昨日は会社の営業チームのメンバーが宅建試験で休みだったので、賃貸営業担当をしていました。

試験の方は誰からも報告が来ないので聞いていませんが、手ごたえがあれば報告に来ることでしょう・・・


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賃貸営業として案内をして来たのは、学生さんの親御さん。

数日前に息子さんが一人で来店して「ここにする」と言って仮押さえした物件をお父様とお母様が最終確認する段階でした。

車で物件までお連れして室内をじっくりと確認されていたのですが、リフォームしてキレイになっているとは言え昭和築の物件なので細かいところには微妙な部分があるものです。

ご自分で家を建てられた際の感覚とか新築のイメージを持たれていると築古物件は指摘したくなることが多くあるのは当然です。

特に建具系のスキマや、床の凹み、その他木造特有の質感の無さ等々が気になったようですが、大家さんの頑張りを認めて頂きたい系の話をしてご理解頂きました


そんな中で、譲れなかったリクエストが浴槽へお湯を入れる際にカラン(水が出る蛇口的な部分)の長さが足りていないのではと言う疑問です。


IMG_3230お父様 「これって、浴槽にお湯入れる仕組みはどうなってます?」

クマ 「追炊き出来ないタイプなので穴からお湯が出てくる仕組みじゃ無くてこのカランから落とし込みするんですよ」

奥様 「これはどう見ても長さが足りなくてお湯が入らないでしょ」






この物件、空室なので水道局に水を止められていましたが、確かに見たところギリギリと言うか微妙に長さが足りなくてお湯が浴槽の外にこぼれる感じがします。

水を出せばわかると思ったのですが、水道局に閉栓されていました。

クマ 「水栓自体を交換してあるので、その時にカランの長さが短いの付けちゃったのかと思いますけど今までの入居者さん何も言ってないから大丈夫かと思いますよ」

お父様 「まぁ 使うのは息子なので細かいこと言わないですけど、お湯が外に漏れちゃうなら可愛そうですよ」

奥様 「もし、そんな状態だったらカランだけでも交換してくれますか?」

クマ 「わかりました、この状態でも使えるんだから使って欲しいとか言う大家さんじゃ無ければ交換してもらいますよ」


奥様 「それって、ダメなこともあるってことですか? そこら辺、ちゃんと約束して頂けないと困ります・・・」

このカラン、真上からみるとギリギリ浴槽の中にお湯が落ちると思えるのですが、横から見ると浴槽内に直線でお湯が落ちなくて浴槽から一部こぼれるようにも見えます。

何とも微妙なカランの長さですが、最近取り換えたものでは無く、少なくとも直前の入居者さんには苦情を言われていない状態なので大丈夫かと思っていましたが・・・

お父様 「では、ダメなら交換して頂けると言うことで宜しいですね」

何とも嫌なパターンですが、こんな程度のことで雰囲気が悪くなり成約を逃すのは宜しく無いと思ったのですが、良く考えてみたら水道局に気を遣わず水栓を開ければ済むことだと思い通水してみました。


IMG_3231クマ 「カランをこの位置にすれば大丈夫でした」

お父様 「ギリギリですね・・・」

クマ 「大丈夫なので、交換致しません」

奥様 「わかりました、大丈夫で良かったです」







何か、普段ここまで細かいことはしないのですが、賃貸営業の世界になると考えることが繊細になるものです・・・


そう言う新鮮な感覚に引き込まれてしまう自分に驚きです(笑)

・・・


スミマセン、こんな小さな話を書きたかった訳では無いのですが、昨夜は大きな出来事があり、関与することになってしました。

この仕事をしていて修羅場と言う場面を何度か経験してきましたが、大体において自分が想定している以上の混乱具合となり、更に止められない力が暴走みたいになる場面です。

もっとも、本当の修羅場経験は未だにブログには書けないものなのですが・・・


で、今回も書かないつもりでしたが、頭の中がそのことで一杯なのでボカシて書きます。

こちらは管理課S課長の案件なのですが、大変宜しくないお部屋の使い方をしていて、居留守を使って呼び出しを拒んでいた入居者さんを無理やり呼び出した感じです。


IMG_3237で、その場に入居者さんには来店を内緒にしていた連帯保証人であるご親族が登場。

昔で言うドッキリカメラ、今でいうモニタリングな状態です。

自分は当初話に加わっていなかったのですが、応接コーナーでの修羅場なやり取りに「これはヤバい」と思って参戦。





恐らく入居者さんには人生で最悪な1日となっていたことでしょう。


今まで隠していたことが明らかになり、何も言えない状況で強烈に怒られる。

お詫びしまくる状態になっても怒られ続けると逆切れするしか無くなる。


「やってしまったことは無かったことに出来ないのだから今日を切っ掛けに前向きに行きましょう」

と、言うのが精一杯・・・


あわれというのも、なかなかおろかなり。


自分的にはお通夜で聞く話の中で唯一素晴らしいと思う白骨の章の言葉が頭に流れていました。

・・・

相変わらずのボカシブログで申し訳ありませんが、そんな場面の中に人の心の大切な部分が見えたりするのでしょう。




ではまた明日


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