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先週は、悪質セールスの件でいろいろあったのですが、同じくらいの時期に管理物件にお住いの女性から変な相談を受けていました。
このお部屋、RCの１Kで２階なのですが、深夜の緊急連絡受付センターに「バルコニーに人がいるような音がした」との通報が入りました。
受付センターでは「１１０番通報するように」とアドバイスしたのですが、「人を目撃した訳では無いので様子を見ます」との返答だったそうです。
翌日、自分がその女性に連絡して確認しました。
女性 「夜の１時半頃バルコニーに人がいる気配がしたんです」
クマ 「何か音がしたんですね？」
女性 「はい、歩くような小さな音なんですけどハッキリと聞こえたんです」
クマ 「カーテン開けてみたんですか？」
女性 「いえ、怖くてしばらくしてから電気つけたんです」
クマ 「で、誰もいなかったんですか？」
女性 「はい、でも何となく隣の部屋の窓が閉まる音が聞こえた感じで・・・」
このお部屋は２階なので、バルコニーに侵入するなんてのはリスクが高い行為で、鍵が掛かってカーテンも閉まっているのに入るなんて考えにくいかと思います。
クマ 「お隣の人が怪しいのですか？」
女性 「いえ、そんな事しないですよね・・・ 私の勘違いだと思うのでもういいです」
クマ 「そうですか、では記録に残しておきますので、今度何かあったら迷わず１１０番通報して下さいね」
こう言う案件で一番怖いのは、ストーカーや変質者に本当に狙われていた時です。
事件が起きてからでは取り返しがつかなくなるので自分としては警察に届け出をして欲しいと思っていましたが、通報者が寝ボケているとかメンタル的に疲れている人の場合もありますので様子見していました。
が、そのちょうど１週間後、再度入居者さんから連絡がありました。
女性 「今朝になって気がついたんですけど、網戸がいつもと違う位置にズレていたんです」
クマ 「毎回同じ位置だったのに左右逆とか？」
女性 「それだけじゃなくて、机の上に見たことも無い生地の布が置いてあったんですよ」
クマ 「えっ〜 もう警察呼ばないとダメですよ」
女性 「でも、何か盗られたとか無くて鍵も掛かっていたんです」
クマ 「合鍵渡してる人とかいませんか？」
女性 「いえ・・・ いないです 鍵交換した方が良いですよね」
クマ 「ですね、実費頂きますけどこれから交換しに行きます」
即、警察を呼ぶべき案件だと思いましたが、通報するのを嫌がるので部屋に行って説得してみようと思い現地へ到着。
鍵の交換を終えて、入居者さんとじっくり話をしてみました。
クマ 「バルコニー側の窓って、鍵が掛かっていたんですよね？」
女性 「はい、しっかり掛けていて、今朝見た時も掛かってました」
クマ 「そうすると玄関ドアしか侵入口は無いと思いますけど、鍵を無くしたとか合鍵渡した事あったりしませんか？」
女性 「いえ・・・ 無いです」
クマ 「置いてあった布ってのは？」
女性 「これです」
見せてもらいましたが、１センチ四方程度の小さな切れ端のようなオレンジと黒の布でした。
女性 「私、オレンジと黒の生地の服持っていないし、手帳の上に置いてあるなんて絶対変なんです」
クマ 「何でしょうかね？ これハロウィンで良く使ってる色ですね」
女性 「ハロウィンだから置かれたのかしら？」
クマ 「まぁ そう言うのは管理会社で無く警察に連絡しないといけません」
女性 「でも、何も盗られてないし、警察ってのも抵抗ありますので」
クマ 「いや、こちらも入居者さんに万が一の事があるのは困りますから」
女性 「ちょっと考えますよ」
クマ 「でしたら、私が良く出入りしている生活安全課の相談担当の人に電話で届出だけしましょうよ」
女性 「・・・ 捜査とか大げさになりませんか？」
クマ 「盗られた物は無いと言っても、心配で会社休むくらい悩んでるんですから放置はダメですよ」
女性 「はい・・・」
クマ 「出だしは管理会社の自分から説明してあげますから途中で電話代わって下さいね」
と、言う事で警察署へ出向いてくれる雰囲気では無かったので生活安全課へ電話で届出をしました。
かなり詳細に状況を聞かれまして、「記録の受付」と「巡回強化します」との事です。
わざわざ警察署や派出所へ行かなくても記録を残すだけなら電話でも大丈夫なのです。
少しでも、入居者さんの気が休まれば良いと思いますが、一番効果があるのは鍵の交換だと思います。
このお部屋の場合は、入居時に新品交換しているので、前の入居者が持ちっぱなしと言う事はありません。
もちろん、中古品の使い回しもしていませんので、簡単に侵入するなんてのは合鍵か、鍵開けのプロだと思います。
まぁプロが入ったら何か盗っていくと思いますので・・・
あとは勘違いのケースですが、網戸の位置と布きれの件が謎な感じです。
一応、警察からも「何かあったら１１０番」と言ってもらえたのが心強いところです。
さて、本日は午後から売買系の調査研修参加で都内に行って勉強してきます。
その後は会社に戻って先日の打ち合わせの続きをして、飲み会となります。
忙しい１日になりそうです。
ではまた明日
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先週は、悪質セールスの件でいろいろあったのですが、同じくらいの時期に管理物件にお住いの女性から変な相談を受けていました。
このお部屋、RCの１Kで２階なのですが、深夜の緊急連絡受付センターに「バルコニーに人がいるような音がした」との通報が入りました。
受付センターでは「１１０番通報するように」とアドバイスしたのですが、「人を目撃した訳では無いので様子を見ます」との返答だったそうです。
翌日、自分がその女性に連絡して確認しました。
女性 「夜の１時半頃バルコニーに人がいる気配がしたんです」
クマ 「何か音がしたんですね？」
女性 「はい、歩くような小さな音なんですけどハッキリと聞こえたんです」
クマ 「カーテン開けてみたんですか？」
女性 「いえ、怖くてしばらくしてから電気つけたんです」
クマ 「で、誰もいなかったんですか？」
女性 「はい、でも何となく隣の部屋の窓が閉まる音が聞こえた感じで・・・」
このお部屋は２階なので、バルコニーに侵入するなんてのはリスクが高い行為で、鍵が掛かってカーテンも閉まっているのに入るなんて考えにくいかと思います。
クマ 「お隣の人が怪しいのですか？」
女性 「いえ、そんな事しないですよね・・・ 私の勘違いだと思うのでもういいです」
クマ 「そうですか、では記録に残しておきますので、今度何かあったら迷わず１１０番通報して下さいね」
こう言う案件で一番怖いのは、ストーカーや変質者に本当に狙われていた時です。
事件が起きてからでは取り返しがつかなくなるので自分としては警察に届け出をして欲しいと思っていましたが、通報者が寝ボケているとかメンタル的に疲れている人の場合もありますので様子見していました。
が、そのちょうど１週間後、再度入居者さんから連絡がありました。
女性 「今朝になって気がついたんですけど、網戸がいつもと違う位置にズレていたんです」
クマ 「毎回同じ位置だったのに左右逆とか？」
女性 「それだけじゃなくて、机の上に見たことも無い生地の布が置いてあったんですよ」
クマ 「えっ〜 もう警察呼ばないとダメですよ」
女性 「でも、何か盗られたとか無くて鍵も掛かっていたんです」
クマ 「合鍵渡してる人とかいませんか？」
女性 「いえ・・・ いないです 鍵交換した方が良いですよね」
クマ 「ですね、実費頂きますけどこれから交換しに行きます」
即、警察を呼ぶべき案件だと思いましたが、通報するのを嫌がるので部屋に行って説得してみようと思い現地へ到着。鍵の交換を終えて、入居者さんとじっくり話をしてみました。
クマ 「バルコニー側の窓って、鍵が掛かっていたんですよね？」
女性 「はい、しっかり掛けていて、今朝見た時も掛かってました」
クマ 「そうすると玄関ドアしか侵入口は無いと思いますけど、鍵を無くしたとか合鍵渡した事あったりしませんか？」
女性 「いえ・・・ 無いです」
クマ 「置いてあった布ってのは？」
女性 「これです」
見せてもらいましたが、１センチ四方程度の小さな切れ端のようなオレンジと黒の布でした。
女性 「私、オレンジと黒の生地の服持っていないし、手帳の上に置いてあるなんて絶対変なんです」
クマ 「何でしょうかね？ これハロウィンで良く使ってる色ですね」
女性 「ハロウィンだから置かれたのかしら？」
クマ 「まぁ そう言うのは管理会社で無く警察に連絡しないといけません」
女性 「でも、何も盗られてないし、警察ってのも抵抗ありますので」
クマ 「いや、こちらも入居者さんに万が一の事があるのは困りますから」
女性 「ちょっと考えますよ」
クマ 「でしたら、私が良く出入りしている生活安全課の相談担当の人に電話で届出だけしましょうよ」
女性 「・・・ 捜査とか大げさになりませんか？」
クマ 「盗られた物は無いと言っても、心配で会社休むくらい悩んでるんですから放置はダメですよ」
女性 「はい・・・」
クマ 「出だしは管理会社の自分から説明してあげますから途中で電話代わって下さいね」
と、言う事で警察署へ出向いてくれる雰囲気では無かったので生活安全課へ電話で届出をしました。
かなり詳細に状況を聞かれまして、「記録の受付」と「巡回強化します」との事です。
わざわざ警察署や派出所へ行かなくても記録を残すだけなら電話でも大丈夫なのです。
少しでも、入居者さんの気が休まれば良いと思いますが、一番効果があるのは鍵の交換だと思います。
このお部屋の場合は、入居時に新品交換しているので、前の入居者が持ちっぱなしと言う事はありません。
もちろん、中古品の使い回しもしていませんので、簡単に侵入するなんてのは合鍵か、鍵開けのプロだと思います。
まぁプロが入ったら何か盗っていくと思いますので・・・
あとは勘違いのケースですが、網戸の位置と布きれの件が謎な感じです。
一応、警察からも「何かあったら１１０番」と言ってもらえたのが心強いところです。
さて、本日は午後から売買系の調査研修参加で都内に行って勉強してきます。
その後は会社に戻って先日の打ち合わせの続きをして、飲み会となります。
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