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先日、いつもお世話になっている地主さんから「同級生でいらない土地を処分したいってのがいるから話を聞いてみて」と、言われた案件なのですが、場所が伊豆半島の山の中なんです。
52坪と別荘地にしては小さいような感じですが、水道も引ける場所だとの事で、レインズで調べてみると50万円位から400万円位までの価格で近隣物件が売り出されていました。
売主さんは、昭和48年に購入して、1度だけ現地に行った事があるそうですが・・・
クマ 「別荘建てて楽しんだらどうですか?」
売主 「老後の楽しみになると思ったけどホテル泊まればいいんだからねぇ」
クマ 「たぶん、買いたいって人がいても言い値で売る事になっちゃいますよ」
売主 「だよね、とりあえず買った値段の200万円くらいで出してみてよ」
クマ 「50万円の物件も売れ残ってますから200万円だと決まらないでしょうね」
売主 「どうせ値切られるんだったら最初は高くお願いしますよ」
こんなやり取りがあったので、現地に行かず通信販売的に募集図面作ってレインズに出しておこうかと思いました。
当然ながら、50万円で売れても手数料5%の25,000円なんて感じですので、受けるだけ無駄な感じです。
が、今回はお世話になっている地主さんのお友達が、将来の不安から次の世代へ引き継ぐべき財産と、処分するべき財産を仕分けしている事から出てきた話との事で、うまく解決できたら「他の土地もどうしようか」的な関係になれる予感がしてます。
地主さんの友達は地主さん。
まだじっくり聞いていませんが、自宅の回りにかなり土地を所有している感じなので、今回の別荘地は儲け度外視で頑張ってみようと思いました。
Googleのように無料で引き込んでおいて使いまくった先にくるのが「有料になっても喜んで使う」、そんなやり方で地主さんと関われるチャンスなのでしょう。
とは言っても、物件を一度も見ないで他人に売るなんて事は業者としては良くない事だと思います。
「ちょっと物件見てくる」
と、言い残して埼玉から静岡県まで行ってきました
物件のある場所までは、片道203km、ナビが言うには3時間で到着です。
13時くらいに出発して現地の役場に到着したのが15時40分でした。
まずは、都市計画課でこの土地の建築制限関係の調査開始。
職員 「この場所は都市計画区域外です」
クマ 「へぇ 区域外って初めての経験です」
職員 「別荘地の管理している会社が独自の決まりを作ってるか調べた方が良いですね」
クマ 「何か、管理会社らしきところから書面が届いてるんですけど怪しい感じなので・・・役所で把握してる会社なんですかね?」
職員 「いえ、うちは全く管理会社とか把握してません」
クマ 「そうなんですか・・・ では行政の指定建ぺい率と容積率教えて下さい」
職員 「ですから、都市計画区域外なので、無いんですよ」
クマ 「えっ 調整区域なんかだと○○地域に準ずるとかありますよね?」
職員 「ですからぁ 調整区域にもなってない都市計画区域外なので無いんですよ」
何とも、市街化調整区域の仕事が多い地方業者の自信があったのですが、更に上を行くエリアの物件でした。
クマ 「じゃぁ何建てても良いんですか?」
職員 「一定規模以上のは建築確認が必要ですので、その都度相談してみて下さいよ」
その後、水道課に行って埋設水道管の図面をもらおうと調べてもらうと・・・
物件の場所を探すのに20分。
クマ 「住宅地図と、道路台帳が取れたんだから物件が無いって事は無いですよ」
住宅地図はセブンイレブンのゼンリンプリントサービスで取りました。
職員 「・・・ すみませんねぇ 山の中だと探すのが難しいんですよ」
クマ 「もしかして公共の水道じゃなくて管理会社が作った水道なのかな?」
職員 「そうだとしたら、役所の台帳には載ってませんよ」
クマ 「でも、土地の場所は載ってますよね?」
職員 「いや、これだけ探して無いから公共の水道管が無い地域なんでしょう」
クマ 「・・・ 日が暮れる前に現地に行きたいので、物件が見つかったら連絡下さい」
職員 「いや〜 公共水道は無いって事ですよ、管理している会社があるならそちらで確認して下さい」
今時は地番をPCに入れると瞬時にわかると思っていましたが・・・
役場から物件までは車で30分以上かかります。
ナビも、物件地番ピンポイントでは探せない状態だったので、住宅地図に載っている個人宅を数件入れてみるとちょっと離れた場所の家までだったらナビで行ける事が判明しました。
数年前に別の物件を調査した時は、家もない場所だったので、東京電力の電柱番号を頼りに調査しましたが、その時に比べたらぜんぜんマシです。
ナビが指していた地点まで到着しましたが、さすが別荘地。
写真だとわかりにくいですが、かなり勾配がきつい感じで雪でも降ったらスライダーになるくらいの坂です。
公図に書いてある道路の形と、住宅地図で確認した既存の建物の位置から物件の場所を推定してやっと現地到着。
かなりの傾斜地でした
自分、埼玉の平野部に住んでいるので傾斜地に家を建てるって感覚があまりないです。
が、神奈川で仕事している時には崖の上でも普通に家が建っていましたので、この場所では普通の話なのでしょう。
すぐ近くの区画で、傾斜地に建てた建物があったので外から確認しましたが、柱のような杭で支える感じなのですね。
廃墟になってましたが、何十年か大丈夫だったみたいです・・・
一通りビデオ撮影して来たので、売主さんに現在の状況をみてもらい、出し値を決めて売り出そうかと思いますが、安いからと言って現地見ないで売ったり買ったり仲介するのは絶対にやめた方がいいです。
こんな状況ですがよろしいですか?
と、言えるくらいは確認しておかないと、たとえ10万円で売っても恨まれちゃう可能性があります。
10万円で売ったら手数料は5千円ですが、5千円で恨まれるのは勘弁ですね。
さて、本日は分譲マンションの媒介を締結してきます。
その後、別件で戸建ての売却依頼を頂いているので調査をしてきます。
ではまた明日
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先日、いつもお世話になっている地主さんから「同級生でいらない土地を処分したいってのがいるから話を聞いてみて」と、言われた案件なのですが、場所が伊豆半島の山の中なんです。
52坪と別荘地にしては小さいような感じですが、水道も引ける場所だとの事で、レインズで調べてみると50万円位から400万円位までの価格で近隣物件が売り出されていました。
売主さんは、昭和48年に購入して、1度だけ現地に行った事があるそうですが・・・
クマ 「別荘建てて楽しんだらどうですか?」
売主 「老後の楽しみになると思ったけどホテル泊まればいいんだからねぇ」
クマ 「たぶん、買いたいって人がいても言い値で売る事になっちゃいますよ」
売主 「だよね、とりあえず買った値段の200万円くらいで出してみてよ」
クマ 「50万円の物件も売れ残ってますから200万円だと決まらないでしょうね」
売主 「どうせ値切られるんだったら最初は高くお願いしますよ」
こんなやり取りがあったので、現地に行かず通信販売的に募集図面作ってレインズに出しておこうかと思いました。
当然ながら、50万円で売れても手数料5%の25,000円なんて感じですので、受けるだけ無駄な感じです。
が、今回はお世話になっている地主さんのお友達が、将来の不安から次の世代へ引き継ぐべき財産と、処分するべき財産を仕分けしている事から出てきた話との事で、うまく解決できたら「他の土地もどうしようか」的な関係になれる予感がしてます。
地主さんの友達は地主さん。
まだじっくり聞いていませんが、自宅の回りにかなり土地を所有している感じなので、今回の別荘地は儲け度外視で頑張ってみようと思いました。
Googleのように無料で引き込んでおいて使いまくった先にくるのが「有料になっても喜んで使う」、そんなやり方で地主さんと関われるチャンスなのでしょう。
とは言っても、物件を一度も見ないで他人に売るなんて事は業者としては良くない事だと思います。
「ちょっと物件見てくる」
と、言い残して埼玉から静岡県まで行ってきました
物件のある場所までは、片道203km、ナビが言うには3時間で到着です。
13時くらいに出発して現地の役場に到着したのが15時40分でした。
まずは、都市計画課でこの土地の建築制限関係の調査開始。
職員 「この場所は都市計画区域外です」
クマ 「へぇ 区域外って初めての経験です」
職員 「別荘地の管理している会社が独自の決まりを作ってるか調べた方が良いですね」
クマ 「何か、管理会社らしきところから書面が届いてるんですけど怪しい感じなので・・・役所で把握してる会社なんですかね?」
職員 「いえ、うちは全く管理会社とか把握してません」
クマ 「そうなんですか・・・ では行政の指定建ぺい率と容積率教えて下さい」
職員 「ですから、都市計画区域外なので、無いんですよ」
クマ 「えっ 調整区域なんかだと○○地域に準ずるとかありますよね?」
職員 「ですからぁ 調整区域にもなってない都市計画区域外なので無いんですよ」
何とも、市街化調整区域の仕事が多い地方業者の自信があったのですが、更に上を行くエリアの物件でした。
クマ 「じゃぁ何建てても良いんですか?」
職員 「一定規模以上のは建築確認が必要ですので、その都度相談してみて下さいよ」
その後、水道課に行って埋設水道管の図面をもらおうと調べてもらうと・・・
物件の場所を探すのに20分。
クマ 「住宅地図と、道路台帳が取れたんだから物件が無いって事は無いですよ」
住宅地図はセブンイレブンのゼンリンプリントサービスで取りました。
職員 「・・・ すみませんねぇ 山の中だと探すのが難しいんですよ」
クマ 「もしかして公共の水道じゃなくて管理会社が作った水道なのかな?」
職員 「そうだとしたら、役所の台帳には載ってませんよ」
クマ 「でも、土地の場所は載ってますよね?」
職員 「いや、これだけ探して無いから公共の水道管が無い地域なんでしょう」
クマ 「・・・ 日が暮れる前に現地に行きたいので、物件が見つかったら連絡下さい」
職員 「いや〜 公共水道は無いって事ですよ、管理している会社があるならそちらで確認して下さい」
今時は地番をPCに入れると瞬時にわかると思っていましたが・・・
役場から物件までは車で30分以上かかります。
ナビも、物件地番ピンポイントでは探せない状態だったので、住宅地図に載っている個人宅を数件入れてみるとちょっと離れた場所の家までだったらナビで行ける事が判明しました。
数年前に別の物件を調査した時は、家もない場所だったので、東京電力の電柱番号を頼りに調査しましたが、その時に比べたらぜんぜんマシです。
ナビが指していた地点まで到着しましたが、さすが別荘地。
写真だとわかりにくいですが、かなり勾配がきつい感じで雪でも降ったらスライダーになるくらいの坂です。
公図に書いてある道路の形と、住宅地図で確認した既存の建物の位置から物件の場所を推定してやっと現地到着。
かなりの傾斜地でした
自分、埼玉の平野部に住んでいるので傾斜地に家を建てるって感覚があまりないです。
が、神奈川で仕事している時には崖の上でも普通に家が建っていましたので、この場所では普通の話なのでしょう。
すぐ近くの区画で、傾斜地に建てた建物があったので外から確認しましたが、柱のような杭で支える感じなのですね。
廃墟になってましたが、何十年か大丈夫だったみたいです・・・
一通りビデオ撮影して来たので、売主さんに現在の状況をみてもらい、出し値を決めて売り出そうかと思いますが、安いからと言って現地見ないで売ったり買ったり仲介するのは絶対にやめた方がいいです。
こんな状況ですがよろしいですか?
と、言えるくらいは確認しておかないと、たとえ10万円で売っても恨まれちゃう可能性があります。
10万円で売ったら手数料は5千円ですが、5千円で恨まれるのは勘弁ですね。
さて、本日は分譲マンションの媒介を締結してきます。
その後、別件で戸建ての売却依頼を頂いているので調査をしてきます。
ではまた明日
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