毎月月末になると滞納者の相手をします。
と、言っても1月に裁判で決着を付けた件を最後に大物がいない状態なので、2ヶ月突入の滞納者の相手程度だとネタにもならない感じでした。
が、来月分を入れると3ヶ月目に突入する滞納者が大物に育ちそうな予感がしてきました。
この滞納者、営業課N氏と10年くらいの付き合いで、2ヶ月滞納の状態までN氏が根気よく督促してくれていたのですが、交通事故にあったとか、勤め先の社長に金を貸して返ってこないとか、滞納者の言い訳定型文がたくさん飛び出していました。
それでも、昨年奥さん(30代)が闘病生活の末にお亡くなりになって、それ以来残されたお子さんを育てながら働いている状態ですので、心優しいN氏は丁寧に対応をしていました。
N氏に頑張ってもらったのですが、自分の方へバトンタッチされたので連帯保証人(亡くなった奥様の親)に電話してみました。
実はこの保証人には、1年前に2ヶ月滞納して督促掛けた際、「オレは素人じゃねぇんだ、ナメてんじゃねぇぞ!」と凄まれた事がありました。
その後すぐに滞納金が回収できてそれっきりでしたが、どうせ今回も凄んで来るだろうと思って電話したところ・・・
クマ 「ご無沙汰してます。 また滞納が始まったので代わりにお支払い頂きたいんですよ」
父親 「義理の息子(滞納者)から内容証明が届いたって聞きました、誠に申し訳ありません」
クマ 「では、お支払い頂けますね?」
父親 「あいつは、7月4日に金が出来ると言ってますので、それまで待って頂けないでしょうか?」
クマ 「何度も嘘をつかれている状態なので6月30日に入金しなければ契約解除することになるんです」
父親 「明日、本人に会って本当に払えるのか確認してきます」
クマ 「それで、ダメそうなら立て替えて払って下さい」
父親 「そう言う理屈になっている事はわかりますが・・・」
クマ 「お嬢様がお亡くなりになってお辛いところですが、お孫さんの為にお願いしますよ」
父親 「・・・ 」
会話が止まりました。
いけない事を言ってしまったのか、逆切れする切っ掛けを与えてしまったのか・・・
父親 「亡くなった? 」
クマ 「・・・ 」
父親 「生きてるよ」
クマ 「えっ ガンで亡くなったと聞いていますけど」
父親 「いろいろあって別居してるけど死んじゃいないですよ」
見事に自分も営業課N氏も騙されました
滞納者に対しては「払うか払わないか」しか無いわけですが、現実問題として奥さんが亡くなって辛いと、言われてしまうと多少は穏やかになってしまうものです。
こう言うのを「謀(たばか)る」と言うのですね。
「おのれ謀りおったな!」と、大河ドラマなんかで謀略にかかった武将が叫びますが、そんな気分です。
長年この入居者と付き合っていたN氏はかなりのショックを受けていましたが、滞納者なんてそんなものですね。
さて、先週の木曜日から始めた幽霊っているのアンケートですが、かなり具体的なコメントが入っています。
今週の木曜日あたりにまとめをしようと思いますので、まだの方はぜひご協力お願いします。
ではまた
と、言っても1月に裁判で決着を付けた件を最後に大物がいない状態なので、2ヶ月突入の滞納者の相手程度だとネタにもならない感じでした。
が、来月分を入れると3ヶ月目に突入する滞納者が大物に育ちそうな予感がしてきました。
この滞納者、営業課N氏と10年くらいの付き合いで、2ヶ月滞納の状態までN氏が根気よく督促してくれていたのですが、交通事故にあったとか、勤め先の社長に金を貸して返ってこないとか、滞納者の言い訳定型文がたくさん飛び出していました。
それでも、昨年奥さん(30代)が闘病生活の末にお亡くなりになって、それ以来残されたお子さんを育てながら働いている状態ですので、心優しいN氏は丁寧に対応をしていました。
N氏に頑張ってもらったのですが、自分の方へバトンタッチされたので連帯保証人(亡くなった奥様の親)に電話してみました。
実はこの保証人には、1年前に2ヶ月滞納して督促掛けた際、「オレは素人じゃねぇんだ、ナメてんじゃねぇぞ!」と凄まれた事がありました。
その後すぐに滞納金が回収できてそれっきりでしたが、どうせ今回も凄んで来るだろうと思って電話したところ・・・
クマ 「ご無沙汰してます。 また滞納が始まったので代わりにお支払い頂きたいんですよ」
父親 「義理の息子(滞納者)から内容証明が届いたって聞きました、誠に申し訳ありません」
クマ 「では、お支払い頂けますね?」
父親 「あいつは、7月4日に金が出来ると言ってますので、それまで待って頂けないでしょうか?」
クマ 「何度も嘘をつかれている状態なので6月30日に入金しなければ契約解除することになるんです」
父親 「明日、本人に会って本当に払えるのか確認してきます」
クマ 「それで、ダメそうなら立て替えて払って下さい」
父親 「そう言う理屈になっている事はわかりますが・・・」
クマ 「お嬢様がお亡くなりになってお辛いところですが、お孫さんの為にお願いしますよ」
父親 「・・・ 」
会話が止まりました。
いけない事を言ってしまったのか、逆切れする切っ掛けを与えてしまったのか・・・
父親 「亡くなった? 」
クマ 「・・・ 」
父親 「生きてるよ」
クマ 「えっ ガンで亡くなったと聞いていますけど」
父親 「いろいろあって別居してるけど死んじゃいないですよ」
見事に自分も営業課N氏も騙されました

滞納者に対しては「払うか払わないか」しか無いわけですが、現実問題として奥さんが亡くなって辛いと、言われてしまうと多少は穏やかになってしまうものです。
こう言うのを「謀(たばか)る」と言うのですね。
「おのれ謀りおったな!」と、大河ドラマなんかで謀略にかかった武将が叫びますが、そんな気分です。
長年この入居者と付き合っていたN氏はかなりのショックを受けていましたが、滞納者なんてそんなものですね。
さて、先週の木曜日から始めた幽霊っているのアンケートですが、かなり具体的なコメントが入っています。
今週の木曜日あたりにまとめをしようと思いますので、まだの方はぜひご協力お願いします。
ではまた
