IMG_4578去年の秋に苦労していた孤独死案件ですが、先週やっとリフォームが完了しました。

「安否確認」「ご遺族の室内確認」「原状回復交渉」「近隣からの苦情対応」の通常課題の解決に加えてオーナーさんに提案した壁・床・天井だけでなく浴室・キッチンの全交換や間取り変更を伴う「バリューアップリフォーム」を行う事に対して決断して頂けるまで時間が掛かりました。



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そこら辺、まだまだ生々しい時期なので別の機会にまとめさせて頂きますが、

「全部交換してあります」と、フルリフォームしたとの一言を次の借主さんに伝えられるか否かが告知をして貸す場合に大変重要な言葉となる訳です。

なので、結論を先に書かせて頂くと、人が亡くなると言うことは防げない話なので、ご遺体が大変な状態になる前に発見する「早期発見」が大切なのです。

そこら辺、実際のところ高齢で一人暮らしの方に関しては民生委員が巡回してくれたりヘルパーさんが掃除に来たりするので、まだましだと思います。

今回の様に定年退職してから無職となり、近所付き合いが無く退職金がたっぷり入った口座から家賃が引き落とされて滞納もしない状態と言うのが一番危ないと感じています。

「新聞でも取っていれば配達の人が気が付いてくれた」

と、今になると思いますが、「あなた孤独死すると困るから新聞取りなよ」とか言いにくいとは思いますが、その後の事を考えてみればオーナー側で新聞代を払ってあげる事も選択肢だったのでしょう。

早期発見できないと室内がハンパでない状態になるので、通常のリフォームよりも多い金額のフルリフォームが必要となり多額の費用が掛かる訳です。

もう一つ大切なのが、「保険の活用」です。

「孤独死 保険」 等のキーワードでネット検索して頂くとたくさん出てきますが、当社でも代理店として扱っている保険もあり、一部のオーナーさんや自社物件に活用しています。

入居者側で加入する家財保険の中身に借家人賠償保険がありますが、新しいタイプの保険では孤独死の場合の保険金額が増加する傾向もみられています。

保険金で結構助かる訳ですが、事が起きてから気が付いても遅い訳で、今回の場合入居者さん側の保険が古いタイプのもので気休め程度の保険しか下りませんでした。

結局は、フルリフォームする時期だったと思って大胆に部屋を改造して新たな入居者さんを募集するしか無いのです。

実際問題、今回のリフォームで5万円の賃料が7万円にUPする自社判定で、告知しても6万円で行けるだろうと考えて募集を始めました。

告知案件はネットに出さず、店頭で借りてくれそうなお客さんだけに声を掛けるようにしていますが、元々立地が良い物件で、今回のリフォームでかなり中身が良くなったので早めに決まる気がしてます。

どうなりますでしょうかね?


さて、本日はこのあと車で1時間離れた物件を管理契約できるか現地確認してきます。

管理エリア拡大にチャレンジするのが今年の目標なので遠隔管理・客付けテクニックを磨きたいところです。



ではまた明日


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