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きのうはファミリータイプマンションの売買契約がありました。


じっくりと説明を求めるタイプのお客様だったので午前11時から始まって終わったのが午後2時。


わからない事は、わかるまで聞こうって姿勢は素晴らしいです。


全部の説明が終わって、書類関係のコピーを取るのが結構な手間なのですが、今回の物件、売主さんが宅建業者さんでしたのでコピー待ちの間、売主さんも買主さんからいろいろ聞かれていました。


近くでコピーを取っているので話の内容が良く聞こえます。


買主さん  「ところで、仲介手数料の3%+6万円に消費税がかかるって事だけど6万円て何ですかね?」


売主さん  「これは、昔からの決まりで6万円プラスする仕組みになってるんですよ」


買主さん  「う〜ん 意味がわからないなぁ・・・」


売主さん  「何ででしょうねぇ」


手数料の話で盛り上がるのはちょっとありがたくないので、コピーを中断して自分が解説に行きました。


クマ  「これですね、昭和の時代に建設省が出した仲介料上限の告示から来てるんです」


買主さん  「3%と消費税は、わかるんだけど6万円は?」


クマ  「物件価格が200万円以下の手数料が5%で200万円超えて400万円までの部分が4%、400万円超えると3%なんですよ」


買主さん  「今回のは3%だよね?」


クマ  「そうなんですよ、簡単に言うと金額に5%と4%の部分も入っているのに3%で計算するから6万円で調整してるんですよ」


買主さん  「う〜ん なんとなくわかったかも・・・」


クマ  「ここからは紙に書いて説明しますね」


売買価格
200万円まで 5%=10万円
400万円までの200万円分 4%=8万円

と、言う事で400万円の物件だと合計18万円の手数料が上限なんです。

これが400万円を3%だけで計算すると12万円になります。

400万円までを5%と4%の2段階で計算した18万円と、単純に400万円を3%で計算した12万円との差額が6万円になるので3%プラス6万円と言っている訳なんです。

※追記 平成30年1月1日より 売主に対しての請求額が最大18万円(消費税抜き)となる改正が行われました。



買主さん  「なるほどねぇ、よ〜くわかったよ」


クマ  「いや〜都会じゃ考えられないけど、普段から400万円以下の物件扱う事が多いんですよ


買主さん  「手数料の上限なんだね」



クマ  「そうですね・・・」



・・・



その後、見事に手数料の値引き交渉になりました



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