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きのうは、売却の依頼を受けた物件の調査に行ってきました。
土曜日で役所関係がやっていないので現地での確認だけでしたが、ちょっと変わってます。
昭和30年代に造られた平屋の木造に昭和40年代に二階建ての建物を増築して6DK+1K+2Kの3世帯で〇〇荘となっている物件です。
今時珍しい石油給湯・・・
再活用するのは相当なお金が掛かるので困難だと思います。
こんな状況ですが、80歳過ぎたお婆ちゃんが賃料を払って住んでいます。
大家さんの話によると、「10年以上前に老朽化してるから出て行って」とお願いしていたのですが、「出ていく場所が無い」と言われて「じゃぁ不具合有っても直さないから」と言って賃貸し続けてるそうなんです。
賃料月額4万円。
固定資産税が年間9万円程度なので、損してる訳では無いのですが、地震があったり大雨が降る度に心配になるので処分したいと言っています。
賃借人のお婆ちゃんの部屋は、6DKの一戸建て部分を大家さんが階段部分を封鎖して3Kの間取りにしてあるそうです。
賃料にあわせて小さくしたそうですが、2階の3部屋が「開かずの間」になっています。
こんな所に部屋があった!
とか言う物件大好きなのですが
そして、今回の物件の問題点がもう一つ。
接道している道路が、2項道路でセットバックすれば再建築できますが、近隣の家が全てセットバックするまでは1.9mの道路幅です。
軽自動車なら入れる道路幅なのですが、建物の解体や再建築時には重機が入れないので割増料金が取られる事になります。
で、きのうお婆ちゃんに会ってきました。
クマ 「こんにちは〇〇さん、大家さんに言われて建物の確認に来たクマです」
お婆ちゃん 「不動産屋さん?取り壊すとか言われても困るよ」
クマ 「3月に地震があったけど大丈夫だった?」
お婆ちゃん 「ここはね、木が何本か生えてて根っこがあるから揺れが少なかったのよ」
クマ 「それは良かったですねぇ 大家さん心配してましたよ」
お婆ちゃん 「それより昨日の大雨で雨漏りしちゃってねぇ」
クマ 「古いですからね・・・」
お婆ちゃん 「建物の修理しなくてもいいなら貸してあげるって大家さんと約束したからバケツ置いて我慢してるけどね」
その後、建物の昔話と世間話を10分くらいして最後にサラッと聞いてみました。
クマ 「お婆ちゃん、ずっと住むつもりなの?」
お婆ちゃん 「えっ やっぱり引越せって交渉にきたのかい」
クマ 「いや、もしかしたら建物そのままで所有者が変わるかも知れないんですよ」
お婆ちゃん 「ずっといるつもりは無いけど引っ越し先も無いからねぇ」
クマ 「引っ越そうと思ってるの?」
お婆ちゃん 「いやぁ もうそろそろ人生終わっちゃうと思うのよ」
・・・
人生が終わったら引越すそうです
せめて最後は病院に行くように遠回しにお願いしときました
この物件、他人様におススメできません。
ので、自分で購入できるか検討することにします
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