「いまどこ?」

もし、目印の全く無い場所で居場所を聞かれた場合、どうやって答えるでしょうか?

普通の状態なら何かしら目印となるお店や大きな交差点の近くと答えるか、スマホのマップで現在地を確認して答える感じでしょう。

これが、気が動転している時だと的確に答えられないものなのです・・・


人気ブログランキング
←こちらをクリック頂けると票が入る仕組みです。現在の順位は?


昨日の午前中、うちのN店長より電話が入りました。

店長 「やっちゃったよ、農道でタイヤが落ちて脱出できないんだ」

クマ 「え? 田んぼに落ちたの?」

店長 「いや、田んぼじゃないんだけど、ぬかるみにハマって全く動けなくなった」

クマ 「保険会社のレッカー車呼ぶよ、場所を教えて」

店長 「え・・・ あれだよ、〇〇倉庫行く時にUターンする十字路の更に奥にある農道の入口」



そんな伝え方でわかるのは、〇〇倉庫に何度か一緒に行った自分だけです。

その場所は周辺に民家が無いエリアで、目標物となる目印が何も無いので自分が現地に行ってスマホのGPSで座標を取るとかで保険会社に連絡した方が良いと思い出動しました。


IMG_2325約15分で現場到着。

クマ 「何でこんな場所にハマったんだ?」

店長 「車が多くてUターン出来なかったからここでUターンしたんだ」

クマ 「これ、押してどうにかなるレベルじゃないね」





IMG_2318現地は、砂利道なのですが、路肩が前日の雨でぬかるみになっていてアクアちゃんは右前輪が泥の中でした。

クマ 「レッカー呼ぶからスマホで現在地調べてよ」

店長 「それがさ、〇〇市〇〇周辺としか出ないんだよ」

建物の無いエリアは住居表示すら無いのでこんな感じになるのでしょう。



そう言えば、8年ほど前にもN店長の案件で栃木県の那須へ現地調査行って住所がわからず結局は電力会社の配電線の電柱番号から現地を探し当てた事がありましたが、今回の場所はそこまでは酷く無いので、保険会社のレッカーサービスに頼る事にしました。

クマ 「すみません、車がぬかるみで動けなくなっちゃってレッカーお願いしたいです」

受付 「では、現在地をお知らせ下さい」

クマ 「〇〇市〇〇周辺としかスマホで出ないので、位置情報の座標をメールしましようか?」

受付 「いえ、現地へは提携業者が向かうので、業者が近くに行ったら電話するので目立つ場所から誘導して頂ければ結構です」



何か、電話した途端に「あなたの位置情報を把握しました」的な事を言われるかもと期待したのですが、意外とアナログな感じです。

1時間以内に到着との事でN店長と待っていたところ、乗用車に乗った男性の車が止まり話しかけてきました。

男性 「これからレッカー作業するのかな?」

クマ 「はい、もうすぐ到着する予定で待ってるんです」

男性 「私は送電線の巡回している者なんだけど、この場所は気を付けてもらわないと危険なんだよ」


IMG_2296と、言われて上空を見上げると送電線がありました。

クマ 「あんな高いところまでは届きませんよ」

男性 「あの一番下の線から7mまで作業禁止なので」


話を聞くと275,000ボルトの高電圧の送電線なので近寄っただけで危険なのだそうです。
ちゃんと巡回している人がいるとは驚きましたよ。



街中の配電線(よく見る電柱の線)と違って鳥も近寄らないそうなのです。

鳥が電線に止まっても感電しない理由とか聞きたくなりましたがやめときました



その後、レッカー車の運転手さんから電話が入りました。

クマ 「スミマセン、目印が無いのでGPSの座標をメールで送りましょうか?」

レッカー 「え? そんな事しなくても大通りまで出て誘導してもらえればいいですから」

と、言う事でN店長と2人で大通りまで出てレッカーさんを無事に誘導。

IMG_2323クマ 「こんな感じですけど大丈夫でしょうか?」

レッカー 「大丈夫だけど車道が細いのが心配ですね」

クマ 「この道、10分に1回程度車が通ります」

レッカー 「ギリギリまで車寄せて作業しますけど・・・」





このレッカー車は結構横幅があるので、狭い道幅に車が来ると運転テクニックの無い人は実に迷惑そうな感じですれ違います。

その都度頭を下げるのが自分の役割でした・・・

IMG_2321自分が探してもアクアのバンパー下に牽引用フックが見当たらなかったのですが、レッカーがどうやって引き出すのか興味がありました。

最近の車はフックを付ける位置はあるけど付いて無い状態みたいです。








IMG_2286左右前輪のホイルキャップを外して三角形のトライアングルみたいな牽引棒にフックを取り付けて引っ張り出す手法でした。

これで助かった。








IMG_2327と、思ったのですが、引き上げた後もタイヤが回らず、今度はボディーの下にあるフックに位置替えしてレッカー車に引っ張ってもらう事で完全に脱出できました。







作業時間自体は40分程度でしたが、プロの仕事を見せて頂いて大変勉強になりましたよ。


さて、本日の埼玉は雨も降っていて寒い1日になりそうですが、頑張りましょう!



ではまた明日


br_banner_tsubame←不動産系ブログの最新更新情報です。
次のブログへはツバメ君をクリック!
 


Google AdSense