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きのう水曜日は、自分が新たに頑張ろうと思っている分野の記念すべき1日でした。


毎週水曜日はこの手の話が多くなると思うので経緯と何をしたいのかを説明します。


自分は平成17年に人の歴史をまとめる仕事で起業しようと思い、お金を貯めていたところ、なかなか貯まらないので株式投資に目覚めました。


見事、儲かりまくって絶好調な時期がしばらく続き、大好きなホリエモンの考え方に共感してライブドアグループ各社に投資。


そして平成18年、ホリエモン逮捕に始まったライブドアショックで驚くほどの大損害



地道に仕事しなきゃいけないと反省して賃貸管理の仕事を頑張った訳です。


たぶんライブドアショックがなければ自分は賃貸管理の仕事辞めていてこのブログも存在しなかったかも知れません。


それから時が経ち、仕事の上で年配の方と接する機会が増えるたびに「じっくり話を聞いてあげたい」と思う気持ちと「その思い出は記録として残すべき」との考えが強くなってきました。


年配の方は、ある意味「思い出に生きている」と思いますし、昔話をするのが生きがいのような気もします。

そして、デジカメやビデオで簡単に記録が残せる若者と違って大切に紙の写真を保管しています。


おそらく紙の写真は捨てられちゃうか虫に食われて無くなっちゃうんじゃないかと思いますし、本人が亡くなると何の写真なんだかわからなくなることでしょう。


そんな感じで記録してないから消えてしまう個人の記憶がたくさんある訳です。


賃貸管理の業界でも「記録をとる」事は仕事の基本です。


トラックレコードがしっかりしている物件と記録が少ない物件では入居者さんへの対応だけでなく、売買する時の信頼度が変わってきます。


その記録も詳しければ詳しいほど価値がある訳です。



で、自分がやりたいのは


「消えていく記憶を記録に変えて後世に残す」

「残した記録を求める人に公開する」

簡単に言うとそんな事です。


これは自分がブログを書くことに対する思いと共通している事ですが、今と違う時代を生きてきた人生の先輩達の記録を残すことは社会的に意義のある素晴らしい事だと強く思うのです。


思いが強くなっても実行しなければ意味が無いですから普段は賃貸管理の仕事に専念しますが、休みの日に実践する事にしました。



長くなったので続きは別の機会に書きますね。



で、いつもの日記に戻ります。


昨日は記録作業を行うために今年97歳になるAさん宅を訪問しました。

第1回目なので、自分が思っている思い出まとめの意義と方法を説明をさせてもらいました。


Aさん  「そうか、私の記憶を残してくれるのは本当に嬉しいよ」


クマ  「Aさん歴史の生き証人だし100歳近いのに記憶力抜群だからやり甲斐がありますよ」


写真 3Aさん  「言われた通り写真を用意しといたんだけどアルバムにノリでくっつけちゃってるんだけど大丈夫かい?」


クマ  「アルバムのページごと撮っちゃいますから大丈夫です」












Aさん 「そうかい、カメラでとるんかい?」


クマ  「このスキャナーっていう機械で撮るんですよ」




写真 2片っ端からスキャナでアルバム写真を取り込みました。


AさんあまりにもキレイにアルバムがPCに取り込まれて行く様子に感動してくれました。






Aさん  「驚いたな〜 この写真機の代金俺が払うよ」


クマ  「えっ いろいろAさんで実験してる様なもんだからお金はいらないですよ」


Aさん  「いや、この機械だけじゃなくてクマさんの気持ちにお金払うよ」



クマ  「ホント、Aさん実験台になってもらうんだからいりませんよ」




まだまだ手探りだし最初の10人位までは練習&技術力向上を図るため無料でやろうと思ってます。


実験台と言うと聞こえが悪いですが、頑張らせて頂きます。




写真 1英語でSCRAP BOOKと書かれたアルバムがあったのでAさんに聞いてみました。

クマ  「これは英語が書かれてるから戦後に作ったアルバムですね?」






Aさん  「いや、英語が禁止される前の昭和15年に自分がまとめたんだよ」


クマ  「戦前は英語なんて使えないのかと思ってました」


Aさん  「敵の言葉だからダメになったのは大東亜戦争が始まってからなんだよね」




それにしても昭和15年と言うことは70年前に作ったアルバムって事です。

意外と紙でも長持ちするものですね



70年前でもAさんは26歳・・・


昨日の事のように写真の解説をしてくれるのが驚きです。


Aさん  「俺が26歳の時は60歳でもすごく年寄りに見えたんだけど97歳まで生きているなんて不思議なもんだよ」


クマ  「すごい時代を生きてきた訳ですからね」


Aさん  「命懸けと言う言葉があるけど26歳の頃は本当に命懸けの時代だったんだよ」


Aさんは226事件の反乱軍を経験したお陰でノモンハンからフィリピン、ニューギニアまで常に最前線に送られたそうです・・・


そんな生存率の低い状態からの長生き人生が不思議だとの言葉は重みがあります。





来週の水曜日も訪問する予定ですが、写真のデジタル化を第一段階とすることにしました。


写真の取り込みが終ってからは、写真に沿っての解説を年表形式でまとめようと考えてます。


毎週訪問するつもりですが、午前中で終わらせると1回3時間程度なのでしばらく通わないと完成しないでしょうね。


頑張ります!

 
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