IMG_3039昨日のブログで「お宅を訴えようと思っている」と予告されたお客様が来社予定と書きました。

揉め事が起きた場合の最終的な解決方法は訴訟になるのだから、自分から訴えるより訴えられた方が若干手間が省けるようなつもりで開き直って対応してみました。








人気ブログランキング
←クリックして頂けると票が入る仕組みです。
更新の励みになりますので1日1回で良いのでよろしくお願い致します!


約1時間ほどお話を聞かせて頂きましたが、きのうの今日なので相手方のご機嫌を損ねてしまうとよろしくないので少しボカさせて頂きます。

簡略化して書くと 「当社への主張」→「当社としての説明」→「身の上話を聞く」→「戦う相手が違うとご理解頂く」

と言う感じです。


ご来社頂いたのは、元入居者さんのお母様で、賃貸借契約上の借主と元入居者は親戚関係。

・・・

ちょっとわかりにくい状態ですが、通常は賃貸借契約の「借主イコール入居者」と言うパターンが大多数なところ、例外的な事例でした。

もっとも法人契約などは、借主が法人で入居者が社員個人なんて普通なのですが、今回の案件は数年前に訳あり承知で大家さんが入居を認めて賃貸をして、最近部屋を解約した案件でした。

管理会社としては、そう言った「契約者と入居者が異なる場合」に、入居者側からだけ解約連絡が来たとしても、「契約者の方から解約通知を下さい」と跳ね返します。

大抵は全く問題無く手続きが終わるのですが、少し前には借主側の法人から解約通知が来て立ち合いに行ったところ、雇用契約が切れたのに居座っちゃうなんてパターンで、家財道具満載の入居者さんが解約を拒んだなんてこともありました。

そう言う場合には解約立ち会いに行ったら「俺は出て行かないよ」と入居者さんに言われて、それ以上のことがストップして借主さんと話し合いをするようになりますのでわかりやすいです。



ですが、今回は賃貸借契約上の借主さんが、入居者さんの入院期間中に「入居者さんに伝えること無く賃貸借契約を解除して部屋を明け渡した」と言う変化球で、当社としても借主からの解約で、外形上も問題無く解約立ち会いして鍵の返却を受けて解約精算していた案件でした。


あまり、具体的に書くと変なヒントとして管理会社や大家さんの敵に活用されそうなので控えさせて頂きますが、そこら辺の責任問題に関する請求だった感じです。

こうやって、文字にすると、「そんな事は契約者に主張して下さいで終わり」と、思われることでしょうけど、どんな問題を出されるか本番にならないとわからない状態での瞬時の切り返し力が必要です。

宅建試験で言えば「過去問をたくさん解いたから、本試験でも自信がある」なんて思って本試験を迎えると、「今回のは見たこと無い問題だ」と、ビビって思考停止となるのと似ていますが、そこら辺は上手な相手のテクニックを吸収して経験値とするべき場面なのでしょう。


雰囲気を作り出す事、ストーリーの上手さ、自分自身も身につけたい交渉テクニックに、この仕事の面白さを感じましたよ。

結局のところ、理屈の段階でご納得頂いた感じなので「一話完結型」だったと思っていますが、これが感情問題の世界に入ってしまうと長引いてしまうことでしょう。

そこら辺、多少の同情はしても理屈の領域から出ない様に線引きを明確にしておくことが大切なのだと、長期戦になってしまった案件を抱える反省から強く思ってます。


まぁ いろいろある仕事ですね。


さて、本日は営業課N課長と朝一番で都内へ移動して10日に決済予定のアパートに関する管理委託契約を締結してきます。

今回は売主側仲介として管理しているアパートを売却しましたが、引き続き当社で管理継続させて頂くことになり感謝しています。

売却すると仲介手数料が入りますが管理戸数が減るリスクが大きいのですが、継続管理のパターンが一番ありがたく、引き続き頑張らせて頂きます。


ではまた明日


br_banner_tsubame←不動産系ブログの最新更新情報です。
次のブログへはツバメ君をクリック!
 


Google AdSense