自分がこのブログを始めたのは2005年で約15年前なのですが、賃貸管理の仕事に関わり出して22年経過してますのでブログで日常を表現しだす以前に7年くらいの期間があります。
そのブログを書く以前の時期は賃貸管理の仕事は過渡期と言うか、今と比べるとかなり雑な時期だったと今振り返ると思うものです。
特に、原状回復ガイドラインが取りまとめられる前の解約立ち合いに関しては、「新品で貸したのだから新品にして戻すのが当然」とか「何で貸主がリフォームするんだよ」何て言う大家さんが結構いた時代だったので、立ち会う側も「大家さんがそう言ってますから」と間に挟まれながら嫌な思いをしたものです。
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昨日は先日引越しを終えた実家の解約立ち合い日でした。
解約立会担当さんの資料には居住年数49年3ヶ月と記載されていたので、自分自身が1歳の時に引越してきて父母も20代後半の頃から住み続けていたのですね。
自分は20代の初めに引越してしまったのですが、20年ちょっと住んでいた部屋に入るのが最後だと思うと寂しくなるものです。
同じ階段の5階から2階に引越して家具や家電の配置を以前と同じにしたので室内に関しての違和感は全くありませんが、見晴らしだけは大違いです。
父母が最後まで引越しを嫌がっていた理由になっていましたので残念ではありますが、50年も見晴らしたのだから上り下りの不便さと引き換える時になったと解釈して欲しいところです。
今回、解約査定の担当さんが来る前に粗大ごみを下ろしたり、もう入れなくなる室内の写真を撮影していたのですが、うちの親はコンクリの壁に自分でクロスを貼っていて、そのクロスをはがしたところシールが出てきました。
小さな子供が貼っちゃうんだよね。
と、考えましたが自分が貼ったと言う事でしょう・・・
バカボンのシールは全く記憶に無かったのですが、クロスがきちんとはがれない部分に丸いシールの跡が見えます。
もしかして、レインボーマンのシール?
レインボーマンのシールだけはなぜか記憶にあります。
何とかはがして見たい。
遺跡発掘のように丁寧にチャレンジしてみましたが、完全に取り切れないところで時間切れ。
間違いなく自分の記憶にあったレインボーマンのシールです。
昭和47年から48年に放送されていたそうですので、自分が3歳か4歳の時に貼ったシールなのでしょう。
懐かしいものを見ましたよ。
そして解約立ち合いが始まりました。
うちの母親の話では、解約立ち会いで50万円くらい支払った知人がいるとのことだったのですが、今どきそんな請求をするとも思えずURさんの査定担当さん(50代くらいの男性)の対応を見学させてもらいました。
自分と父親で立ち会ったのですが・・・
担当さん 「こちらは畳の破けがありますので請求の対象に・・・」
父親 「おかしいだろ、50年も住んだんだから劣化するのは当然だよ」
担当さん 「契約上、経年劣化と破損した項目は別になってまして・・・」
父親 「いや、そんなことは聞いてない」
クマ 「50年前の契約書に書いてあったってことでしょ?」
担当 「はい、その後何度か契約書の改定を行いご署名頂いてますので・・・」
クマ 「わかりました、全部査定して金額を教えて頂いてからお話ししましょう」
なんか、険悪な雰囲気になってやりにくそうな感じだったのですが、こう言う場面には何度も遭遇しています。
実は、自分が査定した場合はどのくらい請求することになるのか、事前にざっくりと計算を出していましたので、その金額以下であれば良いだろうと思ってたので、全部計算出しての金額が知りたかったのです。
途中、父親が部屋の元鍵を忘れてきたので新居に取りに行って、自分と担当さんの二人になりました。
クマ 「すみませんね、うちの親は結構主張するタイプなんですよ」
担当さん 「いえ、慣れてますので大丈夫です」
クマ 「でしょうね、URさん件数多いし、いろんな入居者さんいそうですからね」
担当さん 「いえいえ、とんでもない」
クマ 「もしかしてiPadにデータ入れてその場でプリントアウト?」
担当さん 「はい、各修理項目の単価が入っているので正確に計算できてその場で金額を明示できるんですよ」
クマ 「うちも何年か前にモバイルプリンターとパソコンで即精算の仕組み作ったことがあるんですけど、重くて自然消滅しました」
担当さん 「もしかしてご同業の方ですか?」
クマ 「そうなんです、今どき高額請求とかできる訳無いのに親が心配してるので」
さすが、URさんは進んでます。
最新の単価で計算して、その場で金額を明示してサインしてもらう仕組みになっているので、あとは破損個所の判定を納得してもらえれば会社に戻ってから残業して事務処理とか不要な訳です。
iPadもパソコンより軽いしプリンタもワイヤレスで実にいい感じでしたよ。
で、iPadへの入力が終わり請求書をプリントされました。
あまり詳しく書きすぎて迷惑かけてしまうと悪いので概要だけ書かせて頂きますが、完全な破損や紛失してしまった物に関して請求する感じで自分にはわかりやすい内容です。
一番驚いたのは清掃費用なのですが、うちの親は古いタイプなので結構丁寧に掃除して明け渡しをしました。
自分の感覚では、退去時に丁寧に清掃しても「指定業者でハウスクリーニングを実施して◯万円(税別)を請求する」と言った「契約の特約事項が有効です」の流れで通しています。
これがまた、今回の請求は清掃が足りない部分を数百円単位の実費負担で業者清掃しますとの部分負担での精算方法でした。
結局のところ自分が独自計算して推定した金額の半分以下の請求額だったので全く不満が無く立ち会いが完了しまして、即原状回復費用を銀行振込みさせて頂きましたよ。
なんとも勉強になりました
と、言うことで昨日は千葉市内一望の景色を見納めして無事に引越と精算を終わらせた記念すべき日となりました。
長年5階まで階段を上がっていた生活が終わりましたが、「2階まで上がるのが辛い」となった時にはまた考えます
ではまた明日
そのブログを書く以前の時期は賃貸管理の仕事は過渡期と言うか、今と比べるとかなり雑な時期だったと今振り返ると思うものです。
特に、原状回復ガイドラインが取りまとめられる前の解約立ち合いに関しては、「新品で貸したのだから新品にして戻すのが当然」とか「何で貸主がリフォームするんだよ」何て言う大家さんが結構いた時代だったので、立ち会う側も「大家さんがそう言ってますから」と間に挟まれながら嫌な思いをしたものです。
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昨日は先日引越しを終えた実家の解約立ち合い日でした。
解約立会担当さんの資料には居住年数49年3ヶ月と記載されていたので、自分自身が1歳の時に引越してきて父母も20代後半の頃から住み続けていたのですね。
自分は20代の初めに引越してしまったのですが、20年ちょっと住んでいた部屋に入るのが最後だと思うと寂しくなるものです。
同じ階段の5階から2階に引越して家具や家電の配置を以前と同じにしたので室内に関しての違和感は全くありませんが、見晴らしだけは大違いです。
父母が最後まで引越しを嫌がっていた理由になっていましたので残念ではありますが、50年も見晴らしたのだから上り下りの不便さと引き換える時になったと解釈して欲しいところです。
今回、解約査定の担当さんが来る前に粗大ごみを下ろしたり、もう入れなくなる室内の写真を撮影していたのですが、うちの親はコンクリの壁に自分でクロスを貼っていて、そのクロスをはがしたところシールが出てきました。
小さな子供が貼っちゃうんだよね。
と、考えましたが自分が貼ったと言う事でしょう・・・
バカボンのシールは全く記憶に無かったのですが、クロスがきちんとはがれない部分に丸いシールの跡が見えます。
もしかして、レインボーマンのシール?
レインボーマンのシールだけはなぜか記憶にあります。
何とかはがして見たい。
遺跡発掘のように丁寧にチャレンジしてみましたが、完全に取り切れないところで時間切れ。
間違いなく自分の記憶にあったレインボーマンのシールです。
昭和47年から48年に放送されていたそうですので、自分が3歳か4歳の時に貼ったシールなのでしょう。
懐かしいものを見ましたよ。
そして解約立ち合いが始まりました。
うちの母親の話では、解約立ち会いで50万円くらい支払った知人がいるとのことだったのですが、今どきそんな請求をするとも思えずURさんの査定担当さん(50代くらいの男性)の対応を見学させてもらいました。
自分と父親で立ち会ったのですが・・・
担当さん 「こちらは畳の破けがありますので請求の対象に・・・」
父親 「おかしいだろ、50年も住んだんだから劣化するのは当然だよ」
担当さん 「契約上、経年劣化と破損した項目は別になってまして・・・」
父親 「いや、そんなことは聞いてない」
クマ 「50年前の契約書に書いてあったってことでしょ?」
担当 「はい、その後何度か契約書の改定を行いご署名頂いてますので・・・」
クマ 「わかりました、全部査定して金額を教えて頂いてからお話ししましょう」
なんか、険悪な雰囲気になってやりにくそうな感じだったのですが、こう言う場面には何度も遭遇しています。
実は、自分が査定した場合はどのくらい請求することになるのか、事前にざっくりと計算を出していましたので、その金額以下であれば良いだろうと思ってたので、全部計算出しての金額が知りたかったのです。
途中、父親が部屋の元鍵を忘れてきたので新居に取りに行って、自分と担当さんの二人になりました。
クマ 「すみませんね、うちの親は結構主張するタイプなんですよ」
担当さん 「いえ、慣れてますので大丈夫です」
クマ 「でしょうね、URさん件数多いし、いろんな入居者さんいそうですからね」
担当さん 「いえいえ、とんでもない」
クマ 「もしかしてiPadにデータ入れてその場でプリントアウト?」
担当さん 「はい、各修理項目の単価が入っているので正確に計算できてその場で金額を明示できるんですよ」
クマ 「うちも何年か前にモバイルプリンターとパソコンで即精算の仕組み作ったことがあるんですけど、重くて自然消滅しました」
担当さん 「もしかしてご同業の方ですか?」
クマ 「そうなんです、今どき高額請求とかできる訳無いのに親が心配してるので」
さすが、URさんは進んでます。
最新の単価で計算して、その場で金額を明示してサインしてもらう仕組みになっているので、あとは破損個所の判定を納得してもらえれば会社に戻ってから残業して事務処理とか不要な訳です。
iPadもパソコンより軽いしプリンタもワイヤレスで実にいい感じでしたよ。
で、iPadへの入力が終わり請求書をプリントされました。
あまり詳しく書きすぎて迷惑かけてしまうと悪いので概要だけ書かせて頂きますが、完全な破損や紛失してしまった物に関して請求する感じで自分にはわかりやすい内容です。
一番驚いたのは清掃費用なのですが、うちの親は古いタイプなので結構丁寧に掃除して明け渡しをしました。
自分の感覚では、退去時に丁寧に清掃しても「指定業者でハウスクリーニングを実施して◯万円(税別)を請求する」と言った「契約の特約事項が有効です」の流れで通しています。
これがまた、今回の請求は清掃が足りない部分を数百円単位の実費負担で業者清掃しますとの部分負担での精算方法でした。
結局のところ自分が独自計算して推定した金額の半分以下の請求額だったので全く不満が無く立ち会いが完了しまして、即原状回復費用を銀行振込みさせて頂きましたよ。
なんとも勉強になりました
と、言うことで昨日は千葉市内一望の景色を見納めして無事に引越と精算を終わらせた記念すべき日となりました。
長年5階まで階段を上がっていた生活が終わりましたが、「2階まで上がるのが辛い」となった時にはまた考えます
ではまた明日