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1先月から30年ぶりに交流が復活した高校時代の友人

自宅が隣家からの類焼で全焼して、1分でもタイミングが遅れていたら本人もこの世の人では無くなり、自分自身も気がつくことなく高校生の時の記憶だけで脳の片隅に残っている人となっていたことでしょう。





運命や縁を感じる出来事ですが、本人にしてみたら1人で暮らしていた大切な家を失った人生の一大事である訳です。


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昨日は燃えてしまった友人宅の仏壇にあった親御さんのご位牌を探しに火災現場まで行ってきました。

友人の話しでは「仏壇は1階にあったが、2階の一番重たい部屋が倒壊して埋もれているので手作業では無理」とのことでしたが、解体の現場立ち合いを何度も経験している自分は「そんな状態だと解体屋さんが作業中に発見してくれる可能性は低い」と思って手作業で発掘をすることを主張していた感じです。

クマ 「解体屋さん、重機でガサっと土まで掘って持ってく感じだから見つけられないよ」

友人 「それならそう言う運命だから仕方ないし、大変だからやめとこう」

クマ 「育ててくれたご両親の位牌なんだから、探す努力をして見つからなかったら諦めなよ」

友人 「お寺に言えばまた作ってくれると思うし、柱とか瓦とか本とか積もってるし無理だよ」

クマ 「スコップも長靴も用意したし、筋トレだと思えばイイんだよ、探しに来たって姿勢だけでも親御さんが見てると思うから」


友人は頭が良すぎて何事にも理屈をつけて反発したくなるタイプだったとの記憶が蘇りました。

高校時代から変わらないものだと思いましたが、その延長で難しすぎる本を集めて自分の知りたいと思うことを探求する生活をしているのでしょう。

それでもご両親には感謝している優しい部分のあるタイプなので、今回は自分に遠慮しているようにも見えたので押しかけるように位牌の発掘作業を開始。

3仏壇がどこら辺にあったのか、友人本人しか知らないので、指示してもらい位置的に怪しいところを掘ることにしました。

建物の2階には自分専用の図書館を作るために所蔵していた大量の書籍がありました。

特にぶ厚過ぎる辞書系が重く、昭和築の在来木造は地震の時でも危なかったことでしょう。






クマ 「こんな分厚いの買わないでネットで調べたりすればいいんじゃ無いの?」

友人 「いや、もう販売していない本は特に価値があるし、自分の図書館作るつもりだから」

クマ 「え・・・ また買うの? 電子書籍にしときなよ」

友人 「は・・・ そんなの絶対ダメだし、失った本はもう買えないのあるけどまた集めるから」


価値観の領域に関しては人それぞれの問題なので、何を集めようと趣味にケチつけるようなことはしませんが、火災保険が出たら一気に本を買いまくりそうなので生活が心配なのです。

2やたらと藁みたいなのが出てきますが、わら葺きの屋根だった訳では無く多分、畳が分解されたものなのでしょう。
これがまた材木や書籍、土砂みたいな灰に混じりあって実に掘りにくい感じ・・・
友人 「もう無理、腰が壊れるからやめよう」

クマ 「まだ5分しかやってないから、もっと出来るよ」






自分的には登山の状態と似ていると思いました。

登りの際には最初の5分くらいが一番辛くて心拍数が上がり、やがて慣れてきて辛さが減る。

自分は50分に1度休憩するのが登山のマイルールなので5分や10分では中断したく無い感じです。

分厚い書籍に関しては、その部分を引っこ抜くと大きな空間が出来てそこにスコップを突っ込むと更に掘りやすくなる。

そんなことを繰り返して30分。

友人 「もう、ほんといいよ、ここまでやって見つからないんだから諦めよう」

クマ 「確かに疲れたな・・・ でも何となく近くなって来た気がするから続けよう」 


ご両親が掘り出して弔って欲しいと言ってる気がするんだ。


4と、言いかけたのですが、そんな事を言うと見つからなかった時に心に傷を残してしまうと思い、筋トレや登山をしている意識で掘り続けたところ、木製の何かがスコップの先に当たりました。

更に周りを掘ってみると四角い。








5クマ 「これさ、仏壇の蝶つがい部分じゃないかな?」

友人 「あ・・・ 仏壇かも知れない」

クマ 「やったな、後は手で灰をどけよう」


ここからはスコップを置いて丁寧に手作業で遺跡調査のように発掘作業。







6一部は焼けて灰になっていますが、間違いなく2基の位牌。

お父様とお母様のご位牌です。

友人は丁寧に灰を洗い流します。








7同時に金属製の仏様も発掘。

こちらもご両親が拝んでいた大切なものなのでしょう。

クマ 「良かったな、諦めないで正解だった」

友人 「ほんとありがとう、これ写真撮って親戚に報告するよ」






そんな感じで大変有意義な発掘作業となりました。


気持ちの問題、価値観の問題、いろいろ考え方があると思いますが、行動出来る時に行動しないと言うのは得られる経験を放棄するようなものなのでしょう。

とは言え、火事でも病気でも事故でも人は突然に消えてしまう存在です。


今後は思ったことをやろう・・・


そう言う考えの大切さを強く感じた場面に導いてくれたことに感謝です。


さて、本日は朝の7時から2時間ほどWEBでセミナーを受講していました。

やりたいことをやろうと思っている自分なので、今後の為になる方向へ頑張るべく進んで行きます。

その件に関しては整理出来てから報告させて頂きますね。


ではまた明日


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