たまにの話ですが、自分の会社には「話が聞きたい」とのことでお客さんが来ることがあります。

単純なセールスは「話を聞いて欲しい」と言ってきますが、そうでは無いのが特徴で、「現場最前線ではどうやってるの?」とか、「この分野に関してどう思っているの?」みたいにサンプル的要素として「話が聞きたい」と言う感じです。

そんな感じだと自分も協力したくなるもので、「お互いに情報交換しましょう」と、なります。



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昨日のご来社は、都内で高齢者向けの見守り支援事業を始められた青木信男さんと高齢者見守り商品開発を担当されている老舗商社さんでした。

賃貸管理の現場で大手企業などの管理戸数が多い会社から聞き取りを始めて、今度は地場密着系の小規模な会社の話が聞きたいとなったとのこと。


314画像1賃貸管理の現場では、国交省さん宅建協会さんから高齢者受入に関するガイドブックや委任契約の雛形などが次々と発表されていますので、高齢の方が部屋を借りられないと言った問題をどう乗り越えて行くのか、具体的に法律面からのサポートに関して明確化されてきた段階と言えるのでしょう。









賃貸借契約に関しては、入居者さんが亡くなった後の相続関連の法律や残置物を捨てられない問題等、現場では何となくグレーな解決方法で乗り切ることが多いと感じますが、正しく行うにはどうするのかと言う原則を明確にしないと、管理会社や大家さんがリスクを負うことになります。

なので、法律面での問題をガイドブック等で明確化されたことは大変有意義な話かと思います。


もう一つは、現場目線の話で、万が一入居者さんが部屋で倒れた場合、いかに早期に発見出来るかの問題です。

そっち系の話は、入居者さんが部屋でお亡くなりになられた場合のパターンの中で、「隣の部屋の方から異臭がする」と言われて数ヶ月後に発見するタイプが最悪なパターンとなります。

世の中ではイメージ的に高齢者を思い浮かべるのでしょうけど、高齢入居者さんの場合はヘルパーさんや民生委員さんの巡回があるので早めの発見が多いものです。

逆に無職で社会と関わりの無い中年世代の単身入居者さんで、銀行口座にお金があり口座振替されて滞納しない状態の方などが危険だと自分は思っています。

その部分のリスク回避商品を電力会社や郵便局、センサー系の会社等々が提供し出しています。

ホント、いろいろ進化して欲しいと心より思っていますが、贅沢言えば倒れたり息を引き取ったら直ぐにわかるセンサーが欲しい・・・


PXL_20230313_084624750打ち合わせが終わってから場所を移動して更に打ち合わせしてきました。

いろいろ質問させて頂きましたが、最新のiPhone ProとかiPad Pro に使われているLiDAR(ライダー)の技術と、普段部屋にいる際の入居者さんの行動パターンを読み込んで分析する技術、心拍数 温度 湿度のセンサー技術の組み合わせで倒れたらわかる仕組みは今でも作れるとのこと。






まぁ お金を掛ければ素晴らしい仕組みが出来ると言う感じです。

お金を誰が払うのか?

今は、簡単な仕組みであれば月額数百円からの見守りシステムがあるので、高くは無いと自分は思いますが、入居者さんが負担する場合でも大家さんが負担する場合でも自分の財布が痛むのは嫌なものかと思います。

恐らく空室率が低くて客付けに苦労していない地域では、
面倒な入居者さんはお断りな感覚が強いのでしょうね・・・

倒れたら直ぐわかるような立派なセンサーは、健康管理系の分野で余裕がある入居者さんのオプションとして選ばれる可能性はあるかも知れませんが、開発する側も採算が取れる見込みが無ければ作らない事でしょう。


そんな系の話はグルグル回ってしまう話なのですが、地方で空室問題に苦労している当社の様なエリアで稼働率を上げる対策として有効なのかと思いますので、いろいろチャレンジしようと思います。

簡単に言えば、金額設定が重要ですので今後技術の進化にも大いに期待したいところです。



有意義な打ち合わせに感謝です。



ではまた明日


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