見ましょうよ」

ご主人 「隣を買えば良いんだから調べないでいいよ」



と、言うことで隣地を売り出した業者さんと折衝する予定となりました。

使い道が無い土地を売却しやすくする為に隣地を購入するってパターンなのですが、そう言う事もあるのですね。

と、言うことでこのあと隣地売主業者さんとの折衝してきます。


ではまた明日

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