昨日はファミリータイプ分譲マンションの売買契約が都内でありました。

既に買主さんへの重要事項説明と売買契約書への署名捺印を済ませている、いわゆる持ち回り契約です。


売買物件は埼玉で、買主さんも地元なのですが、売主Aさん(80代女性)が都内にお住まい&ご高齢で、「電車に乗りたくない」とのご希望だったので、自分と営業課N店長で都内まで出向いたのでした。




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売主のAさんは、港区の駅に近い一等地のタワーマンションに一人でお住まいなのですが、関東近県に複数のファミリータイプ区分マンションをお持ちで、何れも新築時に購入して賃貸に出していたところ、そろそろ終活しようと思うとのことで、賃借人の退去があった物件から売却することにしたそうです。

簡単に言うと「お金持ちのおばあちゃん」です。

お金があると物事の判断が素早くなるのか、ご自分の意見を即断する感じで、何か面倒な事があると「じゃぁ売らなくていいよ」となっちゃう場面が何度かありました。

今回の売買契約では、決済日の調整が必要で、Aさんからは「暮れの決済は絶対ダメ」と言われて12月にならないギリギリの11月末での決済日を買主さんと調整したのですが、その事を報告した際に電話口で「11月末なんて年末にするって言うなら違う人にして!」と言われてしまった感じです。

買主さんは、出張が多いサラリーマンで、銀行営業日に合わせて金消契約と決済で2回も休む関係上、調整が大変だったのですが、Aさんの場合は、「寒い時期に出歩きたくない」と言うのが理由です。

これを電話で説得する自信が無かったので、契約で対面した際にご理解頂こうと思いN店長と出張契約で都会まで出向いた感じです。

Aさんからは、契約場所は自宅では無く「駅の近くにあるカフェにしましょう」と電話で指定されました。

クマ 「カフェって、何て名前のカフェですかね?」

Aさん 「なんだっけ? 忘れちゃったけど、駅の東口出て左に曲がったところにホテルがあるから来てくれたらわかるわよ」



IMG_3406そんな単純な感じで向かったのですが、Aさんの指定したホテル付近にはカフェと思えるお店はレストランまで入れると複数あり、しかも駅直通通路の2階と、ご自宅から歩いて来るルートの1階も入れると10件くらいお店があります。

結構予定時間より早く到着していたのですが、先にAさんが店に入っていないか探した後に二手に分かれてAさんの到着を待ち無事にお会い出来ました。




N店長 「おはようございます、凄い大都会でお店が全然わからなかったですよ」

Aさん 「そうかしら、確かにお店がたくさんあるわよね、カフェってのはホテルの下にあるカフェよ」

クマ 「田舎者二人には全然わかりませんでしたよ」


IMG_3405N店長 「先日、買主さんへの重要事項説明と調印が終わりまして本日、Aさんが署名押印した後に手付金が振り込まれる流れです」

Aさん 「わかったわ、で、決済は早くしてくれたかしら?」

N店長 「買主さんの都合もありまして12月に入らない11月30日でお願いします」





Aさん 「え〜 11月末なんて年末なのよ、もっと早めてもらえないの?」

N店長 「買主さん、思いっきり仕事を調整して頑張った結果11月末なので、お願いします!」


恐らく、このシーンを電話でやっていたら「契約やめる」と言われたかも知れません。

が、そこは顔を合わせて情に訴える作戦で行こうと思ったので想定内でした。

クマ 「もしかして、11月30日に別のご予定があるって感じですか?」

Aさん 「別に予定なんて無いわよ、寒いのに電車で移動するのが嫌なの」

クマ 「そうですよね、30日の朝、私が車でお迎えに来て決済終わったらご自宅までお送りしますので安心して下さい」

Aさん 「そこまでしてくれるの・・・ わかった じゃぁ11月30日でいいよ」


その後は、無事に調印手続きが終わり、自分的にはホットしていたところ、以降の9割がAさんの昔話でした。

これが、契約調印前の9割が昔話だと辛い時間になったかと思いますが、先の1割で終わったことで実に楽しく話を聞くことが出来ました。

Aさん 「そんな感じで、私がいろいろ急いでるのは、人生の終りがいつくるかわからないからなのよ」

N店長 「いやいや、お元気なんだから、まだまだ長生きされますよ」

Aさん 「健康に気をつけてても階段で転んだり事故に遭って死んじゃうとかあるからね」

クマ 「そう言われちゃうと心配になりますけど、いろいろ整理して終活しようってのは立派ですよ」

Aさん 「ほんと、他のマンションも何とかしなきゃいけないから、ゆっくりしてられないのよ」

N店長 「大丈夫です、他の物件もお手伝いしますので」

Aさん 「寒い時期は嫌だからね」



Aさん、お子さんがいないので高齢のご兄弟に迷惑が掛からないように所有している不動産の処分を元気なうちに終わらせたいとの希望です。

来年の春くらいには別の物件の物語が出来る予感がしてます。


結構ドキドキな契約になりましたが、無事に終わって良かったです!




ではまた明日


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