br_banner_tsubame←いつもありがとうございます。
クリックすると票が入る仕組みなんです。
   


この仕事をしていていると、年配の大家さんや地主さんと話す機会が多いです。


特に、忙しくない暇な大家さん宅を訪問すると話が止まらないです


年配の方になるほど、いろいろな事を経験されていて、話したい事がたくさんあるのでしょうね。


こちらもやること無くて暇ならじっくり聞かせて頂くのですが、だいたい「次の予定がありますので・・・」と、言って帰らせて頂く事になります。


年配の大家さんと話すと昔話をたくさん聞かせてくれます。


驚くような話や、悲しい話、嬉しかった話しや自慢話・・・


自分は人様の経験談を聞くのが好きです。



だけど不動産の仕事に繋がらなければお金がもらえない・・・


そんな考えが頭の中にあるので次の話しへのステップとして話を聞いている事が大半だったと思います。


でも仕事の話で訪問するんじゃ無くて、昔話を聞きに訪問するって日があっても良いと思います。



更に言うと話を聞くことが仕事だったら良い訳です。


そして、聞いたことをまとめて後世に残すことが出来れば社会的意義のある仕事になる思います。



と、言う類の事を自分は7年前から言ってます。


事業計画書を作ったり、人に話をしたりしていましたが、考えているだけで何も進めていませんでした。



が、先発で「さいちゃん氏」が思い出をまとめる仕事を進め出しました。


さいちゃんはネットやデジタルデータが扱える若者向け、自分は全くアナログな老人向けで進めて行きます。


基本は「消えてしまうはずの記録を後世に残す」ことなのでデータが少ない年配者を訪問して思い出を聞き取ったり写真をデジタル化してまとめたりします。


さいちゃんは現在フリーですので何でもOKですが、自分は仕事してますので、休みの日にいろいろ試そうと思ってます。


・・・


「思ってます」だけだと企画倒れで終わっちゃうので昨日ある人に協力をお願いしました。


お願いしたのは管理物件オーナーさんで一番年配のAさんです。


Aさんは、1915年(大正4年)生まれの今年97歳のおじいさんです。

21歳で2.26事件に反乱軍として参加、24歳でノモンハン事件に参加、その後南方地域を転々としてニューギニアで奇跡的に生き残って終戦を迎えた歴史の生き証人です。

平成24年の現在に至るまで農業だけでなく公益の仕事や賃貸マンション・アパート・貸家・店舗・駐車場の経営も現役で行なっています。


マ  「Aさんの記録をまとめさせてもらおうと思うんですけど」


Aさん  「確定申告かい?」


クマ  「いや、Aさんがいつも話してくれる貴重な話をデータとして残したいんですよ」


Aさん  「えっ? ほんとかい それはありがたいなぁ」


クマ  「人の思い出をまとめるテクニックを習得したいと思ってまして」


Aさん  「いいよ、いくらかかるの?」


クマ  「お金はいりません、第1号で実験台になって下さい!」


Aさん  「そうかい 俺なんて大した経験してないけど良いのかい?」


とても謙虚で優しい方です。


とりあえず、大雑把に生い立ちをまとめておいてくれるとの事ですが、準備ができたら毎週水曜日の定休日に訪問しようと思っています。


image昨日も早速いろんな写真や勲章・感謝状その他思い出の品々を見せてくれました。








あまりにも大量の思い出の品と97年の歴史。


たぶん、週1回2時間くらいの訪問だとかなりの期間が掛かりそうです。


取り急ぎHDのビデオカメラと写真読み取り用のスキャナ、その他自分史まとめに役立ちそうな本を購入しようと思います。


なんだか、すごくトキメイていますが、賃貸管理の仕事はきちんと続けますのでご心配なく


br_banner_tsubame←参考になるブログがいっぱいあります。
次の話はこちらからどうぞ。