滋賀県のアパートで3歳の子供を暴行して死亡させた父親が逮捕された事をネットのニュースで知りました。

アパート住民の話として「子供が亡くなる1ヶ月前くらいからたびたび叩きつけるような音が聞こえていた」との話が書いてあり、別の報道では「行政機関は通報が無かったと回答している」との事でした。
(参考リンク) 毎日新聞  NHK  ヤフー



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残念で悲しい事件ですが、暴行や育児放棄等の事件は無くならず、賃貸管理の現場では他人事ではありません。

自分自身も2年前に重たい案件を抱えた事がありました。

当時の記事を見直すと、現在進行系で書けない的なボカシが入っていましたが、この案件すべて終わったので追記的に書かせて頂きます。

当時の記事
(概要)
某RCの管理物件入居者Aさんより「隣室のBさん宅で子供が虐待されている」と言う相談を受けました。

最初は「午後11時頃、隣室Bさんのご主人さんが帰宅した後に幼稚園児の子供が大泣きして、たまに怒鳴り声も聞こえる事が何度かあった」と言うのが相談内容でした。

自分的には、そう言う事なら躊躇せずに児童相談所の窓口へ通報するべきだと思い、Aさんにお願いしたところ、「隣室同士でトラブルになるのは嫌だ」との事で自分が代わりに通報しました。


無題3当時は、どこに電話するのかわからなかったのでネットで調べたのですが、今では児童虐待に関する連絡先が全国共通の「189」に統一されています。

自分自身、騒音トラブルの対処を多く手掛けており、過剰反応の場合があるので苦情元の話を疑いなく受けることはありませんが、子供への虐待が絡んでいるかも知れないと聞いては、裏を取るとか音を聞きに行くなんて手順を取る前に通報するべきだと思いました。


児童相談所に通報した後どうなったか?


担当者に状況を聞くと「誰にも教えられないんです」と言われて何を対応したのか聞いても答えてくれませんでしたが、自分の独自の聞き出しで市役所・警察と連携して動いている事がわかりました。

どうやら、通報があったら必ず動く仕組みがあるようです。


その後、苦情元のAさんから頻繁に相談があり自宅訪問したり会社に来てもらったりしましたが、「隣室Bさんの奥さんに恨まれた」的な話となりメンタル的な病気になったそうです。

引越を余儀なくされたとの事で、交渉されたのですが引越代の負担に関しては拒否しました。

未だに、本当に虐待があったのかは不明ですが、Bさん(ご主人)からの確認電話があった際に聞いたところ「虐待など絶対にしていないが、一度泣き出すと止まらなくなる子供なんです」と言われたので、その通りだったのかも知れません。

Aさんが引越した後しばらくしてBさんが転勤となり、2室とも全く何事もなく入れ替わりました。

今思うと、通報した事に関しては正しい行動だったと思いますが、結果的には、「泣き声がうるさい」系の騒音トラブルと「虐待かも知れない」と言う犯罪を疑うべき状態のミックスでした。

騒音から事件になることもありますが、まずは小さな子どもを助ける事が優先ですので、もしそう言う場面に遭遇して入居者さんから「通報に抵抗がある」とか言われた場合は管理会社として児童相談所に通報するようにしましょう。

悲惨な事件が発生した後で後悔するよりは即行動するべきです。


こう言う事件が無くならないのがホント残念です。

亡くなった子供のご冥福をお祈りします。




ではまた明日



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