無題3「お子さんがいるから甘いお菓子の方がいいよ」

と、いつも定番のサクサク煎餅では無く、柔らかくて食べやすい手土産を持って営業課N君と一緒に入居者さん宅を訪問してきました。




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←こうやって抜かれていくんですね・・・



入居者さん宅に菓子折りを持っていったのは、「お詫び」の気持ちからです。

さかのぼる事2ヶ月前。

ありがたい事に自分のブログを読んでくれていた大家さんから、「管理をお願いしたい」と、メールを頂き受託させて頂く事になりました。

戸建て物件を買い進めている大家さんなのですが、今まで管理を任せていた不動産会社(A社)が何となくルーズなので不安になっているとの事です。

話を聞かせてもらうと、入居者さん(30代ファミリー)が滞納を繰り返していて結構な未収が出来ているとの事でした。

基本的に管理会社は、督促業務だけ請け負うような事はしませんので、過去の部分に関してはご自分で解決するか弁護士先生に回収を依頼するよう伝えて、管理開始月以降の賃料にしか関わらない事を説明。

「それでも結構です」との事だったので4月1日から管理を開始しました。

まぁ 滞納グセがある入居者さんなので、最初が肝心です。

通常、管理会社が変わった場合は通知書でお知らせする形ですが、どんな入居者さんなのか会ってみようと思い、自宅訪問をしました。

大家さんから聞いていた事前情報では、入居4年、ご主人は無職かバイト、保証人無し・・・

何とも凄い感じですが、見た感じ物件自体が荒れている様子はありません。

不在だったので会えなかった時の為に用意したお手紙をポストに入れて連絡を待つ事にしました。


が、全く連絡がありません。


仕方なく再度訪問しましたが不在。

こう言う場合は携帯のショートメッセージ機能を利用すると良いと思い「先日お知らせしました新管理会社です、お話がしたいので電話下さい」と通知したところ電話が掛かってきました。

クマ 「管理会社が変わったと通知書をお届けしましたが読んで頂けました?」

ご主人 「はい、読みました、家賃の振込先が変わると言うことですが、大家さんに何かあったのですか?」

クマ 「いえ、以前のA社さんから当社が管理を引き継いだんで、ご挨拶させて頂こうと思って何度か訪問してたんですよ」

ご主人 「そうなんですか、仕事が忙しくて連絡が遅れてすみません」

クマ 「今、お仕事されているんですね?」

ご主人 「え? 前からしてますよ」

クマ 「何か、大家さんがお家賃の不足金があるって言ってましたので」

ご主人 「スミマセン、多分今月の分が入っていない感じだと思うんですよ」

クマ 「4月分だけですか?  大家さん調査されるって言ってましたけど4月分に関しては当社の口座にお願いしますね」


ご主人 「わかりました、よろしくお願いします」

何だか事前情報のイメージと違った丁寧さでした。

この段階で嘘つき滞納者の典型パターンである「まじめな人のふり」である可能性が高いと自分は思いました。

早速大家さんに「入居者さんは4月分だけ払っていない認識でした」と伝えたところ、そんなはずは無いとの事。

ただ、大家さんが引っかかっているのは、前管理会社であるA社です。

物件からかなり遠方にあり、業歴が長く社長さん一人で頑張っている感じの会社なのですが、ルーズだったり説明に不審な点があるとの事です。

入居者さんに再度電話してみました。

クマ 「申し訳ないですが、振込証か通帳のコピーをFAXして頂きたいんですけど」

ご主人 「ネットバンクなので通帳は無いんです・・・」

クマ 「ネットバンクでしたらパソコンの画面で取引履歴を印字できますよ」

ご主人 「自分、携帯しか無いので出来ないんです・・・」

クマ 「大家さんがA社から聞いた話だと滞納金がもっと有るって言ってましたよ」

ご主人 「え〜 確かに去年滞納がありましたけど年末にまとめて払ったので・・・」

クマ 「支払いを証明して頂ければハッキリしますよね? ネットバンクの会社に電話して履歴をもらって頂けますか?」

ご主人 「時間が掛かるかも知れませんよ」

クマ 「A社が違った事を言ってるなら取引履歴で確認できるじゃないですか」

ご主人 「そうですね・・・ 履歴が取れたら送ります」

クマ 「4月分の家賃支払いも忘れずにお願いしますね」

ご主人 「わかりました」

その後、入居者さんから今年に入ってからだけの入金履歴が送られてきました。

自分はこの段階で、滞納歴を撹乱する為の小細工かと思いました。

過去の部分に関しては、当社と関わりが無い事とは言え、気になってしまいます。

お手紙にて再度お願いしたところ、全期間の取引履歴が送られてきました。

取引履歴取得の為の費用は6000円強かかったそうです。

早速、大家さんに送付してデータを突き合わせて見ると


・・・


見事に前管理会社A社には賃料が支払われていて、A社から大家さんに送金されていない事が判明しました。

と、言うことは入居者さんの言う事が正しかったのです


で、冒頭の菓子折りと取引明細の取得費用を持参して入居者さん宅を訪問してきた訳です。

ご主人様は不在で奥様とお話できました。


クマ 「お手数を掛けてしまい申し訳ありませんでした、ご主人さんの仰った通りの入金が確認できました」

奥様 「良かったです、もしかしてA社が大家さんに送って無かった感じですか?」

クマ 「そうみたいなんです、ご心配かけてスミマセンでした」

奥様 「あの会社、そう言う事するような感じでしたから」

クマ 「そうなんですか、大家さん弁護士さんに頼んで追求するって言ってましたよ」


奥様 「管理会社変わって良かったですよ」

クマ 「恐縮です、これからもよろしくお願い致しますね」


自分、今回に関しては心の中でかなり入居者さんを疑っていました。

そうは思っていても、言動や態度に出さなかったのが救いです。

判明していない段階での決めつけは危険ですね・・・

勉強になりました。


さて、本日は地主さんに依頼された農地に関して調査に行ってきます。

多分、仕事的にはお金にならない感じですが経験値UPの教科書だと思って取り掛からせて頂きます。

ではまた明日


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