家捜し(やさがし)→家の中を残さず捜すこと
家探し(いえさがし)→住む家を探すこと

似たような感じですが全然違いますね・・・


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昨日は、買付けが入り売買契約間近の一戸建所有者さん(70代ご夫婦)宅へ営業課のN店長と訪問してきました。

一戸建は長い間、貸家としていたのですが、長く住んでいた入居者が滞納を繰り返し、最後は訴訟して強制執行直前で退去してもらいました。

そこらへん、多くの物語があったのですが、賃貸で貸す事が嫌になり、戸建に戻る気分にもならないとの事で売却を決意された感じです。

訴訟をやっていた際にご主人さんが耳が遠いいとわかり、電話では話が通じないので奥さんも一緒に権利証と譲渡所得税の絡みで物件を購入した際の売買契約書を探しに行ったのです。



IMG_5172N店長 「権利証を契約の前に確認したいんですよ」

ご主人 「権利証ですか・・・ どっかにあったかと」

奥様 「それらしいのあるから見て下さい」


と、言われて押し入れから大量の書類を出してくれました。




が、建物の権利証はあるのですが、土地の権利証がありません。

奥様 「まったく、こんな大事な書類をどこやったかわからないの!」

一生懸命になって探しているご主人さんに奥様が怒り出しました。

自分も店長も過去にいろいろなパターンで権利証が無い対応をしましたので、珍しくも無いのですが一般の方にしてみると取引が出来なくなるような怖さがあったのでしょう。

N店長 「まぁまぁ 権利証が無くなったとか珍しく無いですから」

クマ 「あっ これは司法書士さんの出した保証書だ」


建物に抵当権を付けた際の書類の中に土地について司法書士さんが権利証を紛失した所有者を証明するために作った保証書がありました。

クマ 「これ、30年前に家建てた時に土地の権利証がないから司法書士さんに頼んで保証書出してもらった証拠ですよ」

奥様 「よかった、それがあれば権利証の代わりになるんですね」

クマ 「いや、その時の証明なので今度の決済時に司法書士さんにお金払って同じようなことしてもらうんです」

奥様 「そうなんですか、任せるしか無いですけどお金がかかるんですね・・・」

N店長 「一番、お金がかかるのは譲渡所得税なんですけど、土地を高い値段で買ってると金額によっては税金がかからないですので土地を買った当時の売買契約書はありますかね?」


これまた、探してみましたが出てきません・・・

クマ 「登記情報だと誰から買ったのか書いて無いですけど昭和45年の売買って安かったですよね」

ご主人 「売買ですか? 親からもらった記憶でしたけど・・・」

奥様 「もう、ホント困る・・・ なんでそんな大事な事を覚えて無いのよ!」

N店長 「まぁまぁ 多分50年前の売買金額なんて安いでしょうし親御さんからもらったのを売買で処理したとなると100万円もしないでしょうから契約書が無い場合の申請方法で対応して頂ければと思います」


せっかく、それなりの金額で売れた訳ですが、権利証の所有者保証とか税金が掛かる話を聞いてショックだったのでしょう。

かなり暗い雰囲気になりました。

ここで、「しかたがないですよ」の雰囲気を醸し出すのが得意なN店長がその場を収めました。


どうにでもできない話の場合、最後は「しかたがない」と思う気持ちが大切なのですね・・・


さて、本日は仕事を終えてから都内へ移動して相続支援コンサルで知り合った仲間と飲んできます。

ではまた明日


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