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分譲マンションの1室を貸している貸主さんより「転勤が終了したので賃貸借契約を解除したい」との電話がありました。
貸主 「契約期限は2年だから期限まで待たなきゃダメですかね?」
クマ 「2年? 確か普通賃貸借の契約ですよね」
貸主 「2年毎に更新の契約ですよ」
クマ 「〇〇さん、貸しに出すとき説明したと思うんですけど定期借家契約にしてないと大家さんからの解約が困難なんですよ」
貸主 「そんな〜 私がどこか借りなきゃいけないんですか」
クマ 「まぁ入居者の方に事情話して了解してもらえれば良いんですけどね」
貸主 「でも、2年の契約なのに・・・」
クマ 「借地借家法で、貸主からの解約には厳格な正当事由が必要なんですよ」
貸主 「転勤終わったってのはダメ?」
クマ 「入居者の方がわかりましたって言ってくれれば良いんですけど、嫌ですって言われた場合に家賃さえ払っていれば居住を続けられるんです」
貸主 「なんか不公平ですね」
クマ 「だから定期借家契約にするかどうか確認したんですよ」
貸主 「そうでしたっけ? もう何年も前だから忘れちゃいましたよ」
クマ 「確認しましたって書面も頂いてますよ」
貸主 「じゃあどうすればいいんですか?」
クマ 「〇〇さんが希望するなら入居者に連絡しますけど、更新期限の1年前〜半年前の期間に通知しないとダメなんですよ」
貸主 「じゃぁそれでお願いしますよ」
クマ 「借主さんの中には引越費用請求してくる方もいますから、その時は検討して下さいね」
貸主 「なんだかひどい話だね」
クマ 「入居者の方だって期間限定でしか住めないんじゃ困っちゃいますよ」
当社では、貸主さんが途中で帰ってくる(賃貸借をやめたい)事のある場合は、定期借家契約を締結するようにしていますが、期限付きで貸すと家賃が低くなる(借り手が少なくなるから)ので、普通賃貸借契約にするオーナーさんもいます。
入居者の方も、お子様の学区の関係等、転居先探すのに一苦労しますから引越費用を出すのはやむを得ないと思いますがね・・・
まぁ淡々と進めてみますけど
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かといって、定期借家契約ってそんなに普及してないので・・・難しいところですよね。