中途半端な状態はいつまで続くのか・・・

明渡訴訟が勝訴で終わって強制執行が出来る状態になってるとは言え、自分から出ていってもらわないと執行費用を一旦は貸主側で負担することになります。

「訴訟費用は被告の負担とする」と判決文に書いてあっても、お金が無い人が相手ってのが痛いところです・・・


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とは言え、そこら辺を見透かされてズルズルいかれちゃっても困るので、決めた日付以降に引越が完了していなければ強制執行の手続きを実行すると言うレッドラインを設けていました。

大家さんの我慢の限界であるレッドラインは、9月末日。

9月末日までに引越さなかったら執行官室に手続きしに行くと決めていましたが、9月30日・10月1日と土日だったので、昨日10月2日が実際のレッドラインでした。

そして、滞納者A氏(40代男性)が主張していた引越日も10月2日。

少なくとも2日の夜か翌日3日には終わらせて鍵を届けるとの話しだったのです。


午前中に自分が他の用事でバタバタしていてお昼近くに現地へ行ってきました。

特にトラックがいる事も無く、雰囲気的にはいつもと変わっていません。

入居当時の契約書に書かれていた居住人数が7人で、お子さん数名が独立している感じですが、恐らく大量の荷物があると推定されます。

94cd7396自分的には朝イチで作業を始めても昼ぐらいまでは掛かると思いトラックが物件に横付けされている事を想像していました。
こんなイメージ







騙されたかな・・・


滞納者が嘘つきなのは、何度も実体験しているので今さら驚きませんが、今回は連帯保証人のお義兄様もかなりプレッシャーを掛けているし、今更嘘ついた事がわかれば執行官がくると散々警告している状態なのです。


ちょっと中を覗いてみようと思い、建物に近づいたところA氏が出てきました。

クマ 「トラックがいないけど引越は午後から?」

A氏 「いえ、朝からトラックが来て大きな荷物を新居へ運び出しました」

クマ 「全部運んだんじゃないの?」

A氏 「運びきれなかった荷物があるので、ワゴン車で往復するところですよ」

確かに、家の敷地には室内から運び出してある荷物が置いてあり、ワゴン車にも大量の荷物が積まれていました。

もっとも、お金が無いんだから引越業者に頼んだと言っても楽々お任せパックなど頼める訳が無く、最低限の頼み方をしたのでしょう。

この段階で、だらしがない入居者が良く言うのは「少しくらい置いてってもいい?」との言葉です。

こちらとしては、多少のゴミの話しより鍵を受け取って明け渡し完了にした方が一区切り着くとも考えたのですが、まだまだ物がありそうだし、今さら1日2日明け渡しが早まっても嬉しくないです。


A氏 「粗大ごみとか、燃やせないゴミの日に合わせないと捨てられないんですよ」

クマ 「今日終わらないってこと?」

A氏 「少なくとも建物内の荷物は全部敷地内へ移動しますので」

クマ 「建物内は当然だけど、敷地に荷物があっても家賃の日割り止めませんから」

A氏 「・・・ 何とかしますよ」

クマ 「この状態じゃ明け渡しにならないけど、いつ終わりそう?」

A氏 「少なくとも今週中には終わらせて、鍵を届けますから」



ワンルームの部屋で同じような事があると多少のゴミがあっても、「一切の動産を放棄して本日建物を明け渡しました」と、言った書面に一筆もらう事で、ゴミ残置に目をつぶり明け渡し優先で鍵を受け取りますが、A氏に対しては最後までやってもらう事にしましたよ。

と、言うことで既に一線を超えている状態ではありますが、今週末に鍵を受け取れるのでしょうか・・・



さて、本日は朝から物件の仕入れ候補の現地確認をしてきます。

夕方からは、先日のアロマキャンドルに天ぷら油を掛けた件の現場確認で鑑定屋さん同行です。


ではまた明日
 


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