賃貸管理クレーム日記

2005年より続いている賃貸管理担当者による日記です。 賃貸管理の他に売買、相続案件の対処等々いろいろ経験中。 人間ドラマ連続のブログ記事には同じような状況の方も多くいらっしゃることでしょう。 日記の枠を超えた考えさせられる物語を毎日更新でお届けしています。

2026年01月

連絡頂けないから・・・

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昨日は滞納状態になってしまった借主さん宅を訪問してきました。




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今回滞納した借主さんとの賃貸借契約は20年前の契約で保証会社に加入していません。

その昔は自分のブログでも滞納トラブルが多く登場していましたが、今どきは保証会社必須にしているので滅多に対応することが無くなっていました。


そんな感じで保証会社未加入の方が滞納した場合の初動は家賃管理をしている管理会社となります。

明け渡しを求めるとか揉めている状態になったらオーナーさんに本人訴訟して頂くか、弁護士先生なりにお願いするのですが、費用も時間も掛かるのでオーナーさんも「管理会社の段階で解決してよ」と強く期待する訳です。

で、昨日の借主さんは過去に遅延を繰り返していた時期があって、その際にオーナーさんから「管理会社が手ぬるい」とか「管理会社の責任で明け渡しまでして」等、いろいろご注文があったので、管理課スタッフから自分にバトンタッチした案件です。

以降は遅延が終わりオーナーさんとも良好な関係が続くこと7ヶ月。


まだ滞納1か月なのですが、良く無いのが自分からの連絡を無視していること。

今まではメールでもやり取りできる人だったのに返答無し。

携帯電話に連絡して留守電にメッセージ入れても返答が一切ない状態になりました。

「そちらが無視するなら、連絡もしないで滞納状態を積み重ねて訴訟できる状態にする?」

と、オーナーさんと打合せして来月いっぱいくらいまで様子見する予定になったのですが、ふと思ったのが「借主さん室内で倒れちゃったのでは?」と、言うこと。


借主さんは60代で自営業、契約書上は奥様と二人でお住まい。

なので、「万が一のことがあったら奥さんから電話が入るだろう」何て思っていましたが、よく考えたら奥さんが一緒に住んでいるのを見たことがありません。

しかも今まではメールでも電話でも必ず返答が来ていた・・・


01271もしかして倒れているかも知れないとの心配が強くなって訪問してみました。

車が停めてあるので在宅しているはず・・・

モニターホンが無くてチャイムだけの家は居留守を使えないと言う状態だと良くわかります。

チャイムを押して様子見すること10秒。

反応なし・・・

もう一度押すと中から声がしました。




ご主人 「はい、どなたですか?」

クマ 「〇〇さん、連絡頂けないから心配で見に来たんですよ」


ここで玄関ドアが開き、ご主人様と対面。


ご主人 「家賃の件?」

クマ 「振込んだはずだとか、メール見て無かったとか電話も気がつかなかったとか面倒な話無しで今後のこと話しましょうよ」

「振込んでるはず」と瞬間的に言い訳したり、いろいろな物語を聞かせてくれるのが滞納者アルアルです。

特に「〇月〇日に振込んだ」何て言われると確認のために経理担当に調べてもらうと言った状態になるので、そのようなことが無いか調べて訪問するのが鉄則です。


クマ 「留守電にメッセージ入れたのに返答出来ない理由があったんでしょうけど、理由を聞きたい訳では無くて今後どうするのか確認したいですよ」

ご主人 「・・・ すみません取引先が倒産して売掛金が回収出来ないんです」

クマ 「そうでしたか、それはお家賃は払えないし引越し費用も用意できないってことですね」

ご主人 「いえ、その話とは別で大きな取引があるので結構なお金が入る見込みなので、それが確定したら連絡しようと思ってたんです」

クマ 「それが確定したら連絡では無くて振込んで頂けますかね」


ご主人 「もちろんそうします・・・ 大金なので引越し費用も出来るかと」

クマ 「大家さんに良い事を伝えて実現出来ないと心証悪いですし、去年みたく明け渡し訴訟の話が復活しないようにお願いしますよ」

ご主人 「訴訟ですか、そう言えば最近明け渡しの時に包丁で刺された事件ありましたね」

クマ
 「ありましたね、自分は訴訟になったら訪問しませんから管理会社と話が出来るうちに正常化できると良いですね」


と、冷静にお話しすることが出来ましたが、言い訳や物語を長く聞いても時間の無駄と言うものなのでしょう。

しかも玄関前での立ち話し。

ご主人さんも寒いのに部屋に入れてくれないってのもご事情がありそうに思いました。


一応、オーナーさんは3ヶ月の滞納で訴訟をすると自分と一緒に弁護士先生と打ち合わせ済みなので、暖かくなった頃に動きが出てくることでしょう。



どうなりますかね・・・




ではまた明日


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考え過ぎ・・・

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昨日は売買仲介した土地の確定測量に立ち会ってきました。

確定測量は土地家屋調査士さんが測量した図面を元に隣地所有者や道路との境界を確認する手続きです。

現在、売買契約を終えて決済待ちの段階の案件なのですが、土地を購入された買主さんが隣地所有者の方と初対面する機会でもあります。


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土地を売却する際、地続きである隣地所有者さんにも「購入意思はありますか?」と声を掛けて、金額で競りあった結果、隣地所有者さんに購入を諦めて頂いた経緯があり、隣地所有者さんは当社に対して良いイメージが無いことでしょう。

ちなみに土地の売主さんはご都合が悪いとのことで当社に確定測量の立ち合いを委任。

隣地所有者さんと折衝をしていた担当を出すのも気まずいので自分が立ち会いをしました。



01261今回、一番大きな課題は隣地所有者さんとの境界にあるブロック塀の取り壊し交渉です。
高さ2mあるブロックで、控え(支える壁)があるのですが圧迫感があるのと歩道に車が出る際に視界の妨げになるので買主さんの費用負担で撤去して低めのフェンスを買主さん側の敷地内だけで作ると言うお話しです。







簡単に言うと、「境界上に建っている共有の塀を取り壊して新たに自分の土地の中でフェンスを作ります」と言うわかりやすい話しなのですが、そう言う場面では感情的な問題になる可能性があるのです。



01262自分自身、過去に共有の芯積ブロックで嫌な思いを数多く経験してきました。


何れも冷静に話を伝えれば悪い話では無いのにと言う場面で、過去からの経緯や感情的な問題が出て話がストップしたり棚上げされたりとの話を覚えています。







なので結構ドキドキしましたが、今回は買主さん(建売屋さん)の説明に納得されて無事に終了。


考え過ぎでした。



仕事柄、変な方向に行くんじゃないかと考える癖はストレスの元でもあるのでしょう。


前向きで楽しめる思考回路になりたいものですよ・・・





ではまた明日


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振り返れば・・・

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生きている限りはいろいろなことで悩む。

自分の場合は管理物件のオーナーさんや入居者さん等、仕事上で関わっている人から相談を受ける窓口であることで、通常よりも多くの経験が出来ています。

悪い出来事の際に呼ばれることが多いのですが、ホントそう言う立場での経験値を大切にするには記録をすることが重要であるのでしょう。

現在進行中の話はブログでは書けないので控えておきますが、相続とか人間関係の分野も自分の活動内容として重要なジャンルなのだと思い出しました。




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ちなみに自分、今年中に書籍の第三弾を出版する予定でゆっくりながらも準備していますが、このジャンルを忘れていたと言うか、賃貸管理系ばかり気にしていて埋もれている感じでした。

そんなことに昨晩気がついて、忘れないうちにそう言う系での強烈な体験を引っ張り出そうと過去のデータをまとめていました。

その中でも10年前に経験してスリルを味わった物語を思い出して発掘。



01251「調整区域の売却での苦労」+「お金が無い売主さん対応の苦労」+「相続登記放置のリスク」+「隠し子のリスク」+「その隠し子が認知症のリスク」+「売買契約解約交渉」+「成年後見人申し立ての苦労」+「細かすぎる成年後見人さんからの要望」と言う、全部入り的な物語を1件の取引の中で経験していた・・・





この話しを思い出して当時のデータを引っ張り出してまとめていましたが、その出来事の内容はブログでまとめ記事的なページを作っていたと数時間経ってから気がつきました。




対処している最中は辛い・・・

けど終わって時が経つと素晴らしい経験をしたものだと思う。

そう言った物語が他にもあった気がするので更に引っ張り出してみますね。



今朝の埼玉は氷点下の気温でした。

01252先日はマイナス6℃で凍結騒動が起きたので怪しいと思える個所に保温材の補強をしたそうですが、念のため効き目があるか不明な個所にも巻き付けたとのこと。
効果があれば何よりです。

こんな程度で済んでいるのだから恵まれた環境なのでしょう。






雪の多い地域の皆様には大変な状況とお見舞い申し上げます。


ではまた明日


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審査できない?

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もう普通の状態じゃ無いよな・・・

当社のN部長が手掛けている建物の用途変更を伴う大型賃貸案件。

行政機関との許認可を含む調整が続いています。

こんなに長引くとは思っていませんでしたが、振り返ると8月くらいから難航状態が始まって、現在までに様々なことを立証するような対応を求められています。



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すみません、本日の内容は賃貸管理系でも関わることが少ないような分野なので、ちょっと読みにくいかも知れませんが記録の為に書かせて頂きますね。




去年の4月に建築系の法律が変わったことで役所の担当窓口でも手探りみたいな状態で難易度が上がっているそうですが、元々は建物が平成初期の建築で建築確認の後に行う検査済証の交付を行っていないことから始まっています。

ちなみに、検査済証に関しては当時検査自体を行っていないとの事でしたが、平成初期においてはそのような状態でも違法では無いとのことで、数か月前に「対応出来ます」との役所から言われてました。

ただ、建築確認通知書類関係はオーナーさんが紛失していまして、そのような時に確認する「台帳記載事項証明」だけは役所で取得できている状態です。
(但し、建築計画概要書の詳細な図面は残っていませんでした)

その後、次から次へとハイレベルな資料の作成提出を求められていて、一級建築士さんのチームを作って対処をしている感じで、先週やっと申請書類一式を受理してもらうことが出来ました。

しかしながら、その翌日になって建築主事さんの正式な文書で「これでは審査が出来ません」との通知が来た形です。

自分もN部長もストレスが最大化したのですが、申請に携っている建築士さんによれば、「必ず何か出て来るものだ」と言うことと、「翌日に通知くれるだけ早い対応で良かった」と言っていました。


まぁ 文句ばかり言っても宜しく無いのですが、今回問題にされたのは軽微な記載漏れの他、「添付の図面が建築確認を受けた時の図面と同一か確認出来ないので立証して欲しい」と言うご要望でした。


簡単に言うと建築確認通知書に付属されている図面を提出できればそのように言われなかったのでしょうけど、建築確認通知書と付属図面を無くしていることで、当時の建築会社が保管していた図面一式を元に役所へ資料提出していた形です。

・・・


そんなことを言うのかと驚いたものですが、そこら辺上手にクリアする方法が無いかChatGPTやGeminiに相談したところ、数々の対応方法が出てきました。

その中の一つが、建物新築時に公の機関で保管した書類が無いか確認すると言うものです。

市役所の管轄部署全てや県の土木事務所に無かったので無いと思っていたのですが、保健所と消防署に確認すると言うアドバイスがあり、保健所には「30年で廃棄しました」とのことでダメでしたので最後の望みを賭けて消防署に保管されているか確認しました。

N部長が消防署に行って「当時の日付が入った図面が確認できないと大変な事になるんです」と丁寧に丁寧にお願いして「探してみます」との返答を受けて1日経過。

昨日の夕方になって消防署から連絡がありました。

「当時の資料がありましたので確認に来て下さい」とのことN部長は「すぐに伺います」と大興奮。

N部長 「良かった〜  これで助かった! すぐに取って来る」

クマ 「落ち着きなって、その書類が関係無いのだったりするのが、今のうちらのパターンだから期待するだけガッカリすることになるぞ」

N部長 「え・・・ いやでも、早く確認したい」

クマ 「なんかさ、違う図面だったとか残念な報告してきそうな予感がするから俺も行くよ」



ここ最近、N部長から悪い報告ばかりLINEや電話で受けているので、運気が悪く無いと思い込んでいる自分が行った方が良い結果になると思いました。


01241「これが当時の書類一式です」と、言われて出された書類は今回建築会社から取得した各種図面と一致していました。
大切なのは、同じ図面が日時を明示した書類と一緒になっていることで、その日時を記録したのが消防署と言う公的機関と言うことです。

消防署の担当さんには忙しい中親切にして頂いて感謝です。
N部長は担当さんに最大限の感謝を顔の表情で表していましたよ。





コピーした書類一式を来週早々に役所の担当さんへ届ける予定ですが、これ以上の課題を出されないように祈ってます。


ほんと今回の件で教訓になったことがありますが、その件は無事に許可が下りて工事完了した後で書かせて頂きます。



ではまた明日


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あやちゃん先生と対談させて頂きました。
Profile
クマ
不動産販売会社で7年間マンション・一戸建販売を経験。
その後、賃貸管理が中心の不動産会社にて10年間クレーム対処担当者として経験を積みました。
平成18年10月16日より株式会社シーエフネッツに転職。
平成18年12月1日〜平成19年5月31日まで株式会社月極倶楽部に勤務してサブリース・マンスリーマンション運営業務を行う。
平成19年6月1日〜8月31日まで。
オーナーズエージェントオペレーションセンターにて全国区でクレーム受付業務を行う。
平成19年9月1日よりシーエフネッツ本店勤務
プロパティマネジメント事業部元マネージャー
平成21年12月1日より埼玉県久喜市シーエフネッツ加盟店ベルデホーム株式会社 勤務
令和5年4月 代表取締役就任
(保有資格)
特定行政書士 
全米不動産管理協会認定
CPM(不動産経営管理士)
マンション管理士
公認 不動産コンサルティングマスター
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
管理業務主任者試験合格(未更新)
上級相続支援コンサルタント
相続対策専門士
2級FP技能士・AFP
第四級アマチュア無線技士
第三級陸上特殊無線技士
第二種電気工事士
二等無人航空機操縦士

IREM JAPAN 会員
日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員

本名:熊切伸英


取材履歴
(平成20年11月)
フジテレビ カスペ「お客様は王様かよ」に「賃貸クレーム担当者密着」で約17分出演。
(平成21年2月)
テレビ朝日 「スーパーモーニング」に「クレーム担当者密着」で約13分出演
(平成21年4月)
テレビ朝日 「スーパーモーニング」に上下階騒音トラブルのインタビュー出演
(平成21年5月)
テレビ朝日 「スーパーJチャンネル」「薄型テレビ購入者密着取材」で約5分間出演
(平成22年2月)
日本テレビ 「NEWSリアルタイム」「クレーム担当者密着」で約15分間出演

出版関係

平成22年4月から平成23年3月まで「月刊満室経営新聞」連載
平成22年10月「助けてクマさん!賃貸トラブル即応マニュアル」出版
平成23年5月より平成24年5月まで「週刊住宅」連載
平成30年2月「帰ってきた 助けてクマさん!賃貸トラブル即応マニュアル」出版
連絡先
kumakiri324@gmail.com