お大尽様。
自分がこの言葉を知ったのは、16年くらい前のことです。
賃貸の営業マンだった自分は飛び込みで地元でトップクラスの地主さん宅を訪問しました。
当時交流が盛んだったグループ会社の資産活用担当から「あそこは一見さんお断りのお大尽様だから門前払いでしょ」と言われた時に「一見さん」と「おだいじん様」と言う単語を知ったのす。
当時はギリギリ20代だったので昔の言葉と言うか年配の方が使う言葉の意味が理解できない時期だったんですね。
他にも「家作」とか「たんぶり」とか「うね」だとか今は慣れましたが始めの頃は会話について行けなかったものです・・・
で、お大尽様の話に戻りますが本当に最初は「うちはお付き合いしている不動産屋さんがいるのでお断りです」と門前払いされました。
門前払いの門も立派な門なのですが、家の敷地だけでも300坪ありますので巨大な門があっても違和感がないんです。
←写真は6年前です
その時に応対してくれたのが、アパート関係の窓口をしていたおばあちゃんなのですが、当時意外と根性があったようで断られたにも関わらず何度か再訪問しているうちに家に上げてもらえるようになりました。
ブログを始める何年も前の時期だったので2005年からの登場となりますが、ホントたくさんの記事を書かせて頂いてます。
2年前に骨折されてから高級老人ホームに入所されていたのでお会いする機会が減ってしまったのですが、ここ最近は誕生日である10月5日にプレゼントを持って訪問するのがイベントとなっていました。
ヌイグルミがとても好きなのですが、お気に召さないとハッキリと「可愛くない」と言われるので選ぶのも大変なんです。
が、10月に持っていったクマは「今までで一番可愛い」と喜んでくれましたよ
そんな思い出がたくさんあるお大尽のおばあちゃんですが、月曜日の夜中に永眠されました。
年末の挨拶で訪問した際に、息子さんから「食欲が無いって言うんで念のため病院に入院した」と聞いていましたが、特に病気と言うことも無く、老衰との事です。
「91歳だし病気で苦しんだ訳じゃないんだから良かったんだよ」
息子さんの言葉にうなずくことしかできませんでした・・・
誰でもいずれは死んでしまう訳ですが、この仕事は年配の方と接する事が多いので悲しい場面にも多く遭遇します。
まぁ 仕事で無くても人生いろんな人と関わりを持ちます。
これからも「人生の終わり」の場面に遭遇する事は間違いありませんが、本を読んで学ぶように他人様の人生の物語に接するのは意義があることだと感じます。
91年間お疲れ様でした。
自分がこの言葉を知ったのは、16年くらい前のことです。
賃貸の営業マンだった自分は飛び込みで地元でトップクラスの地主さん宅を訪問しました。
当時交流が盛んだったグループ会社の資産活用担当から「あそこは一見さんお断りのお大尽様だから門前払いでしょ」と言われた時に「一見さん」と「おだいじん様」と言う単語を知ったのす。
当時はギリギリ20代だったので昔の言葉と言うか年配の方が使う言葉の意味が理解できない時期だったんですね。
他にも「家作」とか「たんぶり」とか「うね」だとか今は慣れましたが始めの頃は会話について行けなかったものです・・・
で、お大尽様の話に戻りますが本当に最初は「うちはお付き合いしている不動産屋さんがいるのでお断りです」と門前払いされました。
門前払いの門も立派な門なのですが、家の敷地だけでも300坪ありますので巨大な門があっても違和感がないんです。
←写真は6年前です
その時に応対してくれたのが、アパート関係の窓口をしていたおばあちゃんなのですが、当時意外と根性があったようで断られたにも関わらず何度か再訪問しているうちに家に上げてもらえるようになりました。
ブログを始める何年も前の時期だったので2005年からの登場となりますが、ホントたくさんの記事を書かせて頂いてます。
2年前に骨折されてから高級老人ホームに入所されていたのでお会いする機会が減ってしまったのですが、ここ最近は誕生日である10月5日にプレゼントを持って訪問するのがイベントとなっていました。
ヌイグルミがとても好きなのですが、お気に召さないとハッキリと「可愛くない」と言われるので選ぶのも大変なんです。
が、10月に持っていったクマは「今までで一番可愛い」と喜んでくれましたよ
そんな思い出がたくさんあるお大尽のおばあちゃんですが、月曜日の夜中に永眠されました。
年末の挨拶で訪問した際に、息子さんから「食欲が無いって言うんで念のため病院に入院した」と聞いていましたが、特に病気と言うことも無く、老衰との事です。
「91歳だし病気で苦しんだ訳じゃないんだから良かったんだよ」
息子さんの言葉にうなずくことしかできませんでした・・・
誰でもいずれは死んでしまう訳ですが、この仕事は年配の方と接する事が多いので悲しい場面にも多く遭遇します。
まぁ 仕事で無くても人生いろんな人と関わりを持ちます。
これからも「人生の終わり」の場面に遭遇する事は間違いありませんが、本を読んで学ぶように他人様の人生の物語に接するのは意義があることだと感じます。
91年間お疲れ様でした。