昨日は定休日でした。
いつも午前6時前には起きてしまう自分が9時まで寝ていると言う感じでスタートこそはゆっくりモードでしたが、その後は結構バタバタな1日でしたよ。
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更新の励みになりますので1日1回で良いのでよろしくお願い致します!
まず、自分の場合は1時間以上掛けてブログ更新をします。
この工程こそが自分の日常のなかでの効率の悪い部分なのですが、毎日更新することが本尊的象徴であると自己洗脳している状態なのでどんな日でも更新が止まることは無いのでしょう。
ブログ更新が終わってからは年末に提出した法定相続情報一覧図の引き取り予定日となっていたので法務局に受取に行きました。
この作業、法定相続人が誰かと言うことをまとめて図にする作業を行い、法務局に根拠となった戸籍等を提出してチェックしてもらい証明する制度で、行政書士でも代行できる業務なので2回目のお仕事となりました。
まぁ 基本は不動産業者なので不動産の活用や売却が仕事でありますが、せっかく出来るようになったのだからやてみたくなるものです。
で、出来上がった法定相続情報は各種金融機関だけでなく不動産の相続登記で使うことが出来ます。
今回は12月にご主人様が亡くなって、奥様とお子様2名が相続人となるご家庭なのですが、自分は20年以上お付き合いがある関係です。
アパート・マンション・テナントビル・駐車場と多くの不動産をお持ちのご主人様の相続なので税金も大変ですので、ある程度は売却しようとの結論になっています。
そして、司法書士先生も交えて家族会議を兼ねて相続登記の打ち合わせ。
ここでも問題になるのは農地をどうするか・・・
誰か農業やれば?
と、言っても誰もやりたがらないのは、亡くなったご主人さんの大変な様子を見てきたからなのでしょう。
同じ様な理由で、賃貸経営をやりたがらないご子息さんを見かけますが、特に損をしている訳では無いのに「儲からない」とか「大変だ」とか親御さんが強調していると影響するのでしょう・・・
まぁ 残された農地も家庭菜園程度の大きさでは無く本格的な広さだということが、気力を無くす原因でもあります。
で、家族会議の冒頭で、相続対象になっている畑に対してトラブルの芽が出てきたとの相談がありました。
この話、ブログで具体的に書ければ実に有意義な話となるのですが、第三者とのトラブルなのでボカシをいれないといけません。
この話で2時間くらい答えを探っていましたので、簡潔に書きますと
市街化調整区域内の農地が広がる地域での話なのですが、亡くなったAさん所有の畑があり、地番は〇〇〇〇の2 その隣接地にはBさん所有の地番〇〇〇〇の1があります。
〇〇〇〇の部分は同じ数字で、遡ると明治時代に一人の所有者から分筆してAさんは、60年くらい前のAさんのお父様の代に売買で取得、Bさんの方は代々相続で引き継がれていた感じです。
Aさんの奥様の話では、登記簿(公図)の番号が実際の位置と違うので現実には公図と違う形で畑を耕していたとのこと。
何かサラッと聞くと意味が良くわかりませんが、実務の現場では「わかりやすく説明してくれるお客さんなんていない」と言うのが定番です。
簡単に言うと公図に書かれている地番が間違っているとAさんもBさんも認識していて、現実に耕作している畑は公図と違う位置となっている状態でした。
で、市街化調整区域の畑なので大した価値は無い場所だし、AさんだけでなくBさんも相続が発生した後は、耕作していない状態が何年も続いているそうです。
「間違っている登記をBさんと協力して直せばいいんじゃないの?」と思ったのですが、この度、市役所から測量に立ち会って欲しいとの連絡がAさんの奥さんに来たそうです。
市の計画道路の用地として買収対象になるとの話でした。
自分、以前Aさんがご健在な時に都市計画図を見て計画道路に当たっているのでは?と指摘したことがあったのですが、確か「そこの土地はいろいろある」的な反応が返ってきた記憶がありました。
当時は、仮に計画があってもホントに実行されるのか不確定な感じで捕らぬ狸の皮算用的な期待はするだけ無駄みたいな話でしたが、今になって具体的になった様子です。

しかしながら、地番を管轄しているのは、その公的機関では無いと思えるので、単なる意見に過ぎないのでは?
当時、「畑の位置の問題で隣地と喧嘩する必要も無いだろう」と、それ以上の追求はしないと判断して終わりにしたのでは無いかと奥さんは思っているそうです。
結局のところ、何が本当の話か白黒付けたいと言う訳では無く、今までも隣地のBさんとは仲良くやってきたので、「正直に今回の道路の話をBさんに伝えた方が良いと思うが、それで良いのだろうか?」と言うのが奥様の質問でした。
「正直に言ってくれてありがとうございます、お金はいりませんよ」
と、Bさんに言われるか、
「正直に言ってくれてありがとうございます、そのお金は私がもらうべきお金です」
の答えだと思いますが、どうなりますでしょうかね・・・
ではまた明日

仮に支払いが発生したとしても、正直に申し出たほうが結果的に信頼を得られるので、金額によっては授業料と考える思い切りも必要と考えます。