「安く買いたい」
と、言う側の人の方が世の中多いのでしょう。
自分の場合、売却案件に関しては管理物件のオーナーさんや地主さんからの依頼が多いので圧倒的に売主側仲介として働くことが多く「高く売って」と頼まれます。
なので、安く買いたい希望のお客様のニーズに応えられないことが多いのですが、売主さんの期待に応えられるとも限らないのが微妙なところです・・・
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昨日は、25年以上居住している戸建貸家に関して、入居者さん側から「買いたいので大家さんと交渉に入って欲しい」との依頼を受けました。

しかしながら、「そんなお金は無いです」とのことで拒絶されたので、貸主借主退去条件を合意して1年後に明渡をして頂くことで落ち着いたように思えたのですが・・・
自分的には借主さんの退去後に室内の状況を見て中古で売り出すか、解体して更地にするかの判断をする予定でいたのですが、状況が変わってきました。
貸主さんとしては退去後に更地にすれば売りやすくなって高く売れると言う期待が出て来ていて「あまり安いこと言われるなら合意した通り明け渡して頂きましょう」と言う雰囲気が伝わってきています。
まぁ 借主さんに売却すれば建物解体費用を負担しないこととの比較で判断頂きたいのですが、問題は売りに出した場合に「高く売れるかも知れないと言う期待」の部分です。
周辺事例から推定した査定額を伝えても、「もう少し強気に頑張って下さい」となるのですが、強気でダメだったと言う場合には、「解体しないで借主さんに買ってもらえば良かった」との後悔が出てくると思います・・・
「退去した後に解体予定です」との売り方も出来なくはありませんが、飛びつくような条件で売り出す訳では無いので、「この物件が現況のままで良いので欲しいです」と言ってくれている借主さんは最有力な相手だと自分は思っています。
ここら辺、一番の問題は売値と買値の吊り合う金額なのですが、駆け引きのスタートです・・・
売主買主の問題ではありますが、どちらかが「妥協する」か「納得するか」、もしくは「話が無くなるか」かと思いますので、そう遠くないうちに答えがわかることでしょう。
まぁ いつものことですね

ではまた明日

自分も過去借主様の希望で貸家を買い取ってもらったことがあるのですが、最初は貸主様の売却希望額とかなりの差があったので話が流れそのまま賃貸が続いたのですが、数年後再燃し結局借主様の最初の希望額で決着がつきました。
話が流れてから決着するまでの賃料が売却額に加算されたということで、それでも貸主様の希望額どおりにはなりませんでしたが何とかご理解いただきました。
借主様が住んでいる家なので建物の状態はよくわかっており、貸主様の契約不適合責任が回避できたのが救いでした。