「ちょっと前の話しなんだけど覚えてるかな?」

と、管理課K1さん(女性)が自分に質問してきました。


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内容的には自主管理している大家さんよりアパートの解約立会を頼まれて当初の契約時のやり取りが不明確との事です。

K1 「これさ、クマさんが契約してるんだけど覚えてる?」

クマ 「なんだっけ? ◯◯さん・・・  文鳥飼ってる人だね」

K1 「この部屋、法人契約から個人に切り替えた時に敷金の覚書をクマさんが作ったでしょ?」

クマ 「えっ 何だか全然覚えてないなぁ・・・  メールで記録が残って無かったの?」


K1 「平成14年の話しだからまだGメールやってない時代でしょ」


うちの場合、平成21年からGメールで情報共有するようになり、各種データもビジネス版のDropboxで共有しています。

と、言う事でそれ以前の情報に関しては賃貸管理ソフトに頼っていたか、契約書類と一緒に紙で保存していた感じです。


クマ 「15年も前の話しか・・・  覚書になんて書いてあるの?」 

K1 「当初法人が預けた敷金を全額返金して◯◯さん(新借主)が敷金を入れ直して、その直後に法人でハウスクリーニングと畳の表替えとクロス張替え30平米分を精算するって」

クマ 「法人契約を完全に終わらせて借主は変わったけど、当初からの入居者が借主になったって事でしょ」

K1 「だよね、でも入居しっぱなしだからクリーニングもクロスの張り替えもやって無いでしょ?」

クマ 「そうだねぇ・・・ なんだか忘れちゃったよ」

K1 「で、大家さんに確認したら覚えて無いって言うんで、敷金の返金関係で混乱してるのよ」


この案件、確かに自分が法人(大手上場会社)との間で覚書を締結していました。

BlogPaint記憶を遡ると、法人契約を完全に終わらせたいとの事で、入居者が居住したままで解約精算をする合意書だと思います。

問題は、その精算とは別に現借主(最初からの入居者)が敷金を個人契約変更時に預け入れていることです。





当初借主であった、法人からの敷金を引き継ぐって事なら分かり易いのですが、恐らく完全に終わらせて欲しいと法人からリクエストされていたのでしょう。

クマ 「法人からのクリーニング費用とかリフォーム代は将来の退去時に使うって個人契約の賃貸借契約書に書いてあるじゃん」

K1 「そうなのよ、問題はその法人からのお金を大家さんが預かってるか聞いたら、先代がやってたからわからないって」 

クマ 「自主管理なんだから、大家さんに渡してると思うけど、うちで預かってるなら払わないとね」

K1 「でしょ、だから覚えて無いか聞いてるのよ」



遠い記憶を辿ると「どうせ返すお金ならお宅で預かってて」と言いそうな大家さんでしたので、当社の経理上の記録を遡るしかありません。

15年前の通帳をひっくり返して確かに送金したとの証拠を探し出せるものなのでしょうか



経理担当に調べるようにお願いしたところ・・・

「預り金で預かってます」

通帳を調べるまでもなく当社で預かっていると判明しました。

管理課側では、覚書とか契約書の特約とかメモ書き的な記録とかを重視していましたが、良くよく考えてみたら一番お金の動きを記録しているのは経理だったという事です。


大家さんに請求する前に判明して助かりました


さて、本日は午前中に事務処理した後は、年末の挨拶でオーナー訪問をしてくる予定です。

自分の場合、1件あたりの滞在時間が長いので今くらいから回り始める感じです。

ではまた明日


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