少し前に相続土地国庫帰属制度のことをブログに書きました。
相続した土地を一定条件の費用を払って国が引き取る制度が令和5年4月27日より始まると言った内容なのですが、田舎ではお金払ってでも引き取ってもらいたいと言う土地があるものです。
特に建物が建築出来ない農地に関しては農業資格のある農家が言い値で取引しているレベルなので、余程魅力がある農地で無い限りは二束三文的な世界になっているのでしょう・・・
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そんな感じで、農地を相続する側としては実に暗くなる問題ですが、当社の営業課H君のお客さんから「面積が広ければ農地を買わせてもらいます」との申し出があったそうです。
クマ 「なんか怪しい話じゃないよね?」
H君 「念の為、会社調べましたけど、ホームページ見る限りではかなり大きな農業法人で手広く活動してますよ」
クマ 「こないだ、ご主人さんが亡くなった〇〇さんのところは結構大きな農地持ってて相続しても誰も耕作しないって話だからいくらで買ってくれるのか聞いてみてよ」
と、言うことで800坪の畑を2カ所提示したところ、数日後そこそこの買い取り金額の解答が来ました。
クマ 「何か高いんだか安いんだかわからないけど、売りたくても売れないと思ってたから悪い話じゃない気がする」
H君 「ぜひ〇〇さん(地主)に交渉してみて下さい」
と、言うことで地主さん(奥さん)に電話したところ・・・
奥さん 「そうなんですか、売れると思ってなかったらね、息子達と相談してみますよ」
クマ 「そうして下さい、自分も農地を農地で売買するって経験無いので変な感じですが、広ければ買いたいって農業法人なので悪い話じゃ無い気がします」
奥さん 「広さで言ったら〇〇に2000坪の田んぼがあるのよ、そっちの方も聞いて見て下さいよ」
クマ 「そう言えば以前、謄本上げたことあったのでデータ残ってると思いますけど、田んぼって場所を特定するのが難しいんですよね」
奥さん 「あの田んぼは、主人がやってたので私はあまり場所覚えて無いんですよ・・・」
クマ 「わかりました、登記情報から探ってみますよ」
と、言うことでしばらく前に取得していた謄本のデータを引っ張り出して確認作業をしましたが、これがまた場所が良くわかりません。
通常、建物がある場所は、住居表示があるのでGoogleの地図に載るのですが、一度も建物が建ったことの無い田んぼや畑はGoogleの地図では地番から場所を探れません。
そう言う場合、大体はその近辺の公図(地図)情報から宅地らしい形の土地の謄本を上げて住宅地図と照合して場所を特定する事が多いです。
が、今回は2000坪全部農地で更に近所も農地ばかりだったので、その検索方法が効かない感じでした。
3枚だけ公図情報を取った段階で宅地らしい筆が見つからず、もう一度奥様に大体の思い出せる位置を電話で確認して、「保育園を通り過ぎた場所」とか、「道路の突き当たりの場所」等、ヒントをもらって何となく近い場所まではわかった感じでした。

小さく分筆された土地は恐らくはお墓とかお地蔵さんとか塚がある感じの場所なのかと思います。

あとはGoogleの地図の縮尺を変えて近所の建物の住所を調べてGoogleの地図から「その住所の100m南側」等伝えれば良い感じです。
農地系はこう言った場所特定の苦労があるのでしょうね。
何かクイズ出されて答えがわかったような喜びがありました。
この農業法人さん、来週来店されて打ち合わせとなりましたので、もし話が進んだら去年の宅建試験に合格して近々に取引士証が到着予定の営業課H君の売買初契約となる見込みです。
どうなりますかね。
さて、本日は夕方から都内へ行って会合に参加してきます。
盛り上がるメンバーなので終電で帰れるか心配です(笑)
ではまた明日

そうですよね、農地って目印がないですよね。今まで気にしないで通っていたはたけや田んぼも、正確に場所特定して教えてって言われると難しいですね。
今日は会合なのですね(^ ^)。
寒いし…終電で無事に帰れることを祈っています(*^^*)